カテゴリー「趣味」の11件の記事

2016年10月19日 (水)

日本だと、ワインまで黴びてしまうんですか?

本帰国してからまだ7ヶ月ほどなんですが、このたび二度目の引っ越しを敢行しました。

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半年ほどお世話になった、西荻の賃貸マンション。この界隈は、本当に気に入っていたんですが・・。

ま、そのお話は追々するとして、引っ越しに際してワインセラーを久しぶりに開けたところ、

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何とまあ、エチケットが黴だらけになってる!

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ワインセラーの中は湿度が高いので、ある程度の黴は仕方がないんですが、これはいくら何でも常軌を逸してるかと。

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しかも奇妙なことに、段によって黴の生え方が違う上に、上2段、下3段は何ともなってませんでした。

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どうやら特定の木製棚にもともと黴菌が付いてて、それが繁殖したのではないかと。この日本製のワインセラーは段の間隔がかなり狭くて、ボトルがほとんど上の棚に接してしまってるんですね。それで棚に付いてた菌がエチケットまで繁殖したと思われます。

さっそくキッチンカビハイターで拭いて、乾かしました。エチケットには、サランラップを貼っておいた方がいいかも・・。


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2016年10月10日 (月)

スタルクの椅子、かっこよかったな〜ー日本GPブログその2ですー

今年も日本GP取材を無事に終え、東名バスで東京へと戻る車中におります。

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日本GPブログその2は、こちらをご覧下さい。エキゾチックかつレトロな、グリッドガールたちでした。

メルセデスに置いてあったフィリップ・スタルクの椅子、ブログで細部が紹介できなかったので、こちらで。

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見た目は武骨な感じなんですが、実は総アルミ製で超軽量。色遣いや座面のカーブも、シックでした。

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欲しかったな・・。

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2016年9月28日 (水)

「戸隠古道トレラン50km」ーその2ーええ〜!?フィニッシュ後に、まさかのサプライズ。

その1からの続きです。

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改めて高低図を載せますが、最初の瑪瑙(めのう)山を登って下りるまでは、元気いっぱいでした。ところが第2の飯縄山への登りは、岩だらけの上に木の根が這え回る急坂が永遠に続いて、とても写真など撮る元気も余裕もなく・・。

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息も絶え絶え登り切って、ようやく眼下の絶景に気がつきました。

Th_img_1195で、あとから来たランナーの人に頼んで、記念撮影。でもポーズを取ろうと左足を上げた瞬間に、ハムストリングスが激しく攣りました(爆

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その後は長い下りで大腿筋もすっかりイッてしまい、下り切ってからはしばらくは緩やかなアップダウンだったんですが、6〜7分/1kmで走るのが精いっぱい。ようやくたどりついた最初のエイドも写真撮ってないし、よっぽど疲れてたんですね〜。

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途中に出てきた宝光社の274段の階段。ふだんならどうってことない段数ですが、手すりに頼りながらじゃないと、とても登り切れませんでした。

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でもコース中盤の大部分は、落ち葉が積もってフカフカなトレイルの上に、戸隠古道ならではの霊気もちょっと感じられて、

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少し元気を取り戻せたかも。

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「お〜これが『真田丸』にも出てくる、有名な鏡池か〜」と記念写真を撮ろうとしたら、コース係員の人に、「鏡池はもっと先ですよ」と、たしなめられてしまいました(再び爆。

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こんなところも3回ほど通りましたが、泥だらけだったシューズはきれいになるし、冷たい沢水がオーバーヒートした足を冷やしてくれたし、むしろ気持ちよかったです。

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最後に待っている、二度目の瑪瑙山。朝方登ったのとは全然違う山と錯覚するほどに、身体は疲れ切ってました。

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それでも8時間40分ほどで、何とかフィニッシュ。ゴールすると女子の部の表彰式が行われてる最中で、何と表彰台の真ん中に立ってるのは、ラン友の奥薗さんじゃないですか。つい1ヶ月前にはUTMB170kmを完走してるし、凄い走力の持ち主だとは思ってましたが、本当に素晴しい!何だか自分のことのように誇らしい気持ちになりました。

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ゴール後のご褒美は、名物の戸隠蕎麦と、奥薗夫妻とのビールでの乾杯。自分の力のなさを痛感しつつ、完走の喜びに浸ったレースでした。

で、無事に帰宅した翌日、改めてリザルトを見てみると、

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何とまあ、「60歳以上の部」で、僕は2位に入ってるじゃないですか。でも1位の63歳の人には1時間近く離されてるし、何より60代の完走者自体、4人しかいないんですけどね(^-^;

それより何より、28kmの部にエントリーした77歳の男性が、今回の大会の最高齢者だったんですが、

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何と60歳以上の部1位で、完走してました。しかも完走者241名中、93位ですよ。こういうジイサンに、なりたいものです。

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このSuuntoのソフト、地図上のkm表示の仕方がどうしてもわからないんですが、49,80kmの旅でした。

 

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2016年1月13日 (水)

ノートルダムで、初詣で〜

かなり遅ればせですが、先週末にノートルダム寺院まで家族で初詣でに出かけてきました。

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11月の無差別テロから、まだ2ヶ月。今もパリ市内のあちこちは、完全武装の兵隊が警備に当たってます。イスタンブールのアヤソフィア横でも、自爆テロが起きましたしね・・。家内安全、娘の学業成就といっしょに、世界平和もちょびっと祈ってきました。

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ノートルダムに行く前には、すぐ近くのサントシャペルにも寄ってきました。ほんの10分も並ばずに入れてしまったのは、やはり観光客が激減してるからなのか。娘は初訪問。われわれ夫婦も16年ぶりでしたが、荘厳な美しさは変わらずでした。

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ガレットは今にいたるも、ちょこちょこ食し続けてます。ジャン・ポール・エバンはあまりにお高いので、フェーブの入ってない最小のでガマンしました。

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近所のカフェ、カレット(Carette)で買ったガレットには、店を描いたフェーブが入ってました。他にはカフェテーブルとか椅子もあるらしく、これはセットで買ってもいいかも。

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今年初めて買ったローラン・デュシェーヌ(laurent Duchene)というショコラチエのフェーブセット。6個合わせると、パリが完成するようになってます。パリに住んでた記念、かな・・。

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2015年1月11日 (日)

フェーヴコレクターたちのディープな世界を、こわごわ覗く。

Th_p1140015フランスを震撼させた一連のテロ事件は、ひとまず解決しました。でもパリ市内はまだ、騒然とした雰囲気。警察署前の警官たちは、襲撃に備えて防弾チョッキを着用しています。

そんな時にノー天気に(そんな時だからこそ?)、友人たちとのんびりジョギングに出かけました。

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パリの南側を走るトラムに沿って、ぐるっとポルト・ド・シャラントンまで。この地図だと、13km地点の辺りですね。ちなみにそこから10分も走れば、立てこもり事件のあったポルト・ド・ヴァンセンヌです。

そこまで何しに行ったかといえば、フェーヴの見本市を見にいったのでした。

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こじんまりとした会場で、来場者も出展者も平均年齢はかなり高いのですが、入った途端にある種の熱気を感じました。

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各ブースに何百何千のフェーヴが並べられ、

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コレクターたちがひとつひとつ、丹念に見て回ってます。僕も会場を回る間になんとなくわかったんですが、ブースごとにかなり内容が違うのですね。フェーヴの造り手にも有名な作者、工房があって、そういうもの中心に展示してたり、あるいは有名パティスリーのものを出してたり、

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シャンペンのアルミキャップも、無数に並んでました。

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こちらはラデュレの、最近のものですね。上にあるクリスチアン・ラクロワシリーズは僕もひとつだけ持っているんですが、セットだと100ユーロ。ところがその下の二つは、各200ユーロ(!)。箱がやわくて、オリジナルの箱入りは珍しいという理由でした。もうほとんど、「なんでも鑑定団」の世界です。

今回連れて来てもらった友人はこのサロンの常連で、出展者の方からひっきりなしに挨拶されてました。おそらく日本人としては、屈指のコレクターなんじゃないかな。

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分厚いノートを見せてもらうと、膨大なフェーヴシリーズの自作カタログでした。すでに入手したものにはX印が付けられ、それ以外の作品を、目の前に並ぶ現物とひとつひとつ照合して行く。すごい情熱です・・。

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彼女が特に親しくしているのが、このご夫婦。フェーヴ研究家として何冊も著作のある、この世界では著名なコレクターカップルです。しかも二人揃って、トレイルランナーでもある!こちらの繰り出す幼稚な質問にも、実に懇切丁寧に答えてくれました。

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実はフェーヴの発祥は、19世紀末のドイツなんだそうです。より正確には素朴に彩色された小さな陶製の人形を作っていて、それを見たフランスのパン屋が、ガレットの中に入れるアイデアを思いついたんだそうな。

そんな説明を聞くうちに、古いフェーヴをふたつ、ついつい購入してしまいました。

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右が第一次大戦前にドイツで作られたアヒル(?)。左は1920年ー40年代のリモージュ製の赤ん坊。この時代のフランスのフェーヴは無彩色が基本で、こんな風に顔が描かれているのは比較的珍しいとのことでした。とはいえ、ひとつ5ユーロです。さっきのラデュレの法外な値段に比べれば、100年の歴史を700円で買えるのですから、安いものです。

見本市を出てから、走って5分ほどの例のクグロフ屋さんへ。

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クグロフと小ぶりのガレットを買って、自転車で帰りました。

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幸運をもたらす蹄鉄が出てきましたよ。

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2014年7月 8日 (火)

「バカンス、最高!」

こんなもの、いただきました。

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嫁が通ってる絵付けの先生直筆の、プチニコラ「バカンス、最高!」絵皿。これは、うれしい!

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このブーケも、素敵です!

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2012年5月21日 (月)

ピアノの発表会。

今日は娘のピアノの発表会でした。まず、会場が素晴らしい。

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パリ大学都市にある、日本館。以前も紹介しましたが、薩摩治郎八が出資して戦前に建てられたものです。

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生徒たちは、藤田嗣治の三連の壁画の前で演奏します。

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まるで絵の中の人物たちも、いっしょに演奏を聴いているようでした。

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2012年5月18日 (金)

ちょびっと嫁自慢。

少し前から陶磁器への絵付け教室に通ってるんですが、

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今回は、こんなの作ってきました。

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細部もしっかり、描かれてます。ハンガリーの有名な磁器ヘレンドを倣ったものです。

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市販の器械を組み込むと、壁掛け時計に早変わり。

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けっこう、気に入ってます。

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2011年10月 1日 (土)

トウシューズって、木が入ってるんじゃないんだ。

 4歳からバレエを習ってる娘が、この秋からいよいよトウシューズを履く段階に。というわけで、パッシー通りにある専門店「レペット」に出かけました。

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 どれどれと僕も実物を手にして、中をのぞき込んだところ、ん?中は空洞になってる。今の今まで、トウシューズって先っぽに木が入ってると思ってましたよ。と、店のお姉さんに言うと、「そう仰る方、多いんですよね〜」と優しい口調で哀れんでもらいました。それにもめげずに、「でも、昔は木だったんでしょ」と食い下がると、「単なるデマです!」と、ピシリと言われてしまいました(^-^;

 さらにめげずにいろいろ訊いたところでは、サテン地のシューズの内側にキャンバス布とか段ボール紙とかを何重にも貼り付けて、固い枠を作るんだそうな。それだけだと痛いので、シリコン製のプロテクターを足の先に巻くと。で、シューズの履き心地が踊りの出来を少なからず左右するので、上達すればするほど、できるだけしっくり馴染むよう、自分だけのトウシューズになるように一生懸命カスタマイズするそうです。

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週1回習うだけのうちの娘でも、大体3、4ヶ月で買い替えないといけない。これがプロになると、1公演で3、4足履きつぶすそうな。大変だ、バレリーナって。











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2011年1月16日 (日)

鳥獣ジアン。

 この1年ほど、絵付け教室に通っている嫁が、こんなのを作ってきました。

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 フランスのジアン焼きのマグカップに、鳥獣戯画のモチーフを描いたもの。

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 僕が言うのもなんですが、なかなか軽快な筆遣い。

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 ところどころに、金泥を入れたりとか。

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 それにしても800年以上も前の漫画とは思えない、愉快な絵ですよね。

 ちなみに学校では確か、「伝鳥羽僧正作」と習ったように記憶している。でも実際は、いろんな無名の坊さんたちが描き継いだものだったそうです。





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