震災チャリティ・ガラで、バレエの凄さを堪能する。
さる5月31日、パリ市内で行われた「東日本震災チャリティ・ガラ」を観に行ってきました。
「日本のために踊るエトワールたち」とでも、訳すのか。遠くからでも、目を引くポスターです。
会場はブローニュの森に近い、パレ・デ・コングレ(国際会議場)でした。
世界的に活躍する、プリンシパルばかり26人を一堂に会して、というのがこのガラのウリのようです。でも僕には一人も聴いたことのある名前がなく、逆に先入観なしに観賞できていいかなと。
午後8時開演のはずが、なぜか1時間近く遅れ、その間われわれは会場にも入れず、ほぼ立ちっ放し。遅れた説明も何もなかったのに、みんな忍耐強い・・・。
途中休憩を挟んで3時間以上の長丁場でしたが、いやいや堪能しました。入れ替わり立ち替わり一流のバレエダンサーが出てきて、有名無名のバレエのハイライトシーンだけを披露するのですから、面白くないはずがない。演目もクラシックとモダンぽいのを交互に見せたりと、飽きさせない工夫をしてました。
でもそんなことをしなくても、彼らの凄さは十分に伝わってきました。僕がとりわけ強い印象を受けたのは、ロラン・プチ振り付けの「タイス」を踊ったルシア・ラカッラでした。オペラグラスのようなお洒落なものは持ってなく、野外観察用の高倍率の双眼鏡を持って行ったのですが、彼女の表現力には双眼鏡釘付けでした。
それからパリ・オペラ座のマチュウ・ガニオ。「マチュウを知らないの?」と、嫁に白い目で見られましたが、この人が舞台に立った時の華やかさは、さすがに半端じゃなかったです。
そしてこれだけのスターたちが揃うと、一流の中にもいろんなグラデーションがあることが、僕のようなシロウトにもあからさまにわかってしまう。芸術の世界も、ほんとシビアです。
こちらのサイトに、当日の写真が載ってます。
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