« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

2014年1月

2014年1月29日 (水)

ニキ・ラウダの名セリフ。うならされました。

ニキ・ラウダとジェームズ・ハントの友情、ライバル関係を描いた映画『RUSH』。大変面白く観ることができました。自動車レースに全然興味のない人でも、楽しめると思います。このポスターは、ちょっと取っつきにくいですけどね。

Th_rush_ver9_xlg

で、ニキ・ラウダがこの映画の脚本家ピーター・モーガンに、こう語ったそうな。

"Please explain something to me. How is it that you write me like a total [jerk], rude and cold and arrogant and objectionable, and now everyone comes up to me and tells me that they love me?"

「ちょっと説明してくれないか。あんたは私を愚かで無礼で冷酷で高慢で不快な人物に描いてるが、観た人みんなが私のことを大好きだというんだ」。

物書きにとって、これ以上の誉め言葉はないでしょう。

LAタイムズに寄稿した脚本家の記事原文は、こちら。日本語訳は、こちらです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月27日 (月)

フォークをぶすっと刺したスペインオムレツ。でも、美味しかった〜。

日曜の晩から、スペイン・へレスに来ています。今年最初の出稼ぎ。セビリアからクルマを飛ばして、午後10時ぐらいに町に着いて、レストランを探したのだけれど、なかなかこれというのが見つからない。結局、駅前のバールに入りました。

Th_img_3763

なんとこの風情のある建物が、へレス駅なんですよ。その向かいにあるバールも、風情があるというか、かなりうらぶれておりました(写真撮り忘れた)。

Th_img_3764

もう閉店間際だったので、取り急ぎという感じで赤ワイン一杯とトルティーリャ(スペインオムレツ)を注文。フォークをぶすっと刺して出て来たけど、大変おいしうございました。ワインもものすごく安かったけど(水と同じ1,5ユーロ)、スペインワインて安くても十分おいしいんですよね。満足でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月24日 (金)

「最優秀ビストロ」、ちょっと期待が大き過ぎたかな・・。

オペラ界隈に行く用事があったので、ついでに以前から気になっていたビストロに食事に出かけました。

Th_udsfn

「ビストロ・ヴォルネイ」。ブルゴーニュワインこだわりの店かと思いましたが、通りの名前をそのまま店名にしたようです。とはいえワインも売ってます。

Th_p1090927

場所柄、ビジネスランチ風の人多し。「いつも混んでる」とネットにあったので、予約して行きました。実際、すぐに満席になってました。

Th_p1090925

席に着くとすぐに、パンとリエットが運ばれます。これで腹の虫を抑えながら、メニューを眺める参段。いつもより長めに走って腹ぺこの身には、すごくありがたい。

Th_njclk

前菜+メイン+デザートで38ユーロ(約5300円)。いいお値段です。気軽には来れない。でもウェイトレスと親しげに話してる、常連風のビジネスマンがそこかしこにいました。

Th_mvmjn

前菜はトピナンブールという菊芋の一種のクリープスープと(真ん中にちょこっとフォアグラ)、

Th_5hcrm

半熟卵にベーコン、ハーブの盛り合わせ。繊細な味付けでした。

Th_p1090940

メインはアンガス牛のバヴェット(ハラミですか)。マデーラソースはすごくおいしかったけど、肉がちょっと硬かったです。ナイフの切れ味が悪いのも、残念。

Th_p1090941

嫁の真鯛は、完全に外してたようです。

Th_p1090930

昼なのでグラスワインにしたんですが、リストを頼もうとしたら「白はシャルドネ?ソーヴィニヨン?赤はボルドーですか、ブルゴーニュ?南西ワイン?」としか訊いてくれない。ワインもウリにしているビストロで、これはないんじゃないかな・・。銘柄もわからぬままシャルドネと南西ワインを頼みましたが、値段につり合わない品質なのは、よくわかりました。

Th_p1090946

デザートのスフレのレベルは、かなり高かったです。この日の一番!

このブログではガッカリした食事の話は基本的に載せないのですが、この店は3年前に某グルメガイドの「最優秀ビストロ」を受賞し、レビューの評判もいいので、あえて違う印象を綴ってみました。

比べたら悪いけど、暮れに行った肉食レストランの素晴らしさが、改めて甦ってまいりました(こちらです)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月21日 (火)

冬の月。

昨日は嫁の友人たちが、デザートをどっさり持って来てくれまして。

Th_p1090903

ピエール・エルメのガレットが美味だったのはもちろん(今年何個目のガレットだろ)、

Th_p1090901

この盛り合わせも素晴らしかった。ケーキバイキング状態でございました。う〜身体が重い・・。

ところで昨夜は満月でもないのに、月が煌々と照ってました。

Th_p1090906

露出をエッフェル塔に合わせると、まるで街灯みたいに明るい。

Th_p1090917

手持ちだと、さすがにブレてます。月が動くのが早くて、あっという間にエッフェル塔の中へ隠れてしまいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月19日 (日)

曲線の美。金属の美。

うちの近所を歩いていて、物凄く状態のいいシトロエンDSに出くわしました。

Th_img_3749_3

自動車というものが、中でもフランス車が光り輝いていた1950〜60年代を代表する名車です。先進技術満載のメカニズムもさることながら、何よりもこの曲線の優美さに魅かれます。1976年に旅行で初めてフランスを訪れて実物に遭遇した時は、一工業製品がフランスを体現しうること、そしてその圧倒的な存在感にたまげたものです。

Th_img_3748_2

ワゴン車や、そこから派生した救急車仕様、オープンモデルなどもありましたが、やはりセダンタイプを斜め後ろから見た時が、一番美しいですね。ドゴール大統領が愛したというのも、よくわかる。前に停まってる日本車、頑張れ〜。

Th_img_3724_2一方こちらは、シャトレ界隈を散歩していて見つけたソファ。骨董ではないですが、レトロな雰囲気がいい味出してます。『紅の豚』の、飛行船内とかに置いてありそう。

Th_img_3725_2

年とともにすっかり物欲がなくなりましたが、これは久しぶりに「欲しいっ!」と思いました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月17日 (金)

久々の雨ラン。

この冬のパリは異常に暖かく、日中は10℃を超えることが珍しくありません。その代わりというか、暖かいからなのか、毎日のように雨が降ってます。

Th_img_3730

昨日も、けっこう強い雨が降ってました。今まで雨のレースの経験がなく、練習になるかなと、えいやっと外に出て行きました。上はキャップとウィンドブレーカー。でも下は、短パン。1月なのに・・。

Th_img_3731

ところが5kmも走らないうちに雨が上がってしまい、エトワール広場に虹出現。

Th_img_3734

モンソー公園を1周してから、モンマルトルの丘へと上がって行く。

Th_img_3736

見下ろすたびに、パリの街は違う表情を見せてくれます。

Th_img_3739

最後はセーヌ川まで降りて行って、のんびり帰ってきました。五本指シューズにも、だいぶ慣れてきたかな。

Th_img_3746

ちょっとしつこいですが、パリ市内いたるところという感じで、このポスターを見るものですから。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月15日 (水)

愚直なほどのシャトー・スータール。

冬のバーゲンで、大ぶりのワイングラスを購入。となれば、ちょっといいワインを楽しみたい。セラーをごそごそ探って、これを引っ張り出してきました。

Th_p1090899

1985年のシャトー・スータール。サンテミリオンというと、メルロー主体で優しい味わいのイメージがありますが、こいつはそれとは対極です。20数年前にボルドーまで買いに行って、その10年後に抜栓した時には、色は深い紫色で、一口含むとものすごく苦い!いつまで経っても開いてくれず、降参した記憶があります。

29年目の今年は、どうか。色は深いルビー色。いささかもレンガ色の気配はない。空気に触れた一瞬あとから、落ち着いたベリー系の香りが広がる。口当たりはまろやかで、余韻は十分過ぎるほど長い。文句も言わず、少しずつ愚直に熟成を重ねてきた感じながら、まだ十分に若い。一体、ピークはいつなんだろう!?

Th_p1090895

お供はシンプルに、生ハムとモンドール。二人で一本、あっさり空いてしまいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月13日 (月)

『風立ちぬ』、パリでも公開です。

パリ市内のあちこちに、この看板が立ち始めました。

Th_img_3704

宮崎駿監督の最後の作品(なのか?)、『風立ちぬ』。フランスは来週22日から、公開みたいですね。いいポスターだなあと、改めて思いました。タイトルを含め、文字が全部フランス語になってる分、左上の筆書きの「生きねば。」が、いっそういいアクセントになってます。

「風立ちぬ いざ生きめやも」
ポール・ヴァレリーの詩を堀辰雄が訳したこの言葉に初めて触れた中学生の時、なんかカッコいいぞと感じつつ、「生きめやも」の部分の意味がよくわからず、もやもやとした想いが残ってました。

その後フランス語を習い初めて、原文が"il faut tenter de vivre"という平易な文章だったのを知り、拍子抜けしたことを覚えています。でも平易なのは文法的にというだけで、中味はなかなか奥が深いようです。

「生きなければならない」ではなく、「生きようとしなければならない」。生きることに対する躊躇や不安が、突如吹き渡る風の音で増幅されるような、そんな感じでしょうか。宮崎監督の過去の作品の中でも、そんなシーンに何度も出会ったような気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月11日 (土)

パリ1周35kmど〜んとロングラン!

新年初のロングラン。

Th_img_2766

11人が集結して、大盛況となりました。それにしても最近のシューズは、カラフルだこと・・。

Th_img_3708

今回はパリの西端ポルト・マイヨ(マイヨ門)を出発して、時計回りにぐるりと1周するコースです。19世紀まで城壁が巡らされ、出入りを監視する門が置かれていた跡地の広い広い周回道路を、おしゃべりしながらのんびり走り続けます。

10時前から走り始めて、ちょうどお腹が空いた辺りでチャイナタウン付近に到達したので、

Th_img_2776

みんなでフォーやサイゴン風スープで腹ごしらえして、また走り出したり、

Th_img_3714

「もしパリでひとつしかガレットを選べないとしたら、ここのにする」とメンバーの一人が絶賛する店に立ち寄ったり。

Th_img_3713

確かに見るからに、おいしそう。フェーヴにも、心魅かれる・・。手前の星シリーズが今年版で、奥の鳥シリーズが去年の。小ぶりのガレットをひとつと鳥シリーズを買って、残りの行程は紙袋を提げながらのランニングとなりました。

Th__20140111_170934

ぐるっと1周で、35km。ちなみに山手線1周も、奇しくも35kmなんだそうな。山手線1周の方がずっと長いような印象だったけど、パリもけっこうでかいのですね。くたびれた〜。でも楽しかった!

Th_img_3716

われらが隊長は、そのうちの30km近くをこれで走り通しました。しかも、実にしなやかな足取りで。いやはや・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月10日 (金)

「ガレット」おまけです〜。

まだ食い飽きないのかと言われそうですが、老舗「ポワラーヌ」のガレットは、素朴な外観がいかにもおいしそうなもので。

Th_p1090879

中味、詰まってそうな感じでしょ!しかもフェーヴは、「ブレーメンの音楽隊」の動物たち。著名フェーヴコレクターのMikaさんによれば、Petit Atelier de Parisという工房が、2年に一度ポワラーヌのために作るフェーヴなんだそうな。

Th_p1090884

うちのに入ってたのは、一番上に乗る一番ちっちゃなニワトリでした。ちょっと残念。

Th_1493204_438126319648772_14657972

全部揃うと、こういうカワイさですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月 9日 (木)

パリは桜が、三分咲き。

日本はけっこう、冷え込んでるらしいですね。アメリカほどでは、ないんでしょうが。

一方フランスは、異常な暖かさです。例年なら公園の池がカチンカチンに凍ってたりするパリも、日中の気温が15℃近くまで上がってます。だからなのか、先日ランニングの途中にモンソー公園に寄ったら、

Th_img_3692_2

桜の花が、ほころび始めてました。まだ1月上旬だというのに・・。

Th_img_3689

そのままクリシー広場を右に折れ、ムーランルージュの横を抜けて、モンマルトルの丘に上がり、サクレクール寺院で初詣してきました。形ばかりとはいえ、観光客が溢れる中で柏手を打つのは、ちと恥ずかしい・・・。

Th_img_3693

5本指シューズのビブラムで、ここまで来たのは初めてでした。

Th__20140109_151005

普通のシューズに比べると、1kmあたり30秒以上ペースが遅いとはいえ、15km完走できたのは何より。走り終わったら、ヘロヘロでしたけどね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月 6日 (月)

さて、今年のガレットは・・。

正月も6日、エピファニー(公現祭・キリスト出現をお祝いする日)がやって来ました。異教徒的には、ガレットを食べる日です。最近は季節感がなくなって、年末のうちから売り出されたりもしてますが。

今年はまず、ラデュレへと向かいました。

Th_p1090846

ガレットは相変わらず、美味。でも『美女と野獣』をテーマにしたフェーヴは、イマイチ地味だったかな・・。

Th_p1090859

フェーヴの可愛らしさで言えば、やはりユーゴ&ヴィクトールですかね。

Th_p1090858

去年に続いて、色とりどりのケーキシリーズ。値段はちと張りますが、ガレットも期待を裏切らないおいしさです。

Th_p1090860

それに比べるとカイザーは、ガレットもフェーヴもちょっと残念だったかな。15年以上前、まだ売り出し中だった頃のエリック・カイザーを主人公に、30分の番組を作ったことがありましたが、あの頃のカイザー青年は、まさに職人そのものというひたむきな印象でした。あれから世界中に店ができて、もはや彼の目が商品にちゃんと届いていないのかもしれません。

Th_p1090861

サダハル・アオキは、ひとつひとつをしっかり作ってる感じ。パイ生地薄め、あんこたっぷりなのも好みです。

Th_p1090868

エッフェル塔も、

Th_p1090877

王冠もかわいいぞ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年1月 4日 (土)

オーロラ姫、かぶり付き鑑賞でした〜。

新年最初の観劇は、バレエ『眠れる森の美女』でした。

Th_img_3670

相変わらず市民会館のようなオペラ・バスチーユ。伝統的なバレエは、やっぱりガルニエで観たいよな〜と思いつつ場内に入って行くと、

Th_img_3672

何とまあ、一番前の席じゃありませんか。ネット予約した際には、もっと後ろだったはずなのに(???)。飛行機同様、アップグレードでもしてくれたのか。でも文句を言う筋合いは、全然ありません。オーケストラピットがかなり場所を取って、舞台まではけっこうな距離がありますが、とはいえオペラグラスで覗くと、ダンサーたちの全身が全然入らないほどの近さです。トウシューズのこつこつという音はもちろん、息遣いさえ聞こえそう。

Th_img_3681

始まってすぐに、お小姓役のダンサーが苦しそうにバッタリ倒れるハプニングがあったりしましたが、あとはすべてがめくるめく夢の世界。完全版の3時間、2回の休憩を入れて3時間半の上演が、本当にあっという間でした。

Th_img_3684

オーロラ姫役のアウレリア・ベレは、年末からの上演中、この日1回だけの出演だったそうです。それもあってか、気迫がビシバシ伝わってきました。いやはや、凄い世界です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年1月 2日 (木)

『そして父になる』、パリで観ました。

お客さんの入りは・・・ガラガラでした。でも午前中の初回だし、フランスは今日、1月2日から平日ですしね。年末25日に封切られて、その1週間後には上映館が増えてますから、全体の入場者数は悪くないんじゃないでしょうか。

こちらの批評家の評価も、お客さんたちの評判も、軒並み高いです。

「是枝監督のタクトの振り方は、繊細無比。細いマッチ棒を1本ずつ丹念に積み上げて行くように見えて、出来上がったものはがっしりとした荘厳なカテドラルになっている」

Th_telperetelfils_portrait_w858

素直に心にしみる映画でした。一見、ごく自然に撮っているように見えるのが凄い。確かな職人技と臨機応変さ、瑞々しい感性と忍耐力が両立しているのが、この監督の素晴らしいところだと思いました。カメラがずけずけと、入り込んで行かない。あと一歩のことろで抑制しているから、余韻が深い。抜群の演出力なのに嫌みじゃないのは、きっと監督が対象に謙虚だからなんでしょうね。

いやな性格を演じる福山も、よかったな〜。あの夫婦、これからどう生きて行くんだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月 1日 (水)

明けまして、おめでとうございます。

今年も、素晴らしい1年でありますように。

Th_img_3529



| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »