ハドリアヌスの壁を越えて、野蛮国から文明国へ。
昨日は「陰鬱な雰囲気」と書きましたが、
エジンバラは中心部も緑豊かで、おそらく晴れてる時とどんより天気、そして四季折々で、ずいぶん印象が変わる街なんでしょうね。
出発前に大急ぎで「スコットランド王立美術館」に立ち寄り、
ほとんどフェルメールだけを観賞して、町を離れました。
次に向かったのは、エジンバラ近郊のロスリン礼拝堂。
ブログを見ていただいてるムーミンさんから、コメントで指摘されるまでまったく忘却の彼方だったんですが、映画『ダ・ビンチコード』に登場して、それで観光客が押し寄せるようになった礼拝堂なのでした。
ここはとにかく、建物内外の彫刻が凄いのですよ。でも残念ながら最近、内部は撮影禁止になってしまいました(なぜだろう・・)。
外の彫刻だけでも、おどろおどろしさは伝わると思いますが、
内部にはたとえば、素晴しい螺旋模様の柱廊がありまして。その成り立ちがまたドラマチックで、親方が旅に出て留守の間に、弟子が無断で彫り上げてしまったものなんですね。戻ってきてそれを見た親方が、あまりの出来の良さに、嫉妬の余り弟子を殺してしまったと。その左には親方作と伝えられる柱が並んでるんですが、確かに凡庸さは一目瞭然。それを後世何百年にもわたって、比較され続けられてるんですから、芸術は残酷です・・。
そこからひたすら、田舎道を南下。ところがナビに地名を打ち間違えてしまい、ハリポタ撮影地の教会には行けず・・(涙)。
予定を変更して、翌日訪問予定だった「ハドリアヌスの壁」に向かいました。
古代ローマ時代のハドリアヌス帝治政下、今のスコットランドとの境界に築かれた、東西数百kmに及ぶ壁です。今はところどころ残っているだけで、ここは最も保存状態のいい要塞の跡ですね。
こういうことに、なってたわけです^^
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コメント
柴田さん、こんにちわ。
エジンバラは素敵な街ですよね、ロスリン礼拝堂は「ダヴィンチ・コード」にでてきた礼拝堂ですよね?
私も歴史や文学の舞台になったところを訪れるのが好きなので、今イギリスにいたら「ハリーポッター」の撮影場所に毎週のように行くと思います。
今週はモンツァですね。今年初めての現地観戦に行きます。ライコネンの調子も上がってきているので、いい結果になるといいなと願いつつ、出発しまーす!!
投稿: ムーミン | 2014年9月 1日 (月) 12時40分
ムーミンさん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。
そうでした!ロスリン礼拝堂は、『ダ・ビンチコード』に出て来たからと、見学に行ったのでした(苦笑・・)。さっそく、ブログの方にも加えさせていただきます。指摘していただいて、助かりました。
モンツァ観戦、楽しんでらして下さい。ライコネン、確かに上り調子です^^
投稿: ムッシュ柴田 | 2014年9月 1日 (月) 14時16分