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2013年2月24日 (日)

『ル・ルビー』。奇跡のようなカフェです。

時々遊んでもらってる関原さんがパリに戻ってるというので、連絡して一杯呑みに出かけました。

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待ち合わせ場所は、関原さんちの近所の旧サントノレ市場界隈。

Th_img_2483『ル・ルビー』という、カフェ・レストランです。といっても、ちゃんとした食事が出るのは昼時のみ。夜はもっぱら、呑むだけです。夏の夜に通りかかると、店の前に置かれたワイン樽の周りに人が群がって、深夜まで呑み続けてます。この寒空の下でも、二人いました。煙草が吸いたいんでしょうね。

で、このカフェの何が凄いかというと、

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1950年代のパリの雰囲気が、そのまんま残ってるところ(僕自身は映画や写真でしか、知らないわけですが)。でも1965年にパリに来た関原さんも、「そうだ、そうだ」と言ってるから、そう間違ってないと思います。初老の主人夫婦も、ついこないだオーベルニュ地方から出てきたばかりみたいな朴訥な感じで、「時が止まったよう」という表現は、こういう店のためにあるかと。

ちなみにこのパノラマ写真、iPhoneで撮ったんですが、動いてる人間は合成できないようですね。中心にいるピカソのアビニョンの女みたいな物体は、撮影中に手を振ったり、頭を盛んに動かしてた関原さんです(クリックして拡大すると、ちと不気味。右端の人物も)。

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この日はプチ・シャブリを2杯ずつと、コート・ド・ローヌの赤を1杯ずつ。それにポワラーヌのパン+生ハム、リエットとチーズの山盛り。あと、ピクルスをひと皿。それで、ひとり20ユーロでした。

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こういう店に腰を落ち着けて、安くて美味いワインをあおりつつ、関原さんが体験したパリ5月革命の生の話を聴く。何という贅沢な時間・・・。

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ソニーのコンデジに、ライカの35mmレンズをつけたのが、最近の関原さんのお気に入りのようです。

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コメント

素敵ですね~♪
ヘレス旧市街の「たこ屋」さんにもかなり惹かれましたが、やはりパリでレトロでリーズナブルなこのお店は訪れたい場所リスト入りです。ありがとうございます。
一人で行っても入りやすいでしょうか?

投稿: | 2013年2月25日 (月) 11時50分

こんにちは。コメント、ありがとうございます。

一人で入っても、全然大丈夫です。カウンターでの立ち飲みも良し、勝手に席に座って一人で呑むのも良し。店の人も、ほっておいてくれますので。すごく気楽な店です。

投稿: ムッシュ柴田 | 2013年2月26日 (火) 09時28分

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