このクグロフ、危険過ぎる!
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今年のパリは異常な暖冬で、日中は10℃以上の暖かさです。
近所の桜も、すっかり満開になってしまいました。それを眺めながら、パッシープラザ地下のスーパーへ。時間があったのでワイン売り場をぶらぶらしたんですが、ここはロワールワインがけっこう充実してるのですね。その晩は手巻き寿司だったので、合うかな〜と思いながらこれを購入。
まったく知らない銘柄で、「ロワール南部」と記されている。AOCはFiefs-Vendéens。これまたまったく聞いたことのない原産地呼称で、wikiで調べたら「2011年2月から認定された」という出来たてホヤホヤのAOCでした。
でも歴史は古く、このAOCの名前も16世紀のリシュリュー枢機卿に因んでるんだそうな。
この地図の左端の緑部分。河口に近い流域で、作られてます。ロワールの有名なワインは、もっと上流の赤や青の地域で、この辺りは近年になって、既存の銘醸ワインに負けまいと頑張り始めたようです。
品種はシュナン。2011年とまだ若く、アルコール分も14%とけっこう高めなんですが、過剰感はありません。林檎や蜜の余韻が長く続いて、非常に好感の持てるワインでした。これで11ユーロ(約1500円)は、決して高くない。和食にも合うし、何本か買い足しておこうかな。
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レンタカーピックアップの際、「念のためにチェーンも借りとこうかな」と、ちらっと思ったんですが、「毎年、スキー場のすぐ前の道路でも、雪が積もってたことなんてないし」と、心の声を無視したのでした。
そのあげくが、この有り様です。
それを遡る1時間前。自宅から650kmほどを順調に走破し、峠道に入った午後3時過ぎから、雪がちらちら。でもまだ全然積もってないしと、走り続けました。ところが雪はどんどんひどくなり、さすがにこれはちとヤバいかも。
その数km前に、「チェーン販売中」の看板が出てる修理工場があったのを思い出し、Uターン。ところが頼みのその店は、「17時まで昼休み」。そんなに待ってたら路面が凍結してしまうので、とにかく行けるところまで行くことに。
そして何とか、ホテルのある村の入り口に到着。しかし緩い上り坂が、もはや上れない。100mほど前方のガソリンスタンドまで滑りまくりながらたどり着いて、チェーンを購入したのでした。
チェーン装着なんて、20年ぶりぐらい?今どきのチェーンは、クルマを動かさずにそのまま付けられるのですね。最初は取説も読まずに、昔通りにタイヤの前に敷いて・・とやってたら、嫁から「他の人、誰もそんなふうにしてないよ」と指摘されて、初めて気がつく体たらく。
そこからホテルまでわずか2kmの道のりのために、120ユーロのチェーンを購入・・。しかもレンタカーのこの車種にしか付けられないから、来年まで取っておいても意味なし・・。自業自得を絵に描いたような1日でした。
一夜明けた愛車。こんなところへチェーンなしで来ようとした人の、顔が見たいもんだ・・。
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(承前)メインの一皿目で出て来たのが、これ。
写真だと普通のスフレにしか見えないんですが、中味は純和風の味わいのオマールときのこのお澄まし。出汁は何で取ってるんでしょうか。僕の両側で食してる二人が、スプーンを口に運ぶたび、陶然とした表情をしておりました。一口もらった僕も、「おいしい」としか言えない。
僕のメイン1は、帆立と自家製ニョッキ。上にはカラスミがかかってます。このニョッキ、ほんのりした甘さはサツマイモですかね。絶品でした。前菜の牡蛎フライとスフレと、このニョッキ。お代わりが食べたかった!
そしてメイン二皿目でドンっと出て来たのが、子羊背肉の岩塩包み焼き。
岩塩をパカッと開けると、
見事にロゼに焼き上がった子羊の登場です。ねっとりした赤身と、脂身の香ばしさのマッチングが抜群で、このタイミングで開けてもらったメルキュレが進みました。
仕上げはTOYO名物オマールの出汁がたっぷり利いたカレー。
最後に友人夫婦と僕とに、それぞれ特製ケーキを出していただきました。隣席のKENZOさんにも祝っていただき恐縮。忘れられない記念の夜となったのでした。
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久しぶりに、夜のTOYOに行って来ました。友人夫婦の結婚記念と、僕の誕生祝いの合同ディナーでした。
今夜はこの絵の作者も、カウンターに座ってました。連れのオジサンと二人、焼酎のウーロン茶割りを飲みながら、アサリの酒蒸しと雑炊。その一角だけ、完全に居酒屋になってましたね(笑)。
いきなりつき出しから、目にも楽しい根菜の盛り合わせ。時々、数の子が入っていたり。野菜はうちの近所の、チエボーさんの店で仕入れたとのことでした。
つき出しを食べ終わってふと目を上げると、Toyoさんが一心不乱に何かを下ろしてる。
牡蛎フライの上に、黒トリュフをどっさり載せてます。
これが一皿目の前菜。下に敷いた栗のソースとのハーモニーも完璧。いきなりノックアウトでしたよ。
二皿目の前菜は、冬の野菜サラダに雲丹を散らしたもの。
あるいは軽く炙ったオマール海老をどさっと載せたサラダ。めくるめくToyoワールドが、始まりました(続きます)。
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週末は、今年二度目の「ど〜んとロング」走行会。1月の「パリ1周35km」に続いて、今回は郊外の町サンジェルマン・アン・レイまでの往復でした。
スタート時点での参加者は11名。うち五本指ランナー、2名。左端のアマガエル色のシューズが、僕です。これまで五本指の最長距離は、モンマルトルの丘まで往復の16kmでした。どこまで行けるか、やってみようかと。
のんびり走って、2時間ほどで到着しました。往路は、約20km。パリの西端、デファンスの高層建築群が、小さく見える〜。
みんなでカフェに入って、チーズバーガーで栄養補給。1時間ほど休憩したのち、復路に挑戦しました。
「帰りも20kmは、ちょっとキツイよね〜」ということで、15kmの短縮バージョン。それも結局、デファンスにたどり着いたところで「今日はもう、いいにしますか」ということで、最終的に34kmほどのランとなりました。
拡大して見てもらうとわかるのですが、距離的には大したことないものの、アップダウンがけっこうありまして。個人的には五本指で完走した達成感は大きかったんですが、その後左の甲がぷっくり腫れてしまいました。前日にキロ5分ちょっとのペースで19km走ったのもあって、ちょっと負荷が大き過ぎたようです・・。無理は禁物ですね。
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先週の土曜日、オペラ座近くの映画館に『風立ちぬ』を観に行きました。
先月下旬の封切り直後に娘が友達と観に行ったら、満員で入れず。それで今回は父娘で、かなり早めに出かけたのでした。
上映30分ほど前に入ったら、ガラガラ。な〜んだと思っていたら、そのうちどんどん人が入り始め、CMが始まってからも人の波は途切れず、とうとう最前列までふさがって、完全に満席になりました。
こうなると、フランス人たちはちゃんと楽しんでくれるだろうかと、別にジブリ関係者でも何でもないのに、客たちの反応が妙に気になってしまい(笑)。
でも小さな子供たちも少なくなかったけど、みんな食い入るように画面に引き込まれてましたね。菜穂子の嫁入りのシーンでは、仲人夫婦の口上の可笑しさに笑いが湧き、彼女の美しさに涙し・・、去年の夏に日本で観た時の周囲の反応と、ほぼ同じでした。宮崎駿の作品が、人種もメンタリティも違うこの人たちの心に、確実に何かを残しているんでしょう。
最後にユーミンの『ひこうき雲』が流れ始めたら、隣の男の子が「ええ〜、もうおしまい!?」と、ひとこと。僕も同じ思いでした。このまま、『ナウシカ』や『トトロ』や『千と千尋』が上映されたらいいのにと思いました。
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新年最初に見たバレエ『眠れる森の美女』のことを、以前上げましたが・・(こちらです)。
あの時も書きましたけど、始まってまもなく、舞台上手でお小姓役のダンサーが一人、バッタリ倒れて苦しそうにうめいてたんですね。仲間たちが大急ぎで運び去って、バレエは何事もなかったかのように進みました。でも演出にしては真に迫りすぎてるなあと、ずっと気になってました。
嫁も気になってたようで、知り合いのバレエの先生に聞いたところ、以下のような返答が。
「まあ、そんなことがあったんですか。『眠れる森』に、そんなシーンはありません。きっと急に具合が悪くなったんでしょう。実はあの演目すごい人気で、かなりスケジュールを詰め込んでたんですね。おまけに端役のダンサーたちは、他の出し物と掛け持ちするのも普通なんです。それできっと、ハードスケジュール過ぎて倒れてしまったんじゃないかしら」。
ちなみにパリのオペラ座の年間空席率は、ちょっとうろ覚えですがガルニエとバスチーユ合わせても、確か6〜7%ぐらいだったのではないかと。つまりすべての演目が、お客さんでほぼ埋まってるわけです。す、すごい・・。
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先週のスペイン・ヘレスへの出稼ぎは、F1の冬の初テスト取材でした。
今年の技術規則の枠内で少しでも速いクルマを作ろうとすると、こんなヘンテコリンな鼻になってしまい、「醜すぎる!」と、ずいぶん騒がれました。でも実際に走り出すと、そういうことって、けっこうどうでもよくなってしまうんですよね。
フェラーリはアリクイ(ピノキオ?)ノーズとは、違う解決法を持ち込んでました。マシン左側に見える物干し竿みたいなのは、前輪後ろの流速を計るセンサーです。
ところで冬のテストで困るのは、昼食を摂る場所がないこと。シーズン中はチームで食べさせてもらうこともできるんですが、テスト中は関係者以外お断りのところが多い。かといって、外に食べに出るヒマもない。最初の2日間はポテチとかで紛らわせましたが、そろそろ限界・・。
そんなひもじいわれわれを救ってくれたのが、ここ。タイヤメーカーのピレリです。
本当はこんなふうに、スタッフのための食事場所なんですが、彼らのランチが一段落した頃、シェフのクリスチアンに「いい?」と、こっそり訊きに行って、親指を立ててくれたらOK。結局、2日続けて押しかけてしまいました。
なにしろ食べるために生きることにかけては、フランス人に引けを取らない人々ですからね。いわば社食なんですが、凝りに凝ってます。ちゃんとメニューが配られて、注文する方式です。これは相方が頼んだサーモンのグリル。
僕はマグロをさっと炙った、香ばしい一品。
初日は海の幸のパスタと、バルサミコ酢を利かせたサーロインステーキでした。
ミルフィーユと、塩キャラメルソースかけのチーズケーキも、実にレベル高しでした。カロリーも、高いけど・・・。
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今回は、特にしんどいレースでした。
珍しく快晴の日曜日。パリの東、ヴァンセンヌ市役所前がスタート地点でした。毎年のハーフマラソンか、たまに動物園に来るくらいなんですが、ヴァンセンヌ市ってなかなか暮らしやすそうな町です。
スタートを待つランナーたち。「50分以内の部」に参加したんですが、僕の自己ベストは2週間前に出した47分47秒。ギリギリです。でも速い人について走った方が、いい記録が出るんじゃないかと。
結果は、46分00秒。前日に海外出稼ぎからヨレヨレになって戻って来たわりには、いいペースで走れました。でもしんどかった〜。事前に全然コースの下見もせずに走ったんですが、なぜか1周目4km、2周目6kmというレイアウト。なので心理的に、2周目はものすごく長く、いったいいつまで走るんだ〜と叫びたくなりました(笑)。
われわれのゴール直後には、ちびっ子たちのレースも開催。400mくらいだったかな。
みんな、カワイイ。見てるだけで、なごみました。
2週間前の14区10kmレースは、いかにも手弁当風の開催で、メダルも質素でした。それに比べると、ヴァンセンヌのメダルの大きいこと。やっぱ財政豊かな町なのかな〜。どっちも、苦しくて楽しい大会でした。
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