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2012年7月17日 (火)

パリを走るのが、楽しくなる!Autolib体験記:試乗篇。

ということで、ようやくレンタルに成功。

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これは後日、革命記念日のパレードを見物し終わり、シャンゼリゼ横のステーションで借り受けようとしてるところです。付近はまだ車両通行止めだったんですが、オートリブだけはフリーパスでした。

レンタルの際注意するのは、外したプラグを左の柱の中にしっかり収納すること。ケーブルをいったん引っ張ると、ぐるぐるっと巻き取ってくれます。

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これをしないで車内に乗り込むと、上のモニターに「しっかり収納しなさい!」という警告が出て、発進できません・・・。上部モニターの表示は左からシフトレンジ、速度、バッテリー充電状態。下のナビは、付近のステーションに何台の駐車スペースがあるかも教えてくれます。

気になるバッテリー消費ですが、30分ほど走って数%減る程度。満タンで(満充電というのか?)、150kmほどは走れそうです。

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運転は普通のオートマ車と同じ。ブレーキを踏みながらレバーをDに合わせ、ハンドブレーキを戻してアクセルを踏み込めば、するすると発進します。

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生まれて初めてEV車を運転しましたが、同業者たちが口を揃えるほどの感動はなかったです。あくまでちょい乗りを想定して開発されたクルマですから、日本製EVに比べると洗練度は大きく劣る。内装はチープだし、運転ポジションは非常に調節しづらいし、スピードを上げるとモーター音がかなり賑やかだし。小型のモノレールに乗ってるような感じかな。

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デザインは一応、ピニンファリーナ。先日亡くなった、ご本人の作品ではないと思いますが。

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と、なんだかんだ文句をつけてますが、思ったよりはるかに便利、かつ楽しい乗り物です。パリ市内に限らず、大都市でクルマに乗る時に一番イヤなのが、渋滞と駐車場所を探すことなんですが、Autolibは街のど真ん中にステーションが密集している。目当ての場所の近くに必ず駐車できるとなれば、気軽に借りようという気になりますよね。

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クルマを停めたら、プラグを後部に差し込んでレンタル終了。

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するとその瞬間に、携帯にショートメールが入って来る仕組み。これまた便利です。「24分間の使用で、3.66ユーロでした」。今のレートだと、約350円。3人で利用すれば、メトロより安い!

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ヴェリブとオートリブの二つがあれば、パリ市内(それから、ちょこっと郊外も)の移動は完璧かと。

ガソリンは食わないし、空気は汚さないし。唯一、使用電力の約8割が原子力で作られたものだというのが、穏健な非原発派としてはちょっぴりひっかかるところですが・・・。

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