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2011年9月16日 (金)

エシェゾー村で、エシェゾーを呑む。

 再び、葡萄収穫のお話です。その翌日、ジュネーブのminmin家と落ち合って、昼食をいっしょにしました。場所はボーヌから北へ20km足らず。コート・ドールのほぼど真ん中のフラジェイ・エシェゾー村にある「レストラン・シモン」です。

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 1時半頃店に入ると、土曜日の店内は満席。各テーブルの上には、必ずニワトリの置物が。どうしてだろう。

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 コースメニューは、前菜、メイン、チーズ、デザートで37ユーロ(約4000円)という、非常にリーズナブルなものでした。

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 女性陣の注文した前菜。エスカルゴをベトナム風春巻きネムに入れたもの。エスカルゴにはちとうるさいしろみさんは、「う〜ん、おいしいけど、ネムですね」と論評。

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 僕はオーソドックスに、「帆立貝のサラダ、夏トリュフ添え」。

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 続いてメインは、子羊のローストに根セロリを下ろした付け合わせ。ソースは何だっけ?トロピカルフルーツのような、甘酸っぱいものだったような記憶が・・。

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 もう一品は、リ・ド・ヴォー(子牛の胸腺)に季節の茸ジロールを添えたもの。こっちが正解だったかも。何しろ、一口も食べさせてもらえなかった。

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 普段ならこの段階でお腹いっぱいで、チーズはパスするところ。でもこの、「灰かぶりのエポワス」というのが珍しくて、つい注文してしまいました。エポワスの臭さは十分に残しつつ、まろやかで実においしかった。パリのチーズ屋では、見たことない。気がつかなかっただけか?

 で肝心のワインは、minmin氏がかなり頭を悩ませ、結局2004年(でしたっけ?)のエシェゾーを選択。最初はなかなか開かなかったものの、そのうち皆がウットリ。「やっぱり、エシェゾーだよねえ」と言い合って呑んでるうちに、写真を撮るのを忘れてしまいました。minmin氏も知らない造り手で、結局「誰が造ったのかわからないエシェゾー」を堪能したのでした。

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 最初のうちは、「ずいぶん、つっけんどんだなあ」という印象だった、この店のマダム。実はおちゃめな性格だと、チーズの頃に判明したのでした。

Restaurant Simon
12, place de l’Eglise - 21640 Flagey-Echézeaux - Bourgogne
Tél./Fax +33 (0)3 80 62 88 10
famille.simon7@wanadoo.fr








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コメント

そうそう、エスカルゴを食べよう!というのには物足りないけど、ネムとして、すごくおいしかったです(o^-^o)
皮がもちもちカリッとしてて、なかのお野菜の火の通り具合とかもばっちりで、アツアツだったし。
そういえば中華やイタリアンでは経験する、口に入れた時に”熱っ!”となる事が、フレンチだとほとんどないですよね。それはそれで上品なんだけど、何か物足りなさを感じる場合もある。とくにこういうアジア出身の料理をアレンジしたモノに。その辺もこの店のシェフの皿には、食いしんぼゴコロを満足させる何か(?)がありました。.....一皿に語り過ぎ?

それにしても、大遅刻ですみませんでしたm(_ _)m

投稿: しろみ | 2011年9月17日 (土) 07時10分

ネムひと皿で、ずいぶん熱く語りましたね〜。さすがです。

minmin家との食事は、いつもひときわ楽しい。またいつか地球上のどこかで、いっしょにうまいものを食いましょう。

投稿: ムッシュ柴田 | 2011年9月17日 (土) 11時40分

エシェゾーは2005年でした。有名な造り手の村名ワインと,知らない造り手のエシェゾーがあまり変わらない値段でしたからね〜、迷いました。「もう決まりましたか」と2回督促に来られてしまいましたものね。年も良かったので、開くのに時間がかかりましたが,やはりエシェゾーでした。リドヴォはネチッとした食感がたまりませんでした。茸のソースもリドヴォも薄味で、食べる人に素材の味を探らせることを意図したような一皿だったと思います。かんとうさんもきっと探り続けて旦那に分け与えている余裕が無かったのだと思いますよ。

投稿: minmin | 2011年9月17日 (土) 12時11分

そっか、2005年でしたか。さすがという感じでした。たとえば昔ごいっしょしたボーヌのL'Ecussonに比べると、ワインの価格設定がやや高めでしたけど、でもこういうワインが堪能できたのですから、大満足です。

リドヴォーは、「私、ひとくちあげたけど」と、膨れられました。覚えてなかったとは・・・

投稿: ムッシュ柴田 | 2011年9月17日 (土) 12時29分

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