ロワールの片田舎で、こんな料理が食べられるとは・・。
何しろ携帯を取り出したら、いきなり「圏外」になってるぐらいの田舎なのです。パリからわずか160km、山の奥深くどころか、ロワール川からもほど近いというのに・・。
その村の真ん中にあるホテルに、午後1時過ぎに到着。ホテルというより、旅籠という風情です。
中に飾ってあった絵葉書を複製したらしい写真は、自動車から見て1930年代後半あたり?左端に少しだけ写ってる建物が無くなってる以外は、ほとんど何も変わってません。
他にレストランもなさそうなので、このホテルで昼飯を食べることに。
こぢんまりした外観からすると、驚くほど広々とした店内。若夫婦が数年前にここを買い取って、全面改装したとのこと。天井とか床とかいかにも金がかかってない風ながら、変えようという意欲は感じられます。
週末の一番安いコースメニューは、二皿で22ユーロ(約2500円)。ん〜、こういうところにしては、微妙に高いかなと思ったものの、他に選択肢もないし。そしたら、ものすごく意欲的な前菜が出てきました。
たとえば、これ。「半熟卵のシェリー酒キャラメル各種スパイス和え」なるもの。そこにズボッと、胡麻をまぶしたグリッシーニが刺してある。かなり甘味の勝った味でしたが、迫力に呑まれつつ完食しました。
嫁は、「シャンピニオンのクリームスープ」を注文。これだけならありふれた料理ですが、「砂肝入り」と書いてある。一体どんなものやらと待っているところへ、出てきたのがこれ。中に砂肝と栗が入っているだけでなく、半固体のスープがしっかり粘っている。おそらく、オクラが入っていると思われ。
皿を下げに来た若女将に「いかがです?」と訊かれ、素直に「いや、独創的かつ美味しいですね」と答えました。
メインは二人とも、アントルコット(ロースステーキ)に。前菜の例もあるので、今度はいかなる料理かと固唾を呑みましたが、見た目は意外と普通。ただしこのシェフが普通に済ますはずがなく、クミンの風味濃厚な、中近東風(?)ステーキに仕上がってました。でも前菜同様、奇抜さだけを狙ってるのでなく、しっかり美味しかった。
ワインは地元ブルグイユのハーフを。いやいや、なかなか面白い体験でした。
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