ゴルド村の食事なら、ここ！

　日本滞在中の4週間、あまりの暑さで更新をサボっておりました・・。涼しいパリに戻って、さあ再開するぞ！

　ということで、プロヴァンス紀行の続きです。ゴルド村に到着した日は日曜日で(まだ初日の話かよ)、ホテルのレストランはお休み。じゃあ村でお勧めのレストランはとフロントで訊くと、「クロ・ド・ギュスターヴ」Clos de Gustaveという答えが速攻で返ってきました。

　クルマで、ほんの5分ほど。小さな看板が出ているだけの、レストランというより普通の民家といった風情。

　中はこんな感じですが、客は誰もいない。

　あまりに天気が良くて気持ちいいので、みんな庭のテーブルに坐ってるわけです。この時点で、夜の8時半ぐらい。

　メニューは、この黒板に書いてあるだけ。前菜はお任せの盛り合わせで、メインが3種類。なので前菜は分け合って、メインはひとつずつ頼むことに。

　前菜は、冷製トマトスープ、自家製パテ、ムール貝の酒蒸し、ものすごく新鮮なサラダという取り合わせ。

　そしてメインは・・。

　トマトやズッキーニのファルシ(詰め物)。野菜の旨味が濃厚で、絶品でした。

　子羊の骨付き肉をローストして、ハーブソースをかけた一品。これも、大変けっこう。

　もうひとつは、地中海産の鱸(すずき)を、にんにくや香草と蒸し煮したもの。これはちょっと、淡泊過ぎたかな。料理の見た目も日本人からすると、何というか・・・。

　でもそれは、このワインですべての料理を賄おうとしたこちらの責任も大きそう。地元リュベロンの、シャトー・ラ・ヴェルリ。シラーの果実味が、身体に沁みわたる。肉との相性は、最高でしたけど。

　4種類のデザートの盛り合わせもすごくおいしく、思わず写真を撮り忘れました。

　こういうお皿も、素朴でなごみましたよ。