マルセイユ駅裏だったら、暮らせるかも・・・^^
デコタンへのインタビューも無事に終わり、
マルセイユ・サンシャルル駅まで戻って来たのは、そろそろ日が暮れようという頃でした。パリ行きTGVの出発までは、まだ1時間以上あります。
町の象徴ノートルダム教会も、もうすっかりライトアップされてました。でもまだ、午後5時を過ぎたところ。お腹はすっかりぺこぺこなんですが、当然レストランは開いてない。駅構内のマックは昼に食べたばかりだし、できれば避けたい。日本だったら立ち食い蕎麦とか牛丼屋とか、いくらでもあるのにな〜とうらめしく思いつつ、駅の周りをブラブラ散歩することにしました。
何しろ海の向こうは、アルジェリアですからね。路地裏に入って行くと、どんどんカスバっぽい雰囲気になって行きます。
この辺りはもう完全に、アラブ人街です。食堂が何軒も並んでて、しかもみんな開いてる!暗いのでよく見えませんが、左のカフェはCafe de la Paix「カフェ・ド・ラ・ペ」を名乗ってましたよ。パリオペラ座横の超高級カフェと、姉妹店かも^^
あちこち見たあげくに、この店に入ることに。中を覗いたら、店主がにこっと笑いかけてくれたのと、
奥に並んでる料理が、あまりにおいしそうだったから!
中は、こんな感じです。いうまでもなく、男性のみ。アルジェリアのTVなのか、アラブ語放送をみんな眺めてました。「鶏にするかい、羊がいいかい?」と訊かれ、
羊の煮込みにしました。付け合わせも頼もうとしたら、「いっしょに付いてくるから」と、人参、ジャガイモ、ピーマンなんぞがどさっと盛られてきました。右の皿に鎮座してるのは、巨大シシトウです。これを少しずつ齧りながら煮込みを食べると、いっそう風味豊か。これでアルジェリアのグラスワインでもあれば最高だったんですが、アルコールっ気はいっさいありませんでした。
でも食後に甘〜いミントティも出てきて、大満足。大満腹。「いくらですか」と訊ねると、なんと全部で4ユーロ(約560円)。フランスの外食としては、驚異的な安さです。店を出てから、通りすがりの八百屋で買ったザクロは、50サンチーム(約70円)だったし。みんなニコニコ人懐っこいし、この界隈なら暮らせるかも・・・。
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コメント
こんにちは。
写真を拝見してるだけでも、なにかよだれが出そうな煮込みですね・・・。シシトウとのマッチ具合がちょっと想像し難いのが残念です。
マルセイユ・・・行ってみたい町になりました。
投稿: Luis | 2015年1月16日 (金) 06時32分
Luisさん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。
シシトウは、その辛さで煮込みにいっそうコクが出て、美味しく感じました。
この界隈は観光客もほとんど立ち寄らない、アラブ移民たちの日常生活空間という感じでした。それで物価も、こんなに安いんだと思います。
マルセイユ自体、以前に比べるとずいぶん治安も良くなったようです。とはいえ他の都市に比べると、泥棒やかっぱらいに気をつける度合いはかなり高いですが、でもいい町ですよ。僕は、好きです。
投稿: ムッシュ柴田 | 2015年1月16日 (金) 09時43分