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2010年7月 5日 (月)

ワインも食事も、オヤジも楽しいワインバー。

 この週末、娘が友だちの家に泊まりがけで出かけたので、以前から目星をつけていたワインバーにいそいそと出かける。

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 Juveniles「ジュヴェニル」という、パレロワイヤル近くの店。

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 入り口付近は床にも壁にもワインがぎっしり積まれていて、最初は酒屋かと思ってしまいます。

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 中も狭いです。肩寄せ合って坐って、30席ぐらい。予約して行ったわれわれは幸い、小さな丸テーブルに二人で座れました。

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 左のオジサンが店主のティムさん。スコットランド人らしい。右は1年ほど前から店を手伝っているTogo(東郷?)くん。作曲の勉強で、パリに留学中とのこと。いいコンビで、9時過ぎには超満員になった店内を、二人でせっせと切り盛りしつつ、でも他の客を待たせない程度に、常連たちと話し込んでたり。いい雰囲気です。

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 (写真右)なかなか面白いワインリストでした。「値段と品質が釣り合ってないから」という店主ティムさんの主張の元、ボルドーとブルゴーニュはリストに載ってない(!)。その代わり南西ワインやロワールやアルザスや、スペイン、オーストラリアなどなどという品揃え。実際、かなり安いです。

 Togoくんに、「9月のブルゴーニュに、葡萄収穫に行こうよ」と声をかけたら、「あ、いいですね、ぜひぜひ。でも、ティムには内緒ですよ」だって。

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 今夜はグラスでいろいろいただくことにして、まずはジュラの「さくらんぼの木の下で」という素敵な名前の2007年のシャルドネと(6ユーロ)、スペイン・テンプラニーニョの白(2008年5ユーロ)をいただく。テンプラニーニョは微発泡で、果実味豊か。この日はすごく暑かったし、南欧風の前菜二皿とよく合いました。

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 これがその前菜。左が茄子、ドライトマト、黒オリーブをペースト状にしたタプナード。右は生ハム、トマト、さらにバジル、パルメザンのジェノヴェーゼを、かりかりに焼いたバゲットに載せたブルスケッタ。

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 これはウチでも、ぜひ作ってみようっと。

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 前菜を食べ終わったところで、corail「珊瑚」という名前のプロヴァンスのロゼと(2009年3,5ユーロ)、ワインリストに「おそらくAOCより美味いけど、他言しちゃダメ!」と書いてある南仏エローのテーブルワイン2009年(6ユーロ)を注文。うん、この赤はよかった。

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 嫁のメインは、スパイシーなイカご飯。かなり、ご飯がススムくん。

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 僕は、メニューにあるとつい頼んでしまう、アンドゥイエット(豚のクサ〜イ腸詰め)。相当あちこちで食べましたが、ここのはベスト3に入るかも。

 このあとジュヴェニルと店名を冠した南オーストラリア・バロッサヴァレーの2009年の赤を飲み(ちょっと固かった)、

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 巨大な林檎のクランブル+アイスクリーム2玉を平らげ、食後のコーヒー込みで、80ユーロちょっと(9000円弱)は、安かったです。ジュランソンのデザートワインもサービスしてもらっちゃったし。また、行くぞ。

Juveniles
47 Rue de Richelieu (1st), Paris, France.
+33 142 974 649.








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