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2011年12月11日 (日)

NISSIN vs AJINOMOTO。

 例年だと6月に行われる娘の学校の学園祭が、今年は都合で12月開催になりました。

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 なのでいつもは巨大すべり台とか、トランポリン、射的、スーパーボールすくいとかが並ぶ校庭には、テントがぽつんとひとつだけ。

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 内部は氷の張ってない、なんちゃってスケートリンクでした。

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 フードコートも冬枯れの中だと、炊き出しみたいです。

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 ホットドッグ、フリット、クレープには、長蛇の列ができてました。一方、われわれ日本人父兄会はいつもは焼き鳥スタンドを開設してるのですが、寒風吹きすさぶ中では、焼き鳥はすぐに冷めてしまうのではないかと。

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 そこで日本の生んだ偉大な発明(正確には安藤百福氏は台湾出身ですが)カップヌードルの熱々を出すことに決定。日清製と味の素製の2種類を準備しました。手前の日清カップヌードル、フランス暮らしが長いせいか、外観からしてすっかりバタ臭くなられて・・・。

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 味の素がカップ麺を出してるなんて、知らなかったな〜。しかも名前は、OYAKATA。親方ラーメン!

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 幹事の方々の大車輪の活躍で、教室はすっかりラーメン屋の風情。カップ麺なぞ見たことも食したこともないフランス人のために、写真入りで内容、食べ方を説明するポップなど、力作です。

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 フランス人たち、興味津々。醤油、味噌、塩に加えて、照焼き、浜焼き、すき焼きの6種類の味があるので、説明だけで一苦労でした。

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 でも注文してくれた人たちは、

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 「おいしい、おいしい」と食べてくれました。少年が続けて二つ目を買いに来た時は、一同思わずガッツポーズ。

で、われわれ日本人がこの帰国子女カップ麺2種類を食べ比べた感想ですが、

1)味の素の親方ラーメンは、外観も味も十分に和風。「日本の味で勝負」というマーケティングなんでしょう。やはり日本人には、こちらが受けてる印象でした。

2)一方、日清カップヌードルは見た目も味も「日本を離れて、長いんだね〜」状態。言い変えれば、フランス人の味覚をしっかり研究して、彼らに受けるものを開発したということか。麺自体の美味さは、さすがにこちらに一日の長ありかな。

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コメント

ごぶさたです。
このラーメン、懐かしいーなー。そして、学校祭も。

投稿: アミパパ | 2011年12月12日 (月) 23時50分

冬にフェットなんですね。寒い屋外で、帰国子女麺。ナイスアイデア!みんなお箸で食べていて偉いです(*^-^)

ジュネーブのスーパーで売ってるカップヌードルと、パッケージが違う〜!こちらは田舎バージョンなのか?!

投稿: しろみ | 2011年12月13日 (火) 09時30分

アミパパさん、ご無沙汰です。しろみさん、こんにちは。

帰国子女麺、初めての試みでしたけど、けっこう盛り上がってました。でも年々、日本人の生徒数が減ってることもあって、日本人父兄によるスタンド維持はだんだんむずかしくなってる印象です。かつての賑わいを知ってる者としては、ちょっと淋しいですけど。

投稿: ムッシュ柴田 | 2011年12月13日 (火) 21時58分

アミパパさん、お久しぶりです!日々お忙しそうですが、お元気でいらっしゃいますか?
来年はぜひ会いましょうね~。再会を楽しみにしています!

投稿: かりんとう | 2011年12月13日 (火) 22時00分

しろみちゃん。
来春から学校の一部を建て替えるそうで、それで今年だけ冬のフェットになりました。
ずい分と多くの方から「焼き鳥はどこいっちゃったの?!」と聞かれましたよ(笑)。
そちらで売ってる、別バージョンのパッケージが見たいなー。いつかブログに載せてね♪

投稿: かりんとう | 2011年12月13日 (火) 22時08分

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