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2010年10月

2010年10月30日 (土)

「ポワラーヌ風」を、試してみる。

 「アカネ」という日本種らしき林檎を、おすそ分けしてもらいました。酸っぱくて美味しいのですが、生食だとちょっとフニャフニャしてる。

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 それで久しぶりに、林檎のタルトを作ることに。老舗ポワラーヌの味を再現しようという、大胆な試みです。と言っても、スーパーで延ばすだけのパイ生地を買って来て、

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 小さく切ってレモンを少し絞った林檎を包み、上から砂糖をかけて・・、

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 卵黄を塗ってから、オーブンに放り込むだけですけどね。

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 20分ほどしてから取り出すと、ひいき目に見てもポワラーヌ風じゃない。期待したようなこんがりキツネ色にならないのは、どうしてなんだろう。焼きたてを娘に食させたところ、「ん〜、おいしいよ」だと。改良の余地、大きそうです。





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2010年10月28日 (木)

何とかしてよ、Mr.コンスタン!

 このブログでレストランの話をする時は、これまで気に入った店だけを扱って、外れだった場合はただ単にここでは触れないようにしてきました。

 残念ながら、今回は例外です。雑誌やブログや口コミの評判がいいので、「ココット」という店に出かけました。正式な店名は、Les Cocottes de Christian Constant。パリ市内に何軒もの個性的なビストロを出店し、そのいずれもが高評価を得ているクリスチアン・コンスタンが、3年ほど前に開いた煮込み料理の店です。

 「ココット」というのは、鉄製の煮込み料理のこと。ここでもストウブ社製の鋳物の鍋で、料理が供されます。

 全席カウンターで、予約はできない。昼過ぎには満席になってしまうというので、12時過ぎに到着しました。店内はシンプルな内装ながら、いい感じです。でも店に入ると、ひんやりとした雰囲気。何て言うか、「入って来るな」と言われてるような。客がほとんどいないせいかと思ったのですが、そうじゃなくて店員がものすごく無愛想なのです。

 挨拶などもちろんされず、「何人?」「二人?」「ほら、そこ」と、座る場所をアゴで図され、メニューをパサッと投げられて・・。ブスッとしてるのは彼女だけでなく、店内にいる全員が笑顔など絶対に客に見せるものかという感じ。注文を取りに来たお兄ちゃんも、「何にする?」と訊くだけ。僕らだけなのかと思って周りを見ると、他の客にも同じような応対でした。フランスのサービス業のぶっきらぼうさには相当忍耐力が付いていたはずでしたが、これはちょっと限界を超えている。

 でも料理は、おいしかったんだよね・・。

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 前菜のカボチャと栗のポタージュ、そして茄子のキャビアを敷いた上に、ツナを載せた一品。ただしポタージュは日本人にはやや冷めてたので、さっきのウェイトレスに恐る恐る、「この温度が普通なの?」と質問。そしたらフンという顔はそのままに、一応温め直してくれました。

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 続いてメインは、ジャガイモをくりぬいた中に香ばしい豚足を詰めたのと、鱈とレンズ豆をスパイシーなソースで煮込んだもの。

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 ワインはバンドールAOCを1杯ずつ。

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 デザートは、プルーンの入ったクラフティ。ちなみに鍋敷きには磁石が仕込んであって、こんなふうに鉄鍋といつも一心同体。いいアイデアです。

 1時間もすると店内はほぼ満席となり、店員たちにも少しずつ笑顔が出てきました。それを眺めながら嫁と、「開店直後にあんなに無愛想だったのは、『またこれから働くのかよ、やってらんねえよ』という不機嫌が、正直に顔に出たのでは」という結論に達しました。

 でもいくら料理が美味しくても、雰囲気が悪いと本当にぶち壊しになってしまいますよね・・・。

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 一応、メニューです。



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2010年10月27日 (水)

レジスおじさんの93年。

 先日、近所の日本人家族を招いた折り、レジスおじさん家のワインを出しました。ワインクーラーをガサゴソやっていたら、奥の方からVolnay1ercruの1993年ビンテージを発見。うちには2004年しかないと思い込んでたので、何か得した気分。じーさんボケも、こういう時はうれしい。

 じゃあせっかくだからと、1993年と2004年の縦テイスティングをすることに。93年はじっくりと熟成が進み、でもまだ十分に若々しい。誕生してからずっと蔵元で静かに眠り(あの素晴らしいカーヴで!)、数年前にパリまでの250kmほどを旅行しただけという環境にも、もちろん助けられてるはず。この豊かな凝縮感は、本当に素晴らしい。呑んでるみんなの表情も、知らず知らず幸せそうになって行きました。

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 あれれという間に2本を空けて、写真に撮っておこうという段になって、ようやく気がつきました。2004年の方は、Volnayじゃなかった。優しい儚げな感じは共通してるけど、そういえば何かいつもと違ってたよな・・って、エチケットを見てから言わないの!



 

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2010年10月25日 (月)

パリで泳ぐ。

 なんか水泳も気持ちいいなあと、夏以来ヒマを見つけては泳ぐようになりました。まだ休み休み、1000mがやっとですけどね。パリでは、ここに通っています。

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 セーヌ川を渡って、15区に入ってすぐの、「ピシーヌ・ケレール」という区立プール。ここで一番気に入ってる点は、縦50mの本格的な競泳プールだということ。

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 それから天井が半透明の材質で、屋内なのにすごく明るい。夏はこの屋根が、がばっと開くそうな。

 そして何と言っても、区のプールなので激安なこと。10回分の回数券が24ユーロ(約2700円)。夜10時までやってるのも、ありがたい。

 不満な点は・・、そんなにないかな。フランスのプールにしては、施設内を頻繁に掃除していて清潔だし。ただし日本から来た人は、シャワーと脱衣所が男女いっしょなのに面食らうかもしれません。僕もいまだに、完全には慣れてない。

 いやいや、人前で裸にはならないですよ。混浴じゃないんだから。でも男女いっしょなので、みんな水着のままシャンプーや石鹸を使う。ただでさえこっちの石鹸は泡落ちが悪いので、なんかスッキリしないんですよね。

 それから50mは、やっぱり長い!水深が3m以上あるので、途中で休むこともできない。けっこう、必死です。

Piscine Keller

14 rue de l'Ingénieur Keller, Paris 15e (M°Charles Michels)
01 45 71 81 00









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2010年10月22日 (金)

爆弾!?

 いつものようにセーヌ川沿いを走って、ノートルダム寺院前に到着。正面の広場を突っ切ろうとしたら、機動隊員に制止されてしまいました。

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 いつもは観光客で大にぎわいの広場には、警官以外人っ子ひとりいない。これからまさに、立ち入り禁止のテープを張ろうというところで、けっこう殺気立ってる。

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 観光客はみんな広場の外側に押し出されて、「なんだ、なんだ」という感じ。

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 Deminage(爆発物処理)と記されたバンが出張ってるところを見ても、「爆弾仕掛けたぞ」という通報があったか、何か不審物が見つかったのでしょう。

 その後のニュースでは何もやってなかったので、いたずらか誤報か。でもフランスは今、アルカイダの標的のひとつになってるということですからね・・。それに加えて毎日のように全国でストやってるから、けっこうグチャグチャです。

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 あとでiPhone+Nikeの記録を見たら、午前10時50分頃でした(黒丸のところ)。それにしても今日はGPSのズレがひどくて、ずいぶん川の中を走ってます。



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2010年10月21日 (木)

おふくろの味。

 同僚、関係者の皆さんは今ごろ初韓国で、珍道中を繰り広げている頃ですが・・(たとえば、こちら)。僕はスズカのあと、さっさとパリに戻ってきました。シンガポール、日本、韓国と、2週間おきに開催されてしまうと、とても飛行機代が捻出できませんからね〜。

 この頃のパリはさすがに朝夕の冷え込みがきつく、そろそろ鍋とか、煮込み料理が恋しくなってきたかな。実家から干し椎茸をどっさりもらってきたので、老母さきちゃんがよく作ってくれてた一品を見様見まねで作って見ました。

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 干し椎茸を戻して、醤油や味醂や砂糖や紹興酒やらを加えて、ことこと煮込むだけ。一応は、近い味になったのではないかと。今度は切り干し大根と、高野豆腐も加えてみよう。娘の嗜好はおばあちゃんに近いらしく、「おいしい」と食べてくれたのがうれしかったです。

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2010年10月17日 (日)

黒レベル・・・。

と言っても、ビールの話ではなく(大体あれは、黒ラベルだし・・)。

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 ランニングのデータをNike+のサイトに上げるようになって、今日で通算5000kmを突破。黒レベルという領域に入って、「新たなお楽しみが待ってます」というので楽しみにしてたんですが、カール・ルイスの「おめでとう」という5秒ほどのビデオメッセージが流れただけでした。

 記録を遡って見ると、2007年10月10日から始まってるので、ほぼ3年かかったことになります。その間に426回走って、3年間のうちの506時間37分をランニングに捧げ、5004,8kmを走破し、走行ペースは6分4秒/kmで、350731カロリーを燃やしたと。

 というような数字より、大した故障もなくぽくぽく走り続けられたことを感謝すべきなのでしょう。

 

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2010年10月13日 (水)

スズカを走る。

 今まで機会がなくて一度も走ったことのない鈴鹿サーキットを、今回ヒマをひねくり出して1周だけランニングしました。

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 日本は日没が早いので、午後5時過ぎでそろそろ夕焼けという案配。2コーナーを立ち上がって、これからS字を上って行こうというところ。

Photo 自分の足で走ってみると、改めて素晴らしいサーキットだと実感します。せいぜい時速10kmちょっとのスピードでも、走っていて全然飽きない。各コーナーのレイアウトと勾配の具合が、絶妙でした。

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 今年、可夢偉くんが大活躍したヘヤピンです。

 

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2010年10月 9日 (土)

鈴鹿は、雨。

 出発前、「ずいぶん涼しくなったよ」というので長袖長ズボンでやって来たら、日中27℃。確かにこれでも、8月に比べたら10℃くらいは下がってるわけで。

 でも土曜日の今日は、朝から大雨が降ってます。

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 これは前日。そろそろ雲が出てきた頃。ちなみにこれは2枚の写真を合成したんですけど、真ん中のつなぎ目付近がブレてますね・・。

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 こちらは3枚の合成ですが、こういうパタパタはためいてるものはどうだろうと思ったら、いっそう慌てふためいてます。

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2010年10月 7日 (木)

角が、生えた。

 水曜日から、日本に出張中です。空港から成田エキスプレスに乗って、ボーッと錦糸町辺りを車窓から眺めていると・・・、

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 この1ヶ月ほどで、さらに成長したスカイツリーがビルの谷間から顔を出したので、急いでパチリ。頂上のクレーンが、角みたいに見えます。あのクレーンって、下からパーツを上げて行って、上で組み立てるんだったっけ?


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2010年10月 5日 (火)

追悼。

 F1ジャーナリストの西山平夫さんが、きのう(4日)夕刻、亡くなりました。

 もう20年も前から、毎GPで顔を合わせ、特にここ数年は、いつも先にサーキット入りする西山さんに隣の席を取っておいてもらい、毎日のようにフェラーリ飯をごいっしょし、冗談と毒舌を応酬し合い、時にはチームからくすねてきたビールやワインを傾け、その合間に時々パソコンに向かうという、そんな日々を共有してきました。

 今年は開幕時から「くたびれた〜」と何度も口にしていたのを、もっと注意して聴くべきでした。5月のトルコGPを最後に闘病生活に入り、でも今週末の鈴鹿には顔を出せるかも知れないと人づてに聞いて、再会を楽しみにしていたところに突然の訃報。さすがにショックでした。

 西山さん、昨夜は西山さんの好きだったブルゴーニュを呑みながら、もう会えないんだってことを少しずつ自分に納得させましたよ。あの博識も、モータースポーツへの熱い想いも、絶品の川井チャンの物まねも、もう聴けないんですね。

Photo



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2010年10月 2日 (土)

シンガポールを走る。

 シンガポールは5日間の滞在で、どちらかというと水泳に精を出していたせいもあって、ランニングはさぼり気味。

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 地図上の(A)が、今回の宿。巨大観覧車ミレニアタワー近く(B)が今回の仕事場だったのですが、歩いても30分ぐらいだったので助かりました。なにせ毎日、帰るのは午前4時前後。ホテルの近所の24時間開いてる屋台で、中華そばとか飲茶をタイガービールといっしょに食し、ばったり正午頃まで寝るという生活だったもので。

 まだ元気だった滞在初日に、近所のフォートカニング公園周辺を走ってみました。今やシンガポールは超高層ビルの林立する大都会ですが・・、

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(c)Paul-Henri Cahier

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 緑も多く、何より空気がそんなに汚れてない。同じ東南アジアの大都会でも、クアラルンプールは排ガスがひどくて、15分も走ってると口の中がじゃりじゃり、気持ちがむかむかしてくる。でもシンガポールは街の真ん中でも、そんなことはありませんでした。

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 彫刻の点在する公園内は、緩やかなアップダウンが続いて、なかなか走りやすい。

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 日本語表示が、当たり前のように出ています。fort(要塞)というぐらいなので、戦争に関連した場所なのだろうと思いながら走っていると・・

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 塹壕のようなものに遭遇。

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 イギリス兵も立ってました。帰ってからウィキペディアを見てみると(こちら)、英領当時は軍の要衝で、山下将軍率いる日本軍が攻めてきた時はここに立てこもって戦ったとか。そういえば市内には日本兵の慰霊碑も建ってるし、こんなところまで戦争に来てたのだと・・。

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