格闘家のようなバイオリン奏者に伍して、この少女は
先日、パリ市内の音楽学校のバイオリン発表会に行って来ました。
大学の階段教室のような、こぢんまりとしたホール。パイプオルガンが正面にドンと控えてるところは、いかにもです。
日本で言うと、中高校生に当たる少年少女たちが研鑽を積む学校です。
ビジュアルに耐える生徒、多し。
そしてもちろん、上手。勉強の成果を披露する場だからなのか、ことさら難曲を選んで弾いてる子ばかりでしたね。
目まぐるしい弓使いを見ていると、ほとんど格闘技のような印象さえ受けます。
そんな中、最後に出てきた日本人の少女。まだ14歳の彼女は、先輩たちに比べるとひときわ小柄で、はかなげに見えました。ところがいったん弾き始めると、その音色の何と深みのあることか。音の厚みも凄くて、あの身体のどこから、こんな迫力が出てくるのかと、ただただ圧倒。かなり難易度の高い曲を、弾き急ぐ様子も見せず、実に優雅に演奏してました。
この日の聴衆は、大部分が自分の子供の演奏を聴きに来た親族かその友人たちと思われますが、ひときわ大きく長い拍手と、他の生徒の時にはなかった喝采が、少女の演奏に送られてました。
日本人の若き才能が世界に羽ばたこうとしているのを見るのは、気持ちのいいものです^^
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