久しぶりに日本橋人形町の『蕎ノ字』さんにお邪魔しました。
前回お邪魔したのは、静岡県島田市から移って、新規開店したばかりの1年半ほど前のことでした。またすぐに行きたいと思いつつ、すっかりご無沙汰してしまい、その間にお店はあれよあれよという間に、予約の取れない人気店となってしまいました。同郷の人間としては誇らしい気持ちで、いっぱいです。
何より人気店になっても、大将もおかみさんも誠実そのものの応対は以前と変わらず。味もさることながら、そんな人柄からくる居心地のよさを義父母がすごく喜んで、今回も総勢5名でお邪魔したのでした。
まずはビールで喉を湿らせつつ、駿河湾(だったかな・・)の車海老。
身と頭を二尾ずつ出してくれるのですが、気づいたら両方とも塩でいただいてました(ちなみに塩は西伊豆の海水と温泉水を混ぜて精製したものだそうな。だからかどうかはわかりませんが、とにかく天つゆよりはついついこの塩で食してしまうのです)。
今日のコースはこの順番で、最後は桜えびのかき揚げ。〆はもちろん蕎麦です。島田を始め、静岡の食材にこだわるのも、蕎ノ字さんの特徴です。
いただいたものを全部写真で載せるのもなんですので、特に印象に残ったものを。
極甘の島田人参。
初めて食したくるみの新芽。ほのかにくるみが香ります。
玉取茸という名の椎茸。ほとんど、セップ茸でした。
そしてそして、川根の鹿肉の天ぷら。知り合いの漁師さんが山で仕留めたのを、その場ですぐに処理してくれるんだそうで、ジビエが苦手な僕もまったく臭みを感じず、極上の赤身肉を堪能しました。
焼津のハマグリは、まず塩でいただいてから、磯部で。途中からはフランスのビオニエ種の白ワインをいただいたんですが、こちらのマリアージュも最高でした。
揚げたてを大将がさくっとふたつに切ってくれる穴子。
このあと駿河湾特選の桜えびのかき揚げ、〆の蕎麦をいただいたあとは、
島田を代表するスイーツ「黒奴」を懐かしくいただきました。この和菓子、少なくとも赤福ぐらいは有名になってもいいのにな〜といつも思う、隠れた銘菓です。
ということで今回の至福の時を過ごしたのでした。
本当にご馳走さまでした。ありがとうございました。
東京都中央区日本橋人形町2-22-11 井上ビル1F
東京メトロ日比谷線【人形町駅】徒歩3分
都営地下鉄浅草線【人形町駅】徒歩4分
東京メトロ半蔵門線【水天宮前駅】徒歩5分
都営地下鉄新宿線【浜町駅】徒歩6分
予約:03-5643-1566
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