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2016年1月18日 (月)

『ソリレス』再訪

日本人シェフのレストラン『ソリレス』に、再びお邪魔しました(以前伺ったブログは、こちらです)。

相変わらず美味しい料理もさることながら、今回はこのワインが大当たりでした。

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ロベール・ドゥノジャン(Robert Denogent)という造り手のプイイ・ヴァンゼル2013年です。最初に来た時にグラスで頼んだビレ・クレッセがすごくよくて、今回もそれにしようと思ったら、ソムリエの女性が「あの時の2013年は、もうなくなってしまったんです」と、2014年をわざわざ試飲させてくれました。そしたら確かに、期待していた厚みがちょっと足りない。それならと奨めてくれたのが、このワインでした。

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グラス提供はなかったんですが、「赤身の肉でなければ、メインでも全然大丈夫」とのことなので、これ1本で最後まで通しました。まだちょっと樽香が強かったものの、重厚なのに主張が強過ぎず、確かにどんな料理にも上手に寄り添ってくれました。

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前回ウニを堪能した奥さんは、今回は生牡蠣。海水のジュレで、固めてる!

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ルッコラの林をかき分けると、黒米のリゾットを敷いた上に、フォワグラのポワレが登場。このフォワグラ、ミシェル・ブラスに負けてないかも。

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メインは鳩のロースト。フォワグラ風味の濃厚なペリグーソースが、鳩の美味しさを引き立ててました。

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これは子牛のロースト。例に寄って完璧なロゼの焼き加減と塩加減。右の野菜は、何とエシャロットです。タマネギの小さいのみたいなのなんですが、こんなに巨大なのは初めて見ました。これを皮ごとオーヴンで焼いてあって、ナイフを入れると中味がとろりと出てきます。

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この晩は娘のプチお祝いで、フォンダンショコラのデザートにロウソクを立ててもらいました。

帰る頃には、完全に満席。

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手前の窓側にわれわれが座ってたんですが、席を立ったらすぐに隣のオランダ人のオジサンが、僕らが空けたばかりのボトルを手に取って眺めてました。この人とは食事中にビレ・クレッセの話でちょっと盛り上がって、このワインも興味深そうにしてたから、「1杯どうですか」って奨めたのに、なぜか「いやいや」って断ってたんですよね。単に遠慮しただけだったのか・・・謎のオランダ人。


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