オリヴィエを偲んで。
オリヴィエが亡くなって、もう1年以上が経ちます。僕のパリでの、お兄ちゃんのような人でした。
そんな折り、『デカルグ家の3世代』という展覧会が、彼の生まれ育ったフォントネ・オ・ローズ市で開催されました。祖父エチエンヌ、父ピエール、そして息子オリヴィエの作品を通して、3人の足跡をたどるもの。
エチエンヌ(左)は弁護士でしたが、水彩の風景画は日曜画家のレベルをはるかに超えていた人。ピエール(真ん中)は美術評論家として、イヴ・クランやポール・ビュリー、タンゲリなどの才能を発掘した人。そしてオリヴィエ(右)は、詩人、写真家でした。上の「99年8月11日の日食」の写真も、彼のです。
会場は部屋ごとに、3人の作品が展示してあります(中央はピエールの撮った、若き日のニキ・ド・サンファル)。
「ボリス・ビルデ通り6番地前で遊ぶ子供たち」。フランスに着いたばかりの僕も、この家の屋根裏部屋に2ヶ月ほど居候になりました。毎週末には、ピエールとカトリーヌ夫妻の招く、錚々たる顔ぶれの芸術家たちの夕食会を相伴し、半分も理解できない話をかしこまって聴き・・。もう、30年近く前の話です。
入院中のピエールも初日だけは顔を出し、昔のようなユーモアたっぷりのスピーチをしてました。
在りし日の、オリヴィエ。
そして、その孫たち。昔、僕がよくベビーシッターしていたオリヴィエの息子アレクサンドルが、フィンランド人女性と結婚。その子たちです。エチエンヌから数えると、5世代目だ。
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