パリは、真夏!
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確か金曜日だったか、シンガポールGPのパドックで可夢偉くんのマネジャーが、「リンキン・パーク用のパスを、大急ぎで調達しなきゃ」と、あちこち走り回ってました。「リンキン?何、それ?」と思っていたら、しばらくして数人のグループがぞろぞろと下りて来ました。
この業界では若者の部類の米家青年に、「誰、この人たち?」と訊いたら、「知らないんですか!」と。世界的にメジャーな、ロックグループのようです。でも、知らないものはしょうがない。名前も顔も、まったく初めて。ググってみようと、「りんきん」を変換すると、思春期の頃に覚えてうれしがってた漢字が最初に出て来るぐらいで。「そうか、お前も知らないのか。そうだよな」と、パソコンをいたわったり(ウィキペディアによる解説は、こちらです)。
大体、数人いるうちのどこからどこまでがメンバーかすらわからず、適当に撮りました。どうやら、この腕を吊ってる人が、ボーカル(らしい)。オルタネイティブ・ロックか何か知らないけど、きわめて物静かな人々でした。
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シンガポールGPが終わってからほぼ5時間後の深夜3時、突然の大雨に襲われました。
ちょうど行きつけのフードコートで夕食を食べようと、ホテルから歩いて向かっていたところ。最初はパラパラッという降りで、まさか雨が降るなんて思ってもいなかったので、「ビルのエアコンの水か?」と思ったくらい。で、店に入った直後に、この大雨襲来でした。
「鶏肉入りうるち米蓮の葉蒸し」と「二種類の焼豚入りラーメン」を食べながら、止むのを待ちました。この週末はほぼ毎晩、これを食べてたな〜。特に塩焼豚が、おいしいのです。この二つで、10シンガポールドル(約600円)。ずいぶん安いと思うけど、でも吉野家の牛丼が一杯280円だもんね。日本のデフレは、相当深刻であると・・・。
このスコールがせめてもう6時間早く来ていたら、可夢偉くんのレース結果も、ちょっと変わっていたんだろうけどね。
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土曜日の夕方セッション。コース脇に行ってきました。
午後6時半。カメラが自動補正してしまってますが、実際にはすでにかなり薄暗いです。それにしてもここは、観客席が小さいし、数も少ない。おまけに大部分は、金網越しにしか見られない。コース周辺に林立する超高級ホテルに泊まって、優雅に観戦する富裕層向けGPであることを実感します。
シンガポールの市街地サーキットで一番迫力のあるポイントは、やっぱりこのシケインであろうと。ちなみにアウト側のこの建物は、Googleマップで見ると最高裁と表示されてますが、どうも美術館ぽい。
カメラマンたちも、シャッターチャンスを狙ってます。
ここは縁石がぼこっと盛り上がってて、ちょっとでも乗り過ぎると激しく跳ねて、見ているこっちに向かって飛んできます。けっこうな迫力でした。
その失敗例がこちら。予選で見事に空中滑空して、壁に激突した可夢偉くんの痕跡。ランニング中に撮影しました(現地時間午前3時・・・)。
幸い本人にけがはなかったんですが、メディカルセンターに連れていかれて、かなり細かいチェックを受けたようです。「(コースドクターから)『レーシングスーツ切っていいか』って、訊かれたんです。いやいや、自分で脱げるからって。意味わかんないでしょ。オレ、生きてるし」と、みんなを笑わかしてくれました。さて、レースはどうなるか。
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可夢偉くんが、フジTVのインタビューに答えたりしてます。
午後7時頃にはすっかり暗くなり、10時を過ぎるとコース上が開放される。10時と言っても、欧州時間ではまだ午後4時。ホテルまで荷物を置きに行って、そのまま着替えてサーキットまで走ってきました。
ところが走った後にパソコンで見てみると、実際に走った分の半分くらいしか表示されてない。う〜ん、不思議だ。ホテルからサーキットまでの大部分は、屋内のショッピングモールを通り抜けたので、GPSが効かなかった可能性がある。でもそれ以外のルートも、表示されてないんですよね。距離自体は、計測通り8kmほど走ったことになってますが。なんか、GPSの調子が悪かったのか。
コース上では新旧F1ドライバーが、リヤカーに乗ってました。
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今朝(木曜日)、シンガポールに着きました。昨日の正午にパリを発って、今朝7時着。6時間の時差を差し引いても、長旅です。満員の機内は、シンガポール経由でニュージーランドに向かう、ラグビーワールドカップのフランスチーム応援団が大騒ぎしてたしね(これがまた、みんな身体がでかいんだ)。
くたびれつつ、ホテルにチェックイン。この週末はずっとヨーロッパ時間で動くので、まずはパッタリ午後1時まで就寝。さきほど起き出して、近所の(ほぼ)24時間やってるフードコートに出かけました。
こういうところ。隣が大学だからか、手前のおじさんを除くと、この時間帯は学生が多い。
テーブル席の周りを、10数軒のキッチンがぐるりと取り囲んでいる。中華料理がメインですが、東南アジアの飯はほぼ網羅してるといっていいでしょう。すでに午後2時でしたが、体内時計はまだ朝なので、あまりおなかも空いてない。
結局、フルーツの盛り合わせにしました。スイカとマンゴと、パイナップルで、3,5シンガポールドル(約210円)は、さすがに安い!スイカはちょっと、甘味が足りなかったけど。
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ふと思い立って、エッフェル塔の階段登りをやってみました。
先週も一度チャレンジしようとしたんですが、階段を登る物好きなんぞあまりいないだろうと土曜日の朝に行ったら、長蛇の列であきらめたのでした。今日は平日だし、どんより曇ってる。さすがに入り口で並んでるのは、10人ぐらいでした。
階段の入り口は、南口のみ。階段も有料なんですね〜。知らなかった。大人4,7ユーロ(約500円)で、第二展望台までしか行けない。微妙な値段設定かも。
てっぺんまで、行きたかったな〜。
少ないとはいえ、けっこうな数の観光客が上がって行きます。狭い階段を二人並んでのんびり進まれると、後ろで待つしかない。序盤は全然、トレーニングになりませんでした。
それでも第一展望台を過ぎると、だいぶ人が減りました。勢いに任せて一段おきに駆け上がって行けたのは最初のうちだけで、そのうちゼイゼイ・・。最後はほとんど歩くのと変わらず。
終点の第二展望台からの眺望です。左下に見えるのは、ケ・ブランリ美術館ですね。
西北に向くと、正面にシャイヨー宮。左端あたりが、わが家です。
反対側は、シャン・ド・マルス公園。1889年、革命100周年を記念したパリ万博は、エッフェル塔を中心に、このあたりがメイン会場だったわけです。日本の年号で言えば、明治22年。日本はどんな展示をしたのか、ネット上では調べられませんでした。幕末の万博に幕府や薩摩藩が大規模な使節団を送ったのに比べると、かなり地味だったと思われ。
奥に見える高層ビルは、モンパルナスタワーです。
黒い線なのでちょっと見にくいですが、グルグルしてるのがエッフェル塔を上り下りした軌跡です。下る時に大ざっぱに数えたら、680段ほどありました。1回500円の特別トレーニング。たまには、いいかな。
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娘の新学期用の文房具を買いそろえようと、学校近くの文房具屋兼本屋に立ち寄った時のこと。ショーウィンドーをぼんやり眺めてたら、
こんなのが、飾ってありました。
KAKEBO。最初は、「カケボー?何だろ」と思ったんですが、その下に「家計をきっちり管理!」みたいなことが書いてある。どうやら、家計簿らしい。想像するに、日本で暮らしてたフランス人が家計簿の便利さに感心して、フランス語版を出したのではないかと。「2012年用新版」と謳ってるところからすると、もう何年も出てる感じです。今度、中身も見てみようっと。
「manga」とか「sushi」とか「kawaii」とかに加えて、「kakebo」もフランス語の仲間入り?
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偶然ですが、今回のレンタカーも1年前と同じ、フィアット500(チンクエチェント)でした。
去年は真っ黒(こちら)。今回は、真っ白なボディ。やっぱりこっちの方が、500っぽい。ただし乗り味は、去年とずいぶん違ってました。これが噂の2気筒ツイン・エアーかとも一瞬思ったんですが、そんなに盛大に2気筒っぽい音や振動はないし、ターボのようなパワーはない。去年のはキビキビ加速してくれたのが、今年はすっかり大人しくなってる。どうやら一番下の、自然吸気1,2リッターモデルだったようです。排気量がたった200cc違うだけで、運転の楽しさは激減しましたが、でもこのキュートな顔を見てると、まっいいかという気になってしまう・・・。
Bピラーにさりげなく付けられた、イタリア統一150周年記念バッジ。やっぱりキミは、フェラーリの親戚なんだね。
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再び、葡萄収穫のお話です。その翌日、ジュネーブのminmin家と落ち合って、昼食をいっしょにしました。場所はボーヌから北へ20km足らず。コート・ドールのほぼど真ん中のフラジェイ・エシェゾー村にある「レストラン・シモン」です。
1時半頃店に入ると、土曜日の店内は満席。各テーブルの上には、必ずニワトリの置物が。どうしてだろう。
コースメニューは、前菜、メイン、チーズ、デザートで37ユーロ(約4000円)という、非常にリーズナブルなものでした。
女性陣の注文した前菜。エスカルゴをベトナム風春巻きネムに入れたもの。エスカルゴにはちとうるさいしろみさんは、「う〜ん、おいしいけど、ネムですね」と論評。
僕はオーソドックスに、「帆立貝のサラダ、夏トリュフ添え」。
続いてメインは、子羊のローストに根セロリを下ろした付け合わせ。ソースは何だっけ?トロピカルフルーツのような、甘酸っぱいものだったような記憶が・・。
もう一品は、リ・ド・ヴォー(子牛の胸腺)に季節の茸ジロールを添えたもの。こっちが正解だったかも。何しろ、一口も食べさせてもらえなかった。
普段ならこの段階でお腹いっぱいで、チーズはパスするところ。でもこの、「灰かぶりのエポワス」というのが珍しくて、つい注文してしまいました。エポワスの臭さは十分に残しつつ、まろやかで実においしかった。パリのチーズ屋では、見たことない。気がつかなかっただけか?
で肝心のワインは、minmin氏がかなり頭を悩ませ、結局2004年(でしたっけ?)のエシェゾーを選択。最初はなかなか開かなかったものの、そのうち皆がウットリ。「やっぱり、エシェゾーだよねえ」と言い合って呑んでるうちに、写真を撮るのを忘れてしまいました。minmin氏も知らない造り手で、結局「誰が造ったのかわからないエシェゾー」を堪能したのでした。
最初のうちは、「ずいぶん、つっけんどんだなあ」という印象だった、この店のマダム。実はおちゃめな性格だと、チーズの頃に判明したのでした。
Restaurant Simon
12, place de l’Eglise - 21640 Flagey-Echézeaux - Bourgogne
Tél./Fax +33 (0)3 80 62 88 10
famille.simon7@wanadoo.fr
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日本で買ってきたNikeFreeVer3.0との相性がいいみたいで、イタリア滞在中もせっせと走りました。
日曜朝はホテル前の教会を出発して、隣町リッソーネの町まで行ってそのまま引き返すつもりが・・、
旧市街で迷ってしまって、あちこちグルグル。地理オンチの僕には、毎度のことなのですが。
でもおかげで、鐘の音に引き寄せられて、教会も見物できたし。
定宿のあるデジオは、ミラノ近郊のどうってことない小さな町なのですが、ローマ法王ピオ11世の出身地であることを、入り口の標識で初めて知りました。
その前々日には、夕暮れのモンツァサーキットを2周。公園の緑に囲まれてるのと、自動車レース黎明期の歴史が感じられるのとで、足で走っても大好きなコースです。
1周目は偶然、山本左近くんといっしょになり、
2周目はトロロッソの代表フランツ・トストと走りました。僕とは確か同級生ですが、元気なおじさんです。「1975年にここにレースを観に来たのが、私の最初のF1体験でね」などという思い出話を聴きながらのジョギング。
パラボリカの手前は、あのヨッヘン・リントが非業の死を遂げた場所。「私のヒーローだったんだよな・・」。シミジミしながら走るという、なかなか珍しい体験でした。
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出張中は比較的粗食なんですが、やっぱりイタリアに行くと、食い意地が張ってしまいます。
こちらは毎年恒例、フェラーリで行われるイタリア中部地方物産展で、どさっと置かれているパルメザンチーズ。
その傍らではおじさんが生ハムをせっせとスライスして、
大人の指を3本重ねたぐらいの、太い太いグリッシーニに巻き付けて手渡してくれる。そんな太いグリッシーニがあることも知らなかったんですが、そのサクサク感が病みつきになるほど軽快でした。さらに巻き付かれた生ハムは相当の極上物らしく、口の中で文字通り溶けて行く・・・。
これでほとんど満腹になったにもかかわらず、定宿の横のいつものピザ屋に出かけてしまう業の深さ・・。
この日は松本カメラマンといっしょだったので、ルッコラを載せたマルゲリータと、キノコ入りピザを半分こしました。これで1枚、4ユーロ(約440円)でっせ。隣のテーブルではオーストリア人たちが、どんちゃん騒ぎをしていて、まあにぎやかなこと。
そこに出されていた、5リットル入りの大ボトル(なんて言うんでしたっけ?)。オーナーのおばちゃんが、「あらま、全部飲んじゃったわよ」と、呆れてました。どうもこの店のワインではなく、持ち込みのようでしたが。1杯ぐらい、分けてくれてもよかったのにな〜。
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F1でも数年前からようやくファンサービスを少しまともにやるようになって、レース開催に先立つ木曜日には、比較的安い料金でピットロードを歩けたり、ドライバーのサイン会を開いたりしています。
これは前回からルノーで走ってるブルーノ・セナのサイン会風景。これでもけっこうたくさんのファンが集ってるといえますが、これがフェラーリともなると・・・、
こういうイタリア風無政府状態に。
それでも笑顔で、膨大なサインをこなしてるアロンソは偉い。
ところが裏に入ると、例年なら大量のゲストが押し寄せて、まともに真っすぐ歩けないパドックが、今年は金曜日でもガラガラでした。イタリアを直撃中の不況もさることながら、やっぱりフェラーリがチャンピオン争いから早々に脱落したことが大きいんでしょうね。
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ブルゴーニュ旅行に出かける前、新しいナビを購入しました。ドイツで盗まれてしまいましたからね(その顛末は、こちらです)。
今度のは、アメリカのGarminという会社の製品です。赤井先生が借りたレンタカーに付いていて、「日本語でしゃべるんだぞ。だから彼女には『やよい』と名付けて、可愛がっておる」とイバッていたので、どんなものかなと思って買ってみました。
音声だけでなく、表示もフル日本語。操作も、説明書なしでほぼ直感的にできる、スグレものです。渋滞情報も知らせてくれるし、これで199ユーロ(約22000円)は格安といっていいでしょう。日本製のナビはやたらに高機能を盛り込んで、20万円も払わせるようなものばかり作っているから、海外で売れないのではないだろうか?
表示はシンプルで、わかりやすい。でも、やよいちゃんは「右折」とか「左折」という言葉を知らないみたいで、代わりに「100m先、右方向です」とか言う。そこが五叉路だったりすると、ちょっと迷います。それから「ロータリーに、二つ目です」と、テニヲハがおかしい時も。ま、愛嬌かな。
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レジスおじさんちの試飲会は、まだまだこれから盛り上がるところだったのですが、楽しみなレストランに予約を入れてある。後ろ髪を引かれつつ、ボーヌ市内へと向かいました。
このレストラン。明かりがまぶしくてほとんど見えませんが、"Le Comptoir des Tontons"「コントワール・デ・トントン」という店名。「おじちゃんたちのカウンター」とでも、訳す?
「とにかくワインリストが充実してるし、そういうレストランで料理がまずい店はない」のが持論の、minmin氏のお薦め。確かにワインリストは、目もくらむような充実ぶり。そしてそれに負けず、料理もなんと言うか、特に前菜が非常にユニークでした。
見ただけでは、どんな料理かわからないでしょ。僕の頼んだ前菜は、グラスに入ったのがツナのリエット。手前は、根セロリをパスタのように細〜く切って、アーモンドオイルのドレッシングと芥子(けし)の実で和えたもの。
嫁の前菜、真ん中にあるのは砂糖大根だろうと見当がつくけど、周りを取り囲んでるのがアーティチョークだというのは、食べるまでわからないかも。両方とも、花をいっぱい飾ってる(!)。オーナーは文字通り海坊主のような外観なんですが、かなり繊細なセンスの持ち主なんでしょう。
それに比べるとメインは、ずっと正攻法でした。牛のすね肉をトマトと柔らか〜く煮込んだのにカマルグ地方の米を添えたのと、
で、ワインなんですが・・、
昼間たらふくピノノワールを生食し、そのあとレジスおじさんちで試飲したこともあって、二人で1本はとても無理だろうと。なのでおとなしく、白と赤のグラスワインを1杯ずついただいたのでした。
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いっしょに葡萄収穫を手伝ってたフランス人の一行は、ずっと前から毎年来ているようで、手つきが全然違う。日本人組のだいたい3倍ぐらいのスピードで、葡萄を摘み取ってる感じ。なのでわれわれは秘かに、彼らのことを畏敬を込めて、「根こそぎ軍団」と呼んでおりました。
で、その根こそぎ軍団の中に、チャーミングなおばさんが一人。足下を見ると、どうも地下足袋としか思えないものを履いている。
この人ですね。好奇心を抑え切れなくなった嫁が、言語的ハンデキャップも省みず突進。「これって、日本の・・?」と訊くと、「そう。名古屋で買ったの」だと。
本業は芸術家で、「アトリエでの作業中も、もっぱらこれ。最高のワーキングシューズね」とのことでした。確かに、いいかも。来年は日本人組も、みんなこれで揃える?
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う〜ん、久々のワインネタです。この週末、ブルゴーニュのヴォルネイ村まで、葡萄の収穫を手伝いに行ってきました。レジスおじさんの畑です。(以前、造り手訪問をした時の記事は、こちらです)。
毎年毎年楽しみにしていたのに、いつも仕事とかち合って、涙を呑んでました。それが今年は、本来なら8月27日から収穫を始める予定が、レジスおじさんが「もう1週間熟すのを待とう」ということになって、めでたく手伝えることになった次第。実に、35年ぶりの葡萄摘みとなりました。
土曜の午後にわれわれが向かったのは、ヴォルネイの村名ワイン用の葡萄を栽培してる畑。比較的、平坦な土地です。
こういうバケツと鋏を渡され、畑に突撃。このバネ付き鋏、葡萄のつるを実にリズミカルに切れるスグレモノでした。
とはいえ、こんなふうにしゃがんだ状態のまま、じりじりと横移動しながら、葡萄をひと房ずつ切り取って行くという地道な作業。当然、腰や背中が悲鳴を上げるわけで。前回は1週間、朝から晩までぶっ通しで作業できたのにな・・。
いっしょに来てたフランス人のオジサンの、腰に一本足の椅子を縛りつけて、腰かけながら作業する姿が羨ましかった〜。
で、バケツがいっぱいになると、荷車まで運んで、ザァーっと空ける作業の繰り返し。
そっちもいっぱいになると、底にスクリューのような搾汁の器具が付いてる箱に移し替える。そしてそれを、醸造所まで運んで行くと。
むちむちに熟れたピノ・ノワール。ほおばると凝縮した甘みが口中に溢れて、ものすごく美味しい。毎年来ている人の話では、今年の葡萄は特に美味しいとのこと。う〜ん、2011年ビンテージは、かなり期待できそう。
こういう半分黴びてるのもありますが、これまた去年に比べるとずっと少ないと。レジスおじさんの葡萄栽培は、一株あたりの房の数を減らして、甘みを凝縮させるやり方です。だから少しぐらい黴びてるからといって、房ごとポイと捨てることなど、とてもできない。きれいな部分を丁寧に切り取って、バケツに入れて行きます。
ごく稀に、シャルドネも生えてる(!)。minmin師匠いわく、接ぎ木をしてる元の部分から出てきたのではないかと。これがまた生食だと、うっとりするほどおいしかった・・・。
レジスおじさんと、「孫」のユースケくん。血がつながってないとは思えないほど、仲がいい。ワインは血より濃し?
午後1時半から6時までの作業が終わると、お待ちかねのテイスティング。おじさんの昔語り、ビンテージの比較、あるいは今年の葡萄の出来とかを聴きながら、取っ換え引っ換えいろんなのを呑ませてもらえる至福の時間です。
翌日迷い込んだヴォーヌ・ロマネ村の畑の葡萄は、明らかに一株あたりの数がレジス畑より多かった。失礼して食してみると、甘いんだけど、その甘さが薄まってる感じ。なるほどなあと、思ったのでした。
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気温27℃で「暑い!」なんて言うと、日本の人々に叱られそうですが・・、
でも今日のパリは、やっぱり暑かったな〜。「ヤマザキ」、依然として改修中で、かき氷が食べられないのが恨めしい。たまたまクルマもあることだし、郊外のギャリー農園に行ってきました。
いまの時期は、果物だとフランボワーズ、イチゴ、それから林檎も出始めてます。
航空写真で見るとよくわかるんですが、ヴェルサイユ宮殿の広大な庭園の裏にくっついた農園です(左上のA地点)。
このAKANEという品種は、日本のものなんですかね?炎天下に甘酸っぱさが効いて、採りながらバクバク食べちゃいました。
けっこう青いフルーツトマトも、あら不思議、採ってしばらく置いておくと、真っ赤になる。
そして一番の目当てだった苺。完熟したのを、その場で食すのが一番オイシイ。確か以前も書きましたが、ここは入場無料で、採りながら食べるのもタダ。持って帰る分だけを、計量して支払います。今回は苺1kg、アカネ3kgぐらい、フランボワーズとフルーツトマトも大体1kgずつ、トウモロコシ6本で、20ユーロ(2200円)でした。
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