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2015年1月 9日 (金)

あのテロ事件から2日が経って・・・

風刺新聞『シャルリーエブド』の襲撃テロから、丸2日が経ちました。

昨晩8時には、犠牲者への追悼でエッフェル塔の明かりが消えました。

犯人は依然として、捕まっていません。昨日の朝には別のテロも起き、26歳の婦人警官が殺されました。娘の通うカトリック系の学校も含め、パリ市内の学校はすべて校外行事を中止。さらに今日になって、インターナショナルスクールは休校を決めました。

そんな中、連帯と寛容を呼び掛け、テロへの恐怖に負けるなと、人々が自然発生的に集まってます。その象徴となっているのが、この言葉です。

Jesuischarlie

ジュ・スイ・シャルリ「私は、シャルリ」。いろんな言語に翻訳されて、世界中に広まりつつあるようです(日本語は、まだ見当たりませんが)。

人々がここまで強い反応を示したのは、標的となったのが言論の自由の象徴というべき新聞社だったから。そしてイスラム教を風刺したことに、殺害というテロ行為で応えたことへの憤りです。

では実際に、どんな風刺だったのかというと、たとえばこれ。

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原理主義者たちの残虐行為に、預言者モハメットが「こんなバカどもに愛されて・・」と、嘆き悲しんでいる。

あるいは、

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テロリストたちから脅迫を受けた直後の表紙。シャルリーエブドの編集者がイスラム教徒とディープキスを交わす「愛は、憎しみより強し」。

彼らはイスラム教に限らず、あらゆる宗教の非寛容さに敏感でした。

Oveiled570ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖職者たちが、「シャルリーエブドに布を被せてしまえ」と怒ってるの図。

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邦題『最強の二人』という映画が大ヒットした時には、ユダヤ教徒とイスラム教徒に主人公たちを置き換えて。

どうしてこの程度の風刺画で、殺されなければならなかったのか。

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事件翌日に有名な漫画家Zepが発表した追悼の作品。シャルリーエブドを読む神様が、「カビュ?おいおい、ここに来るのはまだ早過ぎるだろう」と嘆いている。カビュやボランスキーには、フランスに来て以来ずっと楽しませてもらってました。

合掌。

 

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コメント

ムッシュ柴田さま、いつも楽しみにしております。
鈴鹿の帰りにお声掛けした者です。
ご無事で何よりです。

私の友人の勤めるパリのレストランは普通に営業していると聞きましたのであまり心配はしていなかったのですが、ニュースでデモの映像を観て大事なのだと気付きました。
早く元の生活に戻ることをお祈りしてます。

投稿: 鈴鹿の凪 | 2015年1月13日 (火) 10時40分

鈴鹿の凪さん、コメントありがとうございます。

僕の周りでは普通に暮らしている人がもちろん大部分ですが、中には巻き添えを恐れて買い物にも出ない人もいます。人それぞれですね。

投稿: ムッシュ柴田 | 2015年1月15日 (木) 09時30分

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