何とか、パリを脱出〜
フランス国内を3泊ほど、クルマでのんびり旅行する計画を立てました。で、事前に予約したレンタカーをピックアップしようと、朝8時過ぎにいつもの営業所に出かけると、周辺の通行が完全に封鎖されてる!
何とまあ、UBERなどのせいで生活が立ち行かないと、タクシー運転手が実力行使に出たんですね。営業所のある広場は数百台のタクシーで塞がれてて、レンタカーを駐車場から出すなんてとても無理な状態。
すぐ横の環状線では、走ってるクルマに向かってタイヤを投げ落としたり、そのタイヤに火をつけたり、あげくのはてには徐行運転のクルマを棒で叩いたりと、やりたい放題。主張はわかりますが、よりによって僕らが出かける日に、しかもレンタカー営業所前の広場を占拠しなくても・・。
とてもその日のうちにデモは収束しそうになく、泣く泣く違約金を払ってレンタカーをキャンセル。とりあえずリヨンまでは、TGVで行くことにしました。格安運賃は今や航空券だけでなく、列車にも及んでいるのですね。OUIGO(ウィゴー)という会社が、フランス国鉄の車両と線路を借りて運営してるんですが、
片道2時間のTGVが、何とひとり10ユーロ(約1300円)。その代わりパリ郊外のディズニーランド駅まで電車で行かなくてはならず、その料金が一人8ユーロ(苦笑)。そして荷物代が、ふたつで10ユーロ。それでも、激安!!
2等車しかないし、車内販売もありませんが、そんなの全然気にならないし。よかった〜と車内でおにぎりの昼食を済ませ、2時間後に無事にリヨンに着いたのですが、
着いた駅は、リヨン・サンテグジュペリ空港でした・・。市内から30km。安いバスは年末に廃止され、市内までの交通手段は高い電車かタクシーしかありません。ホテルまで直接運んでもらえる利点から、タクシーを選択。55ユーロと、TGV3人分の料金を上回ってしまいました。それもこれもすべては、タクシー運転手のストのせい(怒)。
というようなネガティブな感情も、
美しいリヨンの旧市街を散歩してるうちに、すっかり消えてしまいました。
夕方からは、名物の迷路(Traboules)探検。
地図を片手に狭くて薄暗い通路を抜けると、
こんな中庭、
あんな中庭が出てきます。
長い年月の間に磨り減った石段を上がると、奥に風情のある扉が。
堪能しました〜。
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