カテゴリー「パリ暮らし」の527件の記事

2017年3月30日 (木)

親子3人パリ暮らし。

どうしてもっと若い時にやっておかなかったんだろうと思いつつ、数カ月前から矯正歯科に通っています。

で、口を開けながら先生と話していた時のこと。
「先日、フランス関係の本を、買ったんですよ」「ほおほお」「すごく面白くて」「それは、よかったですね」「で、改めて著者名を見たら、柴田さんだったんですね。びっくりしました。思わず電車の中で、声をあげてしまいましたよ」。
ということだったんだそうです。確かに楽しい偶然です。

Th__20170330_105032親子3人のパリ暮らしを綴ったこの本を刊行してから、そろそろ1年が経とうとしてます。いまだに読んでくれてる人がいるんだと、ちょっとうれしくなりました。

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2016年5月24日 (火)

船便、届きました〜(^^)

3月初めにパリから送った船便が、ゴールデンウィーク明けに新居に届けられました。

段ボール箱や家具などなど、全部で84個・・。それが全部運び込まれた直後の惨状はとてもお見せできないので、比較的整理が済んだ数日後の様子をごく一部分をば。

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パリでは娘の寝室で洋服ダンスに使っていた、Bonetterieと呼ばれる、本来は帽子入れだった家具。あまり機能的じゃないし、日本では置くところもないだろうしと、引っ越し直前まで処分するつもりだったのですが、持ってきてよかったと今はしみじみ思っています。
こういう古い家具が部屋にあると、雰囲気がグッと落ち着くんですよね。なにぶん他の家具はほとんど、IKEAのショールーム状態ですので・・。ちなみにその左は、壊れたまま地下室に放り込んでおいたランプです。素敵なデザインなので、修理して復活させようと、はるばる運びました。

そして帽子入れの上に鎮座してる、サンタクロースとコウノトリ。かわいいでしょ。

Th_img_0334これ、アルザスのクリスマス市で買ったお土産なんですが、実は日本人作家の作品。しかも何と、作者は親しい友人の友人で、僕たちも何度か会っている人だったのです。なんとまあ・・。

一方こちらは、もちろん船便ではないのですが、

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フランス直輸入の極太ホワイトアスパラです。

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感涙にむせびながら、賞味いたしました。

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2016年3月14日 (月)

引っ越し作業中に発掘したものーその3ー

これも、懐かしい発掘物でした。

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ベネチアに住むイタリア人からの、1990年の年賀状です。このオジサン、何でも木彫りで作ってしまう芸術家で、このフィアットも実物大の木製なんですよ。

当時、ディレクターをしてた『世界まるごとHOWマッチ』の取材で仲よくなって、

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その時にいただいた木製蝶ネクタイは、今も愛用してます(^^)。


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2016年3月12日 (土)

引っ越し作業中に発掘したものーその2ー

次にクローゼットから発掘したのは、レース用ヘルメットでした。

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1990年代前半、今はなきF1専門誌『GPX』から、イギリスの有名な「ジム・ラッセルレーシングスクール」を受講・取材してこいと依頼されました。しかも編集部がヘルメットからレーシングスーツ、グローブ、シューズにいたるまで、すべて新調してくれ、ドニントンサーキットにあるスクールの1週間コースに送り出してくれたのです。

当時は日本経済のバブルがはじける直前ということもあり、今思えば信じられないくらいに景気が良かったんですね・・(遠い目)。

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その後はアラン・プロストを始めとする数々のF1ドライバーを輩出したフランスの老舗「ウィンフィールド」も受講し、気分は完全にレーシングドライバーでした。クルマは直列4気筒搭載の、せいぜい150馬力ほどのフォーミュラルノーでしたが、こんなに気持ちのいい乗り物が世の中にあるのかと、本当に夢のような体験をさせてもらいました。

もしかしたらヘルメットは、Araiが太っ腹に提供してくれたのかもしれません。「オリジナルデザインのカラーリングもできますよ」とのことでしたが、スクール開始が目前だったこともあり、アイルトン・セナヘルメットの色違いを大急ぎで作ってもらったのも、今は懐かしい思い出です。

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2016年3月 4日 (金)

引っ越し作業中に発掘した物ーその1ー

無くしてしまったとばかり思っていた写真が、書斎を整理していたら引き出しの奥から出てきました。

在りし日の川端康成です。なぜこんな写真が、僕の手元にあるのか。入手の経緯は、少しばかり奇妙なものでした。

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今から30年以上前、当時勤めていたイースト・パリのオフィスに向かおうとセーヌ通りを歩いていた時のこと。舗道脇の下水溝にこの写真が落ちていたのが、なぜか目に入ったのです。「ん?日本人ぽい人が写ってる・・」とかがんで拾うと、どう見ても川端康成じゃないですか。裏には、こんな文字が記されてました。

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「1970年8月18日、軽井沢に川端康成を訪問する」

1970年といえば、川端の自死2年前です。おそらくこの左側の人物が、書いたのでしょうね。フランスの日本文学研究家か、翻訳家と思われます。パリの街に落ちていた川端康成の写真を日本人が拾う確率は、はたしてどれほどのものなのか。不思議な縁を感じながら、持ち主のことを調べもせず、いつの間にか30年以上が経ってしまいました・・。

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2016年2月29日 (月)

改めてご挨拶いたしますが・・・。

このたび、本帰国することになりました。3月上旬の旅立ちに向けて、引っ越し準備や片づけ、最後の買い物の合間に旅行に出かけたり、F1取材に行ったり、てんやわんやの忙しさで、ブログもすっかりごぶさたしてしまってます。

帰国後もしばらくは、アップが途絶えがちになるかと思いますが、元気でやってます。帰国にまつわる、たとえ引っ越しのドタバタとか、落ち着いたらたっぷり報告させていただきます。

今朝は知り合いのポーランド人に、挨拶に行ってきました。

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息を切らせてサクレクール寺院にたどり着いてから、このおじちゃんと話すのが日課のひとつでした。「当分会えないかもしれない」って言ったんだけど、しっかりわかってくれなかったかも。普段は大道芸で生活してますが、本職は画家です。


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2016年1月18日 (月)

『ソリレス』再訪

日本人シェフのレストラン『ソリレス』に、再びお邪魔しました(以前伺ったブログは、こちらです)。

相変わらず美味しい料理もさることながら、今回はこのワインが大当たりでした。

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ロベール・ドゥノジャン(Robert Denogent)という造り手のプイイ・ヴァンゼル2013年です。最初に来た時にグラスで頼んだビレ・クレッセがすごくよくて、今回もそれにしようと思ったら、ソムリエの女性が「あの時の2013年は、もうなくなってしまったんです」と、2014年をわざわざ試飲させてくれました。そしたら確かに、期待していた厚みがちょっと足りない。それならと奨めてくれたのが、このワインでした。

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グラス提供はなかったんですが、「赤身の肉でなければ、メインでも全然大丈夫」とのことなので、これ1本で最後まで通しました。まだちょっと樽香が強かったものの、重厚なのに主張が強過ぎず、確かにどんな料理にも上手に寄り添ってくれました。

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前回ウニを堪能した奥さんは、今回は生牡蠣。海水のジュレで、固めてる!

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ルッコラの林をかき分けると、黒米のリゾットを敷いた上に、フォワグラのポワレが登場。このフォワグラ、ミシェル・ブラスに負けてないかも。

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メインは鳩のロースト。フォワグラ風味の濃厚なペリグーソースが、鳩の美味しさを引き立ててました。

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これは子牛のロースト。例に寄って完璧なロゼの焼き加減と塩加減。右の野菜は、何とエシャロットです。タマネギの小さいのみたいなのなんですが、こんなに巨大なのは初めて見ました。これを皮ごとオーヴンで焼いてあって、ナイフを入れると中味がとろりと出てきます。

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この晩は娘のプチお祝いで、フォンダンショコラのデザートにロウソクを立ててもらいました。

帰る頃には、完全に満席。

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手前の窓側にわれわれが座ってたんですが、席を立ったらすぐに隣のオランダ人のオジサンが、僕らが空けたばかりのボトルを手に取って眺めてました。この人とは食事中にビレ・クレッセの話でちょっと盛り上がって、このワインも興味深そうにしてたから、「1杯どうですか」って奨めたのに、なぜか「いやいや」って断ってたんですよね。単に遠慮しただけだったのか・・・謎のオランダ人。


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2016年1月17日 (日)

パリのマジックアワーです。

パリも毎日少しずつ、日が長くなっています。夕方5時前にトロカデロ広場から走り出し、セーヌ沿いをひたすら東へ。オーステルリッツ駅付近で折り返して、この辺りまで戻って来たところで日没でした。

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型落ちのスマホでは、これが限界。でも、きれいだったな〜。


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2016年1月13日 (水)

ノートルダムで、初詣で〜

かなり遅ればせですが、先週末にノートルダム寺院まで家族で初詣でに出かけてきました。

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11月の無差別テロから、まだ2ヶ月。今もパリ市内のあちこちは、完全武装の兵隊が警備に当たってます。イスタンブールのアヤソフィア横でも、自爆テロが起きましたしね・・。家内安全、娘の学業成就といっしょに、世界平和もちょびっと祈ってきました。

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ノートルダムに行く前には、すぐ近くのサントシャペルにも寄ってきました。ほんの10分も並ばずに入れてしまったのは、やはり観光客が激減してるからなのか。娘は初訪問。われわれ夫婦も16年ぶりでしたが、荘厳な美しさは変わらずでした。

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ガレットは今にいたるも、ちょこちょこ食し続けてます。ジャン・ポール・エバンはあまりにお高いので、フェーブの入ってない最小のでガマンしました。

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近所のカフェ、カレット(Carette)で買ったガレットには、店を描いたフェーブが入ってました。他にはカフェテーブルとか椅子もあるらしく、これはセットで買ってもいいかも。

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今年初めて買ったローラン・デュシェーヌ(laurent Duchene)というショコラチエのフェーブセット。6個合わせると、パリが完成するようになってます。パリに住んでた記念、かな・・。

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2016年1月 2日 (土)

走り初めは、ガレット巡り。

曇り空とはいえ、穏やかな正月二日。

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セーヌ川に沿ってのんびり走り初めをしながら、目星をつけておいたケーキ屋を数軒廻りました。最近はもう、元旦の翌日からガレットが出てるのですね。

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最初に立ち寄ったアンジェリーナでは、フェーブだけを購入。今年は、モンブランを始めとする同店看板商品のミニチュアシリーズでした。左端のはチューブ入り化粧品みたいに見えますけど、

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マロンクリームです。焼きたてかりかりのトーストにバターと塗って食べると、実に美味ですよ。

アンジェリーナから虎屋に廻ったんですが、こちらは4日からとのこと。そこでラデュレへ。

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ここもフェーブセットで済ませようとしたところ、「フェーブだけでは、販売しません」と言われ、小ぶりのを買いました。

そこからビクトル・ユーゴー通りまで上がって行って、「ルノートル」に到着。

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今年は何と、老舗香水店「フラゴナール」とコラボしたフェーブで、ふたを開けると華やかな香水の香りが広がります。何だか年々、凝って行ってますね〜。

今日はこれぐらいにして、早速ラデュレを実食しました。

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ガレット自体はアーモンドの粒々が入ってて美味だったんですが、フェーブはちょっと微妙・・・。

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これだったら暮れに買った冷凍食品チェーン「ピカール」のガレットに入ってた、

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サンタさんの方がずっといいかも。

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