『さ・か・な』を食す。
で、『Sa Qua na(さ・か・な)』の話です。このレストランの由来などなどについては、2008年に取材で訪れた折りのブログを、ご覧下さい(こちら)。あれからあっという間に3年半も経ってしまっていたという事実には、ちょっとたじろぎました。
店はオンフルールの旧市街に入ってすぐの、素敵な界隈の一角にあります。
外観も店内も、4年前のまま(料理の値段は、ちょっと上がってしまいましたけど)。今回われわれは、全部で9皿のコースメニューを注文しました。
この付き出しには、ちょっとびっくり。いきなりデザートか?というような甘いタルトが、しかもけっこうな大きさの1人前が出てくる。でも焼き立て熱々で、あっという間に完食。
一皿目は、鱸(すずき)のポーチにココナツスープを注いだ、東南アジアっぽい前菜。「石焼きビビンバの器だ」と言ったら、ギャルソンはその日本語だけ理解して笑ってました。洞爺湖にいた人なのかな?
続いて、蒸したサーモンに、ポワローネギと生姜のラビオリ。泡は、ベーコン風味でした。
そして真鯛を焼いた上に、アスパラガス、ラディッシュ、ワカメなどを添えた一品。
魚料理の最後は、Saint-Pierre(マトウダイ?)を蒸し、牡蛎風味を加えた周りに、ブロッコリーの泡を注いだもの。黒い粒々は、イカ墨のてんぷら(!)。意欲的ですが、ブロッコリーが魚の生臭さを強調してしまったのが残念。
次も、泡だらけ・・なフォワグラ。
メインは、子羊のローストでした。
コースをずっと通せるワインとリクエストしたところ、ピュリニ・モンラシェの2009年を持って来てくれました。アレックス・ガンバル(頑張る!)というアメリカ人の作り手だそうです。すぐにデキャンタしてもらって、肉料理まで堪能しました。
このあとチーズ、そしてデザートが2品。満足度は決して低くないのですが、どこかで食べたような、という印象を終始持ってしまったことも事実。できればシェフには流行に流されず、独自の路線を行ってもらいたいと思いました。
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