カテゴリー「一時帰国中」の146件の記事

2015年9月28日 (月)

『日本GP現地ブログ』、決勝当日篇でございます。

今年も日本GP、無事に終了いたしました。F1人気凋落とかいろいろ言われてて、実際、外人ジャーナリストの数はここに限らずどこもかなり減ってるわけですが、でも鈴鹿に来てるお客さんの熱気は、やっぱり特別でした。

ということで決勝当日ブログは、こちらをご覧下さい。

チェッカー直後にコースに観客を入れたのは、確か今年が初めてだったんじゃないでしょうか。

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ペンチで金網をねじ切って、無理矢理乱入してたモンツァなんかと違って、皆さんものすごく行儀が良かったです。表彰台もはるかに盛り上がるし、こういう観客サービスはどんどんやった方がいいですよね。

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年に1回、鈴鹿でだけお会いするまいまいこと、伊藤麻衣子さんとの2ショット。これは去年、まいまいの自撮り棒で撮った1枚です。いつ会っても、若々しさがまったく変わらない女性です。

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2015年9月26日 (土)

そして『日本GP直送ブログ』、初日篇です。

鈴鹿の初日は、ず〜っとしとしと雨でした。

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なのでドライバーたちの大部分はあんまり走らなかったんですが、

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そんな中、先週のシンガポールを勝ったばかりのセバスチアン・ベッテルと、

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そのシンガポールで謎の失速をしたメルセデスの2台は、かなり走り込んでました。さて、今日からの予選・レースはどんな展開になるのか。ということで、初日ブログをこちらにアップしています。

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鈴鹿に来る前に名古屋駅で食べた「きしめん朝定食」、おいしうございました。確か、600円ぐらいだったかな(4,5ユーロ!)。


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2015年9月23日 (水)

「女の顔がフォーミュラー」って・・・。

ほんの数日の日本滞在。実家に泊まった翌朝、時差ボケ解消も兼ねて6時過ぎからいつもの山を走ってきました。

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こうして航空写真を見ると、生まれ育った土地はかなりの田舎だったんだと、改めて実感です。若い頃はそのことに、むしろ否定的な意味を持っていたものですが。

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収穫までまだちょっと早い田んぼのあぜ道には、彼岸花が満開でした。

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そこからガシガシ登って行った、山頂に向かう道にも彼岸花。

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山道の祠(ほこら)の、長さ30cmほどの石彫りの像。確か弁財天、だったかな。でも上に担いでるのは、米俵だよね?

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さらに上に上がって行くと、うっそうと茂る杉林。道は板を渡した階段や、木の根っこがくねくねとむき出しになってました。これが典型的な、日本のトレイルかと。上りはむしろ楽だけど、下りで速度を上げると足が引っかからないよう、かなり気を遣いました。

平地に戻ったところで、こんな看板に遭遇。

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思わず、目が釘付けでしたよ。

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2015年8月21日 (金)

日独の山を、走る。

今月はブログの更新頻度が低くて、申し訳ありません。例年以上の日本の酷暑に、参ってしまってました。滞在終盤は、二日間ほど絶食生活。一昨日にこちらに戻って、ようやくひと息つきました。

夏バテでばったり倒れる前後に、日本とドイツで小さな山をひとつずつ走ったので、その紹介を・・。まずは帰省のたびに出かける、実家の裏山です。

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往復で、ほぼ16km。

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標高差はせいぜい、250mほどです。

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以前も紹介したことがありますが、山あいに茶畑が広がり、実に清涼な風景。もうちょっと奥まで行くと、山葵(わさび)も作ってます。

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千葉山山頂の智満寺に着いたら、この石段を一気に駆け上がり・・たいところですが、そんな元気はすでになく、一段おきに歩くのがせいぜい。

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上りきったところで、仁王様に挨拶。

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娘の合格を祈願してたら、カマキリに挨拶を返されました。

ドイツの山は、その1週間後です。

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実家の山での気温26℃は、朝6時の時点。こちらの17,8℃は、午後6時です(ちなみに明け方は、8℃でした・・)。スパ・フランコルシャンのサーキットから、南の国境を越えてすぐのところです。標高は、ほんの300mほど。

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風情のある田舎道です。

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道路沿いの放牧地にいる牛たちがすごく人懐っこくて、立ち止まると「なんだ、なんだ」と、すぐに駆け寄ってきます。

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よっぽどヒマなのか、日本人が珍しいのか、この「43726」番くん、手を伸ばすとぺろぺろ舐めて来ました。

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国は違えど、田舎ランニングは楽しいです。

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2015年8月14日 (金)

久々の『蕎ノ字』さん。

ずいぶん長いこと伺う機会がなく、来てもわんぱく小僧たち同伴で落ち着いて食事できなかった『蕎ノ字』さん。ほんとうに久しぶりに、ゆっくりさせていただきました。

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いつ来ても、落ち着いた佇まい。今回はスマホしか持っていかなかったため、外観は以前撮ったものの使い回しです。すみません・・。

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全然変わってないどころか、逆に若返った印象の大将。2001年に店を開いて、今年でもう15年目なんだそうです。店内の清々しさは、とてもそんなふうには見えません。

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つき出しの、島田の地野菜の酢の物。今日も尋常な暑さではなかっただけに、まろやかな酢がいっそうじんわり身体に染みていきました。

ここからはお任せで、大将の天麩羅を堪能しました。10皿近く供されたので、ダイジェストで。

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海老の頭(何海老だったか、忘れてしまいました・・)。一尾目は塩、続いて天つゆで。ここは日本酒も充実してますが、今夜はワインをグラスでいただきました。1杯目は、スプマンテ。

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金目鯛の天麩羅です。こちらはまず刺し身で食して、次がこの天麩羅。皮が、とびきり美味しい。大将が揚げると、どうしてこんなに軽やかに仕上がるのか。海老もイカも鱚(きす)も、ひたすらサクサクで、いくらでも胃に収まっていきます。2杯目のヴィオニエが、よく合いました。

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島田のイチジク。火が入ると、いっそう甘い。

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サザエは、天麩羅が一番美味だと思いました。

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こちらも地のトウモロコシ。

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締めの桜エビと、かけ蕎麦。ざるにするか迷ったんですが、出汁の効いたここの掛けが食べたくて。正解でした。

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デザートの抹茶入り蕎麦餅。上に載った黄色いのは、カボチャです。

う〜ん、満足でした。大将の徹底した地産地消のこだわりのおかげで、故郷の食の豊かさが再認識できました。

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2015年8月 9日 (日)

『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』

日本に一時帰国の際は、村上春樹の本を努めて求めるようにしています。というのもこの人の本、電子書籍化されてるものがほとんど皆無だからです。なのでパリでは、キンドルで読むことができない。出版社の意向なのか、村上さん本人の主義なのか。英語版、フランス語版は、いっぱい電子書籍で出てるんですけどね(「走ることについて語る時に・・」英語版購入したけど、挫折しました・・)。

でも久しぶりの紙の読書、楽しいです。まずは、これを読みました。

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半分、写真集みたいな本だし、オールカラーだし、これはキンドルじゃない方が絶対いいですね。スコットランドとアイルランドの、ウィスキー(そして少し、黒ビール)をめぐる旅のお話です。要は、呑みまくり旅行記ですね。

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」というタイトルが、まず素敵です。
「・・・残念ながら、僕らはことばがことばであり、ことばでしかない世界に住んでいる。僕らはすべてのものごとを、何か別の素面(しらふ)のものに置き換えて語り、その限定性の中で生きていくしかない。でも例外的に、ほんのわずかな幸福な瞬間に、僕らのことばはほんとうにウィスキーになることがある。」

ウィスキーをワインに置き換えると、この幸福な瞬間、わかるな〜。「前書きのようなもの」の末尾に書かれたこの文章、そして「あとがきにかえて」の「うまい酒は旅をしない」の下りに、この本のエッセンスが凝縮しています。ここだけでも、本屋さんでぜひ立ち読みを。僕が村上春樹の文章が好きなのは、こういうところなんだと思います。

そして奥さんの陽子さんの写真も、凄くいい!

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今までの人生で、ウィスキーとはあまり真面目に向き合ってこなかったけど、無性に彼の地のパブで味わってみたくなりました。

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2014年10月 2日 (木)

1964年10月1日・・。

日本に到着した10月1日は、東海道新幹線開通のちょうど50年目だったんですね。当時小学生だった僕は父親にせがんで、開通から数日後、静岡から熱海までのわずか2駅に乗せてもらい、大興奮したことを覚えてます(各車両に付いてた自動ドアに、特にびっくり・・)。

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そんな日に、人生初のぞみに乗車できたのも、何かの縁かと。しかも、グリーン車!

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やっぱりどうしても、TGVと比較してしまいます。列車自体の乗り心地はこちらがはるかに上。でもこの狭苦しくて暑苦しいレイアウト、色遣い、もう少しなんとかならないかな〜。

ところでこの日が開通50周年だというのは、品川駅から乗ったタクシーの運転手さんに教えてもらったんですが。何と、

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「私の父親が、1号車を試作したんですよ」と、話し出してビックリ。新幹線の製作を請け負っていた日本車両のエンジニアだったんだそうです。思わず後ろから、写真を撮らせていただきました。恥ずかしがってましたけど。

それから延々、目的地に着くまで、新幹線話に花が咲いたのでした。ちなみに、あの初代0系。丸い鼻の部分が、本当は光るようになってたんだそうです。ところが「電気代がかかり過ぎるからって、泣く泣く止めたって言ってましたね〜」なんだそうです。鼻が光ってたら、全然違うイメージだったでしょうね。

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2014年8月21日 (木)

料理もお皿も素晴らしい、イタリア料理店。

う〜む、日本の酷暑にボーッとしている間に、10日近くもブログ更新をサボってしまったのですね。ネタは、山ほどあるというのに・・。おとといパリに戻ってきて、今朝からベルギーですが、最高気温14℃の陽気でようやく正気に戻ってきました〜。ボチボチ、更新を再開します。

まずは都内のイタリア料理店のお話を。

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『リストランテ濱崎』。南青山の住宅街をしばらく歩いたところにある、目立たない外観のお店です。数年ぶりの再訪でしたが、相変わらず美味しかった。そして絵付けの皿が、実に美しい。

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たとえばアミューズ・ブーシュ(付き出し)のパルミジアーノを載せた、この皿とか、

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9種前菜盛り合わせの、この皿とか。え、どこに絵が描かれてるかって?

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ほら、隅っこに青蛙が。
料理ももちろん、絶品でした。

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静岡御前崎産の生シラスを和えた冷製カペリーニ。

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真鯛。

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マイセン風のお皿には、バルサミコソースをかけて焼いた鶉(うずら)。

僕の注文した豚は、

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赤唐芥子を描いた皿に盛られてました。

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デザート皿も、こんな愛らしさ。

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ワインはスペインのカヴァと、イタリアのメロイという作り手の白。

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義父母も喜んでくれたようで、よかったです^^

『リストランテ濱崎』
〒107-0062 東京都港区南青山4−11−13

03-5772-8520

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2014年8月11日 (月)

尾道も、いい町だったな〜。

ちょっと間が空いてしまいましたが、広島旅行の続きです。宮島観光の翌日、レンタカーを借りて尾道まで行って来ました。

この映像は、尾道市内と瀬戸内海を一望できる千光寺山に上るロープウェイから撮影したものです。この物凄い樹勢のクスノキは、ロープウェイが出発してすぐ真下に見える、艮(うしとら)神社境内のもの。トトロでも出て来そうな、巨木です。

われわれは実は千光寺山頂上にクルマを止めて、まずはそこからテクテク歩いて、市街地へと降りて行ったのでした。

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巨岩がゴロゴロしている山頂。

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そこから風情のある坂道を下って行くと、

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「猫の細道」という小路にぶつかり、さらに歩くと、

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「梟(ふくろう)の館」というカフェに遭遇しました。

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廃屋じゃないですよ。ちゃんと営業中です。撮影禁止で紹介できないのが残念ですが、内部は素晴しく落ち着く空間でした。

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街中では、こんな界隈を散策しつつ、

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『時をかける少女』たちに遭遇したり、

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映画の中で逆回転してた時計を撮ったり、

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名物の尾道ラーメンを食したり、

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ワッフル専門店でひと休みしたり、のんびりした1日を過ごしたのでした。



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2014年8月 8日 (金)

久々に、紙の本を読んでます。

パリにも日本の本屋さんは何軒かあるんですが、気軽に行ける場所にはないし、何より新刊は高い。それで最近はもっぱら、Kindleで電子書籍をダウンロードして、読んでます。

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世界のどこにいてもKindleがネットにさえ繋がっていれば、あっという間にダウンロードできて(だからこそ、つい衝動買いしてしまうのですが)、気軽に読める。「紙の本に比べると、読みにくい」という声もよく聞くし、たとえばうちの嫁はほとんどKindleでは読書しません。でも僕は最初から、ほとんど違和感なく入って行けました。

でも先日、都内の本屋で欲しかった本を買って、久しぶりに「紙の読書」を再開してみて、僕にとっての電子書籍の大きな欠点を二つ、改めて感じました。

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まず、電子書籍のラインナップが、まだまだ圧倒的に少ないこと。この本も3年前に単行本が刊行されたのですが、結局Kindle版が出ることなく、今回文庫版が出版されました。(そもそも村上春樹作品の電子版がほとんど出てないのは、紙でも十分に売れるから?それとも本人の意向?知りたいものです)

もうひとつの電子書籍の欠点は、紙の本のずっしり感がないことですね。これから読もうとする本が、どれぐらいのボリュームがあるのか、どれぐらい読んで、あとどれぐらい残っているのか。それを視覚と触覚で確認できないのは、やっぱり相当に物足りないです。

それにしてもこの本、ものすごく面白いです。

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