野田マップ『egg』パリ公演は、思いっきりかぶり付きでした^^
翌週から始まる怒濤の海外出稼ぎを前に、家族で芝居を観に出かけました。
トロカデロ広場に面した、シャイヨー劇場です。
演目は、野田秀樹作・演出(出演)の、『egg』。野田作品はこれまで日本で、『ロープ』とか『THE BEE』とか観て、けっこうヘビーな主題にお腹一杯になったんですが、今回は豪華キャスティングに魅かれました。 ここで芝居を観るのは、海老蔵襲名公演以来かと。林真理子が「雨の夜に着物で来ると、つるつる滑って最悪の劇場」と評した階段を下りて行くと、ライトアップされたエッフェル塔が目の前にど〜んと広がるカフェには、フランス人の客さんもいっぱい。 舞台はすでに幕が空いていて、散乱された机やロッカーが芝居の始まるのを待ってます。 案内された席は、何とまあ文字通りのかぶり付きでした。
戦時中の満州での細菌兵器の人体実験を題材にしたりして、テーマは今回も重かったです。ホロコーストを連想させたり、ナチスの映像を挟んだりする演出は、フランス人にはけっこうきつかったかも。
でも相変わらず才気溢れる舞台で、何より深津絵里や仲村トオルや妻夫木聡が目の前数メートルで躍動してるのが観られて、ちゃんとした観劇は初体験だった娘も、メチャクチャ感動しておりました。
カーテンコール。フランス人たちがパチパチ撮ってるので、僕も恐る恐る・・。 この芝居、寺山修司の存在が重要な伏線になってるんですが、実は33年前、亡くなる直前の寺山さんが病を押してパリ公演に来た際、貧乏学生だった僕は、臨時のお抱え運転手に雇われたことがありました・・・。
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コメント
私も日帰りでロンドンから観にいてました!!
ロンドンでは大学で演劇論を学んでいるので、とても役立ちました!
まさかいっらっしゃったなんて!
投稿: Ena | 2015年3月17日 (火) 13時13分
おお〜、そうだったんですか。面白かったですよね。
投稿: ムッシュ柴田 | 2015年3月17日 (火) 22時25分