その1からの続きです。
改めて高低図を載せますが、最初の瑪瑙(めのう)山を登って下りるまでは、元気いっぱいでした。ところが第2の飯縄山への登りは、岩だらけの上に木の根が這え回る急坂が永遠に続いて、とても写真など撮る元気も余裕もなく・・。
息も絶え絶え登り切って、ようやく眼下の絶景に気がつきました。
で、あとから来たランナーの人に頼んで、記念撮影。でもポーズを取ろうと左足を上げた瞬間に、ハムストリングスが激しく攣りました(爆
その後は長い下りで大腿筋もすっかりイッてしまい、下り切ってからはしばらくは緩やかなアップダウンだったんですが、6〜7分/1kmで走るのが精いっぱい。ようやくたどりついた最初のエイドも写真撮ってないし、よっぽど疲れてたんですね〜。
途中に出てきた宝光社の274段の階段。ふだんならどうってことない段数ですが、手すりに頼りながらじゃないと、とても登り切れませんでした。
でもコース中盤の大部分は、落ち葉が積もってフカフカなトレイルの上に、戸隠古道ならではの霊気もちょっと感じられて、
少し元気を取り戻せたかも。
「お〜これが『真田丸』にも出てくる、有名な鏡池か〜」と記念写真を撮ろうとしたら、コース係員の人に、「鏡池はもっと先ですよ」と、たしなめられてしまいました(再び爆。
こんなところも3回ほど通りましたが、泥だらけだったシューズはきれいになるし、冷たい沢水がオーバーヒートした足を冷やしてくれたし、むしろ気持ちよかったです。
最後に待っている、二度目の瑪瑙山。朝方登ったのとは全然違う山と錯覚するほどに、身体は疲れ切ってました。
それでも8時間40分ほどで、何とかフィニッシュ。ゴールすると女子の部の表彰式が行われてる最中で、何と表彰台の真ん中に立ってるのは、ラン友の奥薗さんじゃないですか。つい1ヶ月前にはUTMB170kmを完走してるし、凄い走力の持ち主だとは思ってましたが、本当に素晴しい!何だか自分のことのように誇らしい気持ちになりました。
ゴール後のご褒美は、名物の戸隠蕎麦と、奥薗夫妻とのビールでの乾杯。自分の力のなさを痛感しつつ、完走の喜びに浸ったレースでした。
で、無事に帰宅した翌日、改めてリザルトを見てみると、
何とまあ、「60歳以上の部」で、僕は2位に入ってるじゃないですか。でも1位の63歳の人には1時間近く離されてるし、何より60代の完走者自体、4人しかいないんですけどね(^-^;
それより何より、28kmの部にエントリーした77歳の男性が、今回の大会の最高齢者だったんですが、
何と60歳以上の部1位で、完走してました。しかも完走者241名中、93位ですよ。こういうジイサンに、なりたいものです。
このSuuntoのソフト、地図上のkm表示の仕方がどうしてもわからないんですが、49,80kmの旅でした。
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