きれいな薔薇にはトゲがある。きれいな海には・・・ーサルディニア旅行その3ー
明日はもうパリに帰るというラ・マッダレーナ島滞在最終日。ボートを1日借りることにしました。
前の晩、夕食後に港沿いを散歩していたら、貸ボート屋がずらりと並んでる。3〜4人乗りのゴムボートが、免許なしで借りられるというので、これはぜひ体験してみようと。
でも他にいくらでもピカピカのボートがあったのに、どうして吸い寄せられるようにここに来てしまったのか。この写真だときれいに見えますが、かなり老朽化の激しい船体でした。頼みの綱は、ヤマハ製船外機の信頼性ですね・・。
船のボロさもさることながら、ボート屋のオヤジが実に放任主義というか。「操縦法、わかるよな?」「いえ。まったく初めてなんで」「マジかよ」。ということで前進とバックは教えてくれましたが、それだけでしたね。出航してから、右側通行なのかとか、巨大なフェリーが近づいてきたらどう対処したらいいのかとか、そもそもどれぐらいのスピードまで出せばいいのかとか、疑問が山ほど湧いて来ましたが、時すでに遅し。
とりあえず、のんびり行くことにしました。といっても激しい向かい風もあって、かなりの揺れに耐えること45分。
マッダレーナ諸島の一番北の島、カーラ・サンタマリアにようやく着きました。
こういうルートですね。実際にはこんなにスウーっと航海したわけではもちろんなく、ジグザグだったわけですが。
誰もが、「サルディニアで、いや地中海で一番きれいな海」と絶賛するカーラ・サンタマリア。
確かに、透明度が全然違います。
思わず飛び込んだワタシ。溺れて助けを求めてるわけじゃ、ないですよ。
ところが気持ちよく泳いでいると、突然右腕に感電したような激痛が。すぐに何かわかって、「やられた〜」と思いました。
クラゲです。よく見ると、あっちこっちに、ゆらゆら。
道理で船が何艘も停泊してるのに、誰も泳いでないわけです。
しばらく船上でのんびりしてましたが、豪華クルーザーでもないので、泳げないのでは退屈してしまう。それで早めに帰還することにしました。「何でそんなに早く帰ってきたんだ」と驚いたオヤジに事情を説明すると、気の毒に思ったのかガソリン代はおまけしてくれました。
そのあとは、行き慣れた近所の庶民ビーチへ。やっぱり砂浜でのんびりするのが、分相応なのかな〜。でも初めてのボート体験、楽しうございました。操縦もすぐに慣れたし、機会があったら、またぜひやってみたいです。
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コメント
クラゲって世界中にいるんですね〜。日本ではよく、お盆を過ぎたらクラゲが出る、とか言いますけど。大事には至らなかったみたいですけど大丈夫でしたか?それにしても、写真だけでもわかるぐらいの海の透明度ですね。
投稿: ベイツ | 2015年7月20日 (月) 02時07分
プールみたいな海ですね・・・(* ̄ー ̄*)
投稿: Luis | 2015年7月20日 (月) 07時21分
ベイツさん、Luisさん、コメントありがとうございます。
ボート屋のオヤジが言うには、「今日は北風が吹いて、それで南に面したビーチにクラゲが吹き寄せられたんだな〜」とのことでした。まだ腕に、筋状のかさぶたが二本・・。
でも海はほんと、きれいでした。
投稿: ムッシュ柴田 | 2015年7月20日 (月) 18時44分