パン不毛の地に、素晴しいお店ができました!!
うちの近所にはパン屋がない!去年秋に引っ越して以来、ずいぶん熱心にあちこち探したのですが、少なくとも半径1km以内には見つかりませんでした。この界隈に暮らす人々は、パンを食べる習慣がないのか・・。「おいしいパン屋がない」のではなく、「パン屋自体が存在しない」のです。
ところが先日、パリでラン仲間だったぴろみんが「去年の暮れに、できましたよ。しかもものすごく美味しい」と、教えてくれました。それが、ここです。
Ticopainティコパンというお店。夫婦二人で切り盛りする、ほんとにちっぽけな、お客さんが3人も入ればいっぱいになってしまう小さなパン屋です。
ところがここのパンが、絶品なんですよ。
まずはと思って買った、下から時計回りにバゲット、パン・ド・セーグル(ライ麦パン)、セーグル・ノア(くるみパン)。バゲットとセーグルが各300円と全然高くないし、ノアは450円ですが、くるみの詰め込まれ方が尋常じゃありません。
一番の特徴が、このモチモチっぷり。かりっと焼き上がった表面をつまんでちぎると、内部の柔らかい部分がまさしくお餅のように、びにょ〜んと伸びてきます。家に帰りがてら、バゲットをちぎりながら食べ歩くなんてことは、日本に帰ってからはとんと途絶えた習慣でしたが、これは我慢できませんでした。
このモチモチさは、冷凍保存しておいても、食べる時に30秒ほどチンするだけで完全復活するのがうれしいです。
もっと凄いのがライ麦パンで、こちらはモチモチというより超ねっとり。何しろ切り分けようとしても、ナイフの刃先が進んで行かないのです。こちらは軽く焦げ目がつくくらいオーブントースターで焼いて、バターと蜂蜜で食べるのが最高です(実物は、もっとずっと美味しそうな焦げ茶色です^^;)。
ご夫婦は代官山などに店を構えるシェ・ルイでともにチーフとして働いたあと、パリのGrenier a Painグルニエ・ア・パンで修行。ここが日本進出した際にシェフを務めてから独立しました。日本の小麦や自家製酵母にこだわり、科学的な添加物を使わないパン作りとのこと。日本製小麦ではおいしいパンはできないのかなと悲観的だった僕の先入観を、完全に粉砕してくれました。
パリでもこれだけのパンは、なかなか食べられなかったです。思い出してたら、また食べたくなった。買いに行ってこようっと(≧∇≦)。
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