カテゴリー「ニュース」の27件の記事

2014年9月16日 (火)

最後には、フルコースまで出てきましたよ。ーメドックマラソン初参戦記その3ー

快晴、27℃の炎天下、

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強い日差しを遮る場所もない葡萄畑の中を、延々と走り続けます。

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これは、カベルネ・ソービニョンですかね。喉の渇きと好奇心に耐えかねて一粒いただきましたが、糖度高し!すぐにでも収穫OKの感じでした。

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35km地点過ぎ、サンジュリアンを代表する、「レオヴィル・ラスカーズ」の畑前を通過。大好きなボルドー。80年代の主要ビンテージは、まだずっとうちで眠っています。いかにも頑固な職人風だった当時の醸造長、もう引退したんだろうな。

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37km過ぎで脇道にいったん入ったのは、「シャトー・ラトゥール」をなるたけ近くで見せようという演出だったんでしょうね。

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「バロン」の前を通過する38km頃には、多くのランナーが疲労困ぱい状態。しゃがみ込み、やっと立ち上がっても、歩くのが精いっぱいという感じでした。そんな彼らを奮い立たせるかのように、絶妙のタイミングで登場したのが、

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山盛りの生ガキだ〜。メドックマラソン名物「フルコース」エイドの、まずはオードブルですね。

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これを3つ、4つとほおばり、白ワインをぐびぐび飲んで、再び駆け出して行くフランス人たち・・・(呆)。とてもそんなマネのできない僕は、横に添えてあったレモンだけをいただきました。

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そして40km手前、「ランシュ・バージュ」のシャトー内で待っていたのが、

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メインディッシュのサーロインステーキ。しかも血も滴るレアなんですよ。これをマラソン終盤に胃に入れるのは、きついな〜。端っこの、できるだけよく焼けてるのをひとつだけ頂きました。

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デザートはわりとシンプルに、葡萄とチーズ。それまでにさんざん、ケーキとか出てましたからね。これでフルコースは終了かと思ってたら、

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ポイヤック村に入った最後の最後、41km地点のエイドで、チョコアイスが配られてた!これは、元気出たな〜。

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そして、ゴール!自己計時で、5時間3分27秒。いやはや、実に中味の濃い5時間でした。

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ゴール地点で待ちかまえてる女性ボランティアから、にこやかにメダルをかけてもらいました。

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30回記念の、ど派手なメダルです^^

 

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2014年6月16日 (月)

シューミ、覚醒!

月曜の朝、ミハエル・シューマッハの現役時代から個人広報を務めていたサビーネ・ケームさんからメールが届きました。「グルノーブル大学病院を退院。昏睡状態から脱しました」と。

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その後、シューミの入院以来、数々のスクープをものにしてきたドイツ「ビルト」紙が、「シューマッハはスイスの自宅近くの、ローザンヌの州立大学病院リハビリ病棟に転院した」と報じました。

半年近く続いた意識不明の状態からの覚醒。ほとんど奇跡と言っていいと思います。今後の本格的なリハビリが順調に進むことはないかもしれないけれど、ぜひともまたあの笑顔を見せてほしいものです。

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2013年6月25日 (火)

セーヌ沿いの自動車専用道が、遊歩道になってる!

たまにはいつもと違うコースを走ってみようと、アルマ橋からセーヌ川の左岸に渡ってみると、Th_img_3025 な、なんと片側2車線の自動車専用道路が、いつのまにか遊歩道になってるじゃないですか。

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緑に囲まれて、みんなのんびりと寝そべってたり、

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アレクサンドル3世橋の下には、カフェテラスができてたり、

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100m走のレーンで競争してたり。

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ヴェリブのステーションまで、できてました。

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道端は、草ぼうぼう。つい最近まで、クルマがガンガン通っていた面影はもはや完全に消えてます。

この自動車専用道路、パリ市内の渋滞を解消しようと、1960年代にポンピドー大統領が建設したもの。なので「ポンピドー・エキスプレス」と呼ばれてます。川を挟んだ反対側には、上り車線がまだ残ってますが、ドラノエ・パリ市長はこれも廃止する予定なのかなあ。

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最近オートリブで川の近くを走ってて、以前より渋滞がひどい印象を受けてたのは、そういうことだったのかと。確かに遊歩道は、歩いたり走ったりすると、すごく気持ちのいい空間です。でもクルマで移動してる時は、渋滞は勘弁してほしい。おそらくかなりの反対もあっただろうに、それを押し切ってやってしまう行動力はスゴイです。

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個人的には、川面に映るパリの夜景を眺めながら、この自動車道を走るのが好きでした。

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2013年5月14日 (火)

暴動直後のトロカデロ広場・・。

近所のトロカデロ広場は、真向かいにエッフェル塔が見える立地もあって、よくいろんなイベントに使われます。リーグ優勝を果たしたPSG(パリ・サンジェルマン)も、ここで表彰式をやったらカッコいいぐらいの、軽い気持ちだったんでしょう。

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しかしそんな機会を、ブラックリストに載せられてスタジアム出入り禁止になってる札付きフーリガンたちが、黙って見ているはずもなく、

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セレモニーの最中から暴徒化し、

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広場周辺のカフェやブティック、バス停などなどを、片っ端から破壊して回りました。

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Gapも、ひどい目にあってました。午後10時くらいに様子を見に行ったんですが、フードを被った若者たちがまだうろついていて、大っぴらには一眼レフは構えられない状態でした。

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毎日のように前を通るカフェも、このあり様。夕方5時頃に嫁がこの辺りを通った時はまだ平穏で、この隣のカフェでおやつを買って帰ってます。各店、営業中だったところを、いきなり襲われたようです。

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見ていた目の前で、空き瓶用巨大ゴミ箱を路上に転がす若者たち。

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不満の捌け口は、もっと他にもあるだろうに。

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2013年4月19日 (金)

砂漠にだって、雨は降るのだ。

今週末は、バーレーンに来ています。中東の小さな島国ですが、国土のほとんどは砂漠(というか土漠)。そして一昨年から始まった「アラブの春」民主化要求運動が波及したにもかかわらず、実権を握る王族派がそれを拒否し、いまだにデモが続いている国でもあります。

そんなところでF1なんぞやってていいのか、という批判を受けつつ、今年も開催です。

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去年、火炎瓶が投げ込まれた高速道路沿いには、ほぼ1kmおきにパトカーが止まって警戒中。

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サーキットに近づくと、検問所も。でもさほど、ピリピリした雰囲気ではありません。

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サーキット内は、のんびりとラクダが散歩し・・

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民族衣装のご一行も到着。

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昼過ぎには、雨まで降り出しました。といっても大粒の水滴が数分間ドサドサっと来て、すぐにパタッと止んだ程度の、お湿りにもならない雨でした。

そのあとは36℃の猛暑が続き、

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たまらず噴霧室(っていうのか?)に飛び込む日本人。

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夜になっても気温は30℃以下には下がりませんでしたが、またも雨。ここ数年では珍しい天気が続いてます。

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2013年4月17日 (水)

上海VS成田 地べた飯対決。

などというノー天気な話を書く前に、ボストンマラソンの爆弾テロのことをちょっとだけ。まだ気持ちの整理がついておらず、驚きと怒りと悲しみと、いろいろな感情がごちゃごちゃになっています。どんな場合でもテロは卑劣きわまる犯行ですが、この事件は本当にひどい。犠牲者の冥福を祈り、被害に遭われた人たちの回復を祈ります。そしてFBIには「世界の果てまで犯人を追いつめて」、1日も早く捕まえてほしいです。

で、メシの話です。

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上海嘉定区に来るたびに、最低一度はこの孔子公園に、朝の散歩に来ることにしてます。

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散歩のあとには、向かいにある小籠包の店で朝食。

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いつ来ても、おいしいです。円安でちょっと高くなりましたが、それでも10コで15元(約240円)。これだけで、けっこうお腹は満たされるのですが、

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向かいのオジサンが、実においしそうに麺を食べてる。それで僕も、油麺を注文しました。

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でもこれはカキ油ソースがかかってるだけの、大量の素麺。残念ながら、食べきれませんでした。

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土曜日の晩にはスーパーに寄って、今年も中国茶をいろいろ買って来ました。

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鉄観音茶を2種類と、ジャスミンの花だけを干したのなど。

そして月曜夜は、成田駅前のビジネスホテルに1泊しました。夕飯はどうしようかと、その辺りをほっつき歩いていると、

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こんな店を発見。立ち呑みのサラリーマンが、ぎっしり。看板の吸引力に、ふらふらと引き寄せられました。

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生ビールとモツ煮込み、

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レバーとナンコツ。堪能いたしました。これで1400円というのは、立ち呑み屋としてはちょっと高い?こんなもの?

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量的にやや物足りなかったので、ラーメン屋で豚シャブ丼(小)300円也をいただいて、満足して帰りました。さ、今週末は、バーレーンだ。

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2012年11月 4日 (日)

appleの地図アプリで、アブダビを見てみると・・。

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今週末は、こういう高層ホテルに泊まっております。

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10日ほど前に開業したばかり。そのお祝いの大盤振る舞いなのか、1泊5000円ほどなのにキッチン付きのアパートメントに泊めてくれました。

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朝起きた時の、窓からの風景。ここは一体、アブダビのどのへんにあるんだろうとiPhoneの例の地図アプリを開いてみると、

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空港と主要道路以外の表示は何もなく、いかにも砂漠のど真ん中という感じ。

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でもgoogleマップだと、実際はこうなんですよね。アップルでは、埋め立て地が全然表示されてないかと思えば、F1が開催されてるヤス島(画面右上)は、完全に陸地になってるし。

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高速道路も、2本とも橋が落ちてる。リリースから2ヶ月経ちますが、使えるようになるのはかなり先と思われ。

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2012年10月24日 (水)

嫁が初めて、『これ、欲しいかも』と言ったApple製品。

きのうの夕食後、たまたまAppleTVを点けたら、新製品プレゼンの生中継をやってました。

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まるで普通のTV番組のようにクリアに映るんで、ちょっとビックリ。今回の目玉がiPadの小型版である、 iPad miniだというのは事前にニュースで知ってたんですが、その時は「ふ〜ん」という程度の関心でした。

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ところがプレゼンを見てるうちに、このサイズ使いやすそうだし、この値段(日本では28800円)も手頃かも、と少しずつクモの糸にからめ捕られつつあるワタシ。

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それより何より、これまでApple製品に特に興味のなかった嫁が、「これ、欲しいかも」と言い出したのには驚きました。一般大衆のど真ん中にいるこの人が、これまで「欲しい」とか「面白い」と言ったモノ、人間は、ほぼ間違いなくブレイクしてきました。ということはApple原理主義者には必ずしもウケの良くないこの新製品は、Appleの大衆化に大きく貢献する可能性がありそうです。

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さほど電子書籍アレルギーのない僕は、amazonが売り出すKindle Paperwhiteの方が、魅かれるかな・・。

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2012年10月 7日 (日)

可夢偉3位っ!表彰台特集なのだ。

土曜日の予選をすっ飛ばして、いきなり決勝レースの話です。

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なんたって2004年の佐藤琢磨以来8年ぶりの、日本人表彰台ですから。しかも鈴鹿で。

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いい顔してる。ほんとに、うれしそう。

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まずは勝者セバスチアン・ベッテルへの、トロフィ授与です。

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続いてトロフィを受け取った2位マッサが、足下に置いてあったシャンペンボトルをひっくり返して、「あ、やっちまった」。

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そしたらマッサ、まだ可夢偉くんへの授与式も終わってないのに、勝手にシャンペンシャワー始めちゃいました。みんな、バカ受け。

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ようやく、可夢偉くんの番になりました。「よくやった」とベッテル。二人は下位カテゴリーの欧州F3で、チームメイトだった仲です。

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そしてほんとのシャンペンシャワーの始まり。

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この日ばかりは、何ぶっかけられてもうれしい。

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セバスチアン、意外にしつこい性格かも。

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今回の勝利で、選手権首位のアロンソ追い落としも時間の問題となったベッテル。フェラーリ更迭の噂の中、「別人か?」と思うような力強い走りで2位に入ったマッサ。そして何度も何度もチャンスを逃した表彰台を、ようやく自国GPで射止めた可夢偉。三者三様のうれしさが、表情に出ています。

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今年から表彰台でヒーローインタビュー第一部が行われることになったのですが、鈴鹿のインタビュアーはジャン・アレジでした。でも可夢偉くんは、完全に「ワシ、関係ないもんね」状態。ずっと、こっちの方を見下ろしてました。

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僕の横にいた担当エンジニアのフランチェスコと、目と目で話してたのか。

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ようやくガレージに戻ってきた可夢偉を、マネージング・ディレクターのベアト・ザンダーががっしと抱きしめる。

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そして記念撮影。おいおいペレスくん、まるで自分のことのように喜んでるじゃないの。ひょっとして、いいヤツだった?いやいや、マクラーレンへの栄転も決まったし、レースでハミルトンもぶち抜いたし、余裕の笑顔ってことなのか?ま、いいでしょ。可夢偉よ、残り5戦で最低2回は表彰台に乗って、見返してやるのだよ。

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2012年9月23日 (日)

再び、バトンにインタビュー。

シンガポールに着いてすぐ、マクラーレンから「ジェンソン・バトンにインタビューしませんか」というお誘いのメール。

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今年はバーレーンでやったばかりだったので(こちら)、どうしてまた来たのか不明。でもせっかくの機会なので、もちろん喜んで出席しました。

事前に他の二人のジャーナリストと話してみると、質問内容が全然違う。「じゃあ5分ずつ、個別インタビューにしようか」ということになりました。

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一番手の僕は「F1ドライバーになってからでも、運転は上達するもの?」という質問を中心に、日本人らしく律義にきっちり5分で終えました。

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ところが「GP以外の時間の使い方」を訊いたチボーは、さすがフランス人。持ち時間を大幅にオーバーしても、平気で質問し続けてる。

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かわいそうに3番手のオランダ人は、笑顔を引きつらせつつ、大慌てで質問を繰り出すはめに。でも幸いスケジュールに余裕があったみたいで、僕と彼とで最後に余分に時間を取ってもらい、補足質問をしたのでした。

インタビュー終了、午前1時半・・・。

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