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2010年9月13日 (月)

モンツァの森を走る。

 先週末は、イタリアに出張してました。

P1110396

 ミラノ郊外の、モンツァです。

 このサーキットができたのは、1922年。当時の「レース先進国」フランスでは、公道でのレースが当たり前でした。しかし一般人を巻き込む大事故が度重なり、イタリアはいち早く専用サーキットの建設に着手したわけです。それにしても、今から90年近く前。日本の年号で言うと、大正11年です・・。

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Monza1_2

 ともに、1925年のレース風景。この高速バンク(急斜面)が、モンツァの名物でした。

 で、その歴史に浸りたいというのもあって、ひと仕事終えた夕方、コースを2周ほど走って来ました。

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 上の2枚目の写真の、現在の風景。かつてレーシングカーが斜めになりながら爆走していたバンクは、1961年の観客14人を巻き添えにした死亡事故をきっかけに、使われなくなりました(事故の場所自体は、バンクではなかったのですが)。

 ランニングシューズでも、気をつけないと転がり落ちそうな斜面です。

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 かつてのコース図。右側の長円形が、今は使われていないバンクを含むオーバル(楕円)部分です。かつてはオーバルと左側のコースの両方を、一筆書きのようにグルグル廻ってたのでした。

P1110400

 現在はバンクの下の方に観客席を作り、左側の本コースを見下ろせるようにしています。

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 老朽化著しい、基礎部分。

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 つわものどもの・・。以前このブログで紹介した1966年の映画「グラン・プリ」(こちら)も、クライマックスの大事故をここで撮影しています。

 と、ここまで書いてからYouTubeで探したら、この映画のイタリアGPのシーンが、ちゃんとアップされてました。やっぱり、面白いわ(こちらです)。

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