首里城、琉球王国、沖縄戦・・。
那覇空港に行く途中、首里城に寄りました。石垣島行きの便まで時間があるからという消極的な理由だったんですが、行ってみると実に面白かった!
入り口の守礼門ぐらいしか、見るものがないのかと思っていた自分が恥ずかしい。
堂々たる歓会門。ほとんど隙間なくみっしり積まれた石垣といい、
この亀甲形の石畳といい、築造技術のレベルの高さが窺えます。
正殿は残念ながら1945年の沖縄戦で焼失し、のちに復元されたものです。
往時の壮麗さを窺わせるジェオラマ展示。
戦前は国宝に指定されていたそうです。失われたのは建物だけではなく、
貴重な文書、宝物の多くも。歴代国王の肖像画は、戦前にガラス乾板で撮影したモノクロ画像しか残っていないため、華麗であったろう色彩は想像するしかありません。
館内を案内してくれる係の人たちが身に付けている衣装は、宮廷の服装を復元したもの。
警備のオジサンは、役人の官服。頭に巻いたターバンみたいな帯の色で、位が決まっておりました。
宮廷は男子禁制で、この着物も実は少年たちが身に付けていたそうです。足袋まで真っ赤な、派手派手ファッションですけどね。
ちなみに沖縄で尚(しょう)さんという名字の人は、かなりの確率で琉球王国の末裔の可能性が高いと、右の案内のお姉さんが教えてくれました。
首里城見学があんまり面白くて、危うく飛行機に乗り遅れるところでした(^-^;
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