トロワグロを食す。ー実食篇ー
今回われわれは、大人子供合わせて7人。案内された席は、全員がゆったり座れる大きな円卓でした。
明る過ぎず、暗過ぎない照明と、卓上にふんだんに置かれたキャンドルの灯りが、柔らかい雰囲気を醸してました。
馬刀貝(まてがい)にリンゴとバジルのジュレを合わせた前菜。このゼリーをひと匙掬って口に含んだ時の、みんなの陶然とした顔・・・。
続いて皮をかりかりに焼いた鯖。酢を利かせた夏野菜を添えて。こういうごく普通の食材で勝負してるところに、シェフの自信がうかがえます。
湯葉?と思ったら、牛乳を固めたものでした。下にムール貝が隠れています。
金目鯛「モンドリアン風」。確かにモンドリアンしてる(o^-^o)赤茶の部分は、血合いのような風味が混じってるんですが、これが淡泊な白身によく合ってました。
海の幸のメインは、ざりがに。いったいどれだけの贅沢な材料を煮込んだんだろうという濃厚なソースがかかってました。
肉料理は、子羊の一皿のみ。これぞロゼという完璧な焼き加減。
チーズプレート用の、イチジクとトマトのジャム。そして葡萄パン。こういうちょっとしたものも、いちいち美味しい。
「エトワール・ド・ココ」(ココナツの星)という名の、まるで和菓子のようなデザート。後藤さん作?
そしておもちゃ箱みたいに楽しい、カフェ用のお菓子の盛り合わせ。
ワインは、白がコシュ・デュリのピュリニ・モンラシェ2007年Les Enseigneres。赤はメオ・カミュゼのニュイ・サン・ジョルジュ一級畑2000年Aux Murgers。ワインリストにこういうのがずらずら並んでるのを見るだけでもうれしいのですが、いずれも信じられないほど良心的な値段でした。
気がつくと午後11時半。力技でねじ伏せられる三つ星も、それはそれで楽しいですが、この店はその対極。静かな時間が、流れてました。シェフの人柄かもしれません。子供たちもくつろぎつつ、料理を堪能したようです。月並みな締めの言葉ですが、至福の4時間でした。
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