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2010年5月

2010年5月31日 (月)

ピノ100%のシャンパーニュ。

 浜松の知人キムタカ氏が、ウィーン出張からパリに寄ってくれました。日曜日で目ぼしいレストランが休みだったこともあって、拙宅に来てもらうことに。

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 前日にイエナの市場で仕入れておいた、ホワイトアスパラでおもてなし。ソースはベルギー旅行で覚えたばかりの、茹で卵を細かく刻んで和えたフランドル風でございます。

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 あれま、ピンがラベルに来てない。それはともかく、ベルギー旅行の帰途、シャンパーニュ地方に寄り道して買ったシャンペンを出しました。2月にジュネーブのminmin家にお世話になった際に呑ませてもらって、忘れ難かった一本。Lamiableという小さな造り手で、お父さんの跡を継いだ姉妹がやっている。訪れた際も、妹さん(?)がわざわざ相手をしてくれました。

  Blanc de Noir (黒の中の白)という、ピノノワールだけで作ったシャンパーニュの2005年ビンテージです。繊細な中にもがっしりした骨格があって、これだけで呑んでもいろんな料理と合わせても、何でも行ける。らしからぬ派手なラベルは、2000年紀に作った特別バージョンが好評で、以来毎年これにしてしまったとのこと。個人的には、もっと落ち着いたデザインの方が好きかも。それから記憶違いと思うのだけれど、どうもminmin家でいただいた時と、ラベルが違うような・・・。

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 デザートはキムタカ氏のお土産、ザッハトルテでした。懐かしい!











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2010年5月27日 (木)

クルマは、長距離走ってこそ。

 今回のベルギー旅行は、アントワープ、ブルージュ、ブリュッセルを駆け足で廻り、帰りにちょっとシャンパーニュ地方に寄ったりして、総距離1200kmほどでした。

 で、これは、途中で撮ったレンタカーのインパネです。

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 右上の燃料計とトリップメーターに注目。602,4km走っても、まだ燃料が半分以上残ってる。計算上では、今回の旅行を無給油でこなせたことになります。

 借りたのはシトロエンC4で、日本でいうとカローラクラスのファミリーカー。燃料タンクは、せいぜい60リッターぐらいでしょうか。燃費自体がものすごくいいというわけではないけれど、でも満タンで1200kmは素晴らしい。旅行中はやっぱり、ガソリンスタンドのことなんか気にしないで、走っていたいですもんね。

 それにしても最近のブログで世良耕太さんも紹介してるように(こちら)、シトロエンがこの頃また元気が出てきて、らしいクルマを出してるのはうれしい限り。

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2010年5月26日 (水)

ブルージュを、走る。

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 朝焼けの中、ブルージュの旧市街を走りました。

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 まだクルマも人も、ほとんど通らない早朝です。

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 犬もまだ、ボーッとしてる。

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  10分も走ると旧市街を抜けて、外堀のように町をグルリと取り巻いている、大きな運河に出ます。あちこちに風車が残ってたり、

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 並木道が延々と続いてたり。

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 突然、花畑に出くわしたり。最高のジョギングコースでしたね〜。1周で、ちょうど10kmぐらいだったし。

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 あんまり気持ちよかったので、午後にもう一度、今度はレンタル自転車で3人で走ったのでした。


 

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2010年5月24日 (月)

ピカソが、盗まれた!

 ウチから歩いて5分ほどのところにあるパリ市立近代美術館に泥棒が入り、ピカソやらブラック、マチスらの絵画が盗まれてしまいました。

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 週末の土曜日、市場への買い物ついでに見に行ってみると・・、

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 入り口には張り紙がしてあって、まだ臨時休館でした。報道によれば、5月19日夜から20日早朝にかけて何者かが侵入し、計5点を盗んで行ったとのこと。被害総額11億ユーロ(約110億円以上!)。って、いくらなんでも絵の値段、上がりすぎてない?

 そういえば去年の3月、子供たちの社会見学でここを訪れて、引率で付いていったことを思い出した。

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 その時の写真を引っ張り出したら、ありました。先生が説明してる絵の後ろにあるのが、今回盗まれたうちの1枚、マチスの「田園風景」(拡大可能です)。

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 そして同じ部屋のすぐ横に掛かってたのが、同じく盗まれたブラックの「エスタック近くのオリーブの木」(左側の、先生が指差してる方です)。どうやらこの辺りにあった有名な絵を、片っ端から盗んで行ったようです。

 先生も子供たちも、ものすごく近くまで寄って、本物を観賞できる。そんな素晴らしい環境を維持しようとすると、ガチガチの警備もできない。それで今回のようなことも、起こってしまうんでしょう。

 美術品泥棒というと、ちょっとかっこいいイメージがある。でもこういう機会を奪われてしまった子供たちのことを思うと、卑劣な犯罪だという思いがいっそう強くなります。





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2010年5月21日 (金)

食は、ブルージュにもあり。

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 週末を利用して、ブルージュを中心としたベルギー旅行に出かけてきました。パリから、ほんの300km。

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 「北のベニス」と呼ばれるほど、旧市街には運河が張り巡らされてます(ゴンドラはないけど)。そしてこの町には、手ごろな値段の美味しい店がいくつもありました。フランスに比べると、明らかに物価が安い!

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 Refterレフターというこのビストロは、偶然見つけた店でした。有名なDe Karmelietというミシュラン三つ星レストランの辺りをウロウロしていて、「何かさすがに、敷居が高そうだねえ」とボヤきながら、すぐ先の角を曲がったところで発見。一面のガラス窓越しに、賑やかかつ感じの良さそうな店内が、見て取れる。その場ですぐに翌日の予約をして、出直したのでした。

 快晴だったし昼食ということで、中庭の大きなパラソルの下の席へ。昨年3月に開店したばかりで、厨房は
内部でDe Karmelietとつながってるとのこと。うん。期待できそう。前菜とメインか、メインとデザートで25ユーロ(約2800円。ありがとう、ユーロ安!)。3皿でも、35ユーロ(3900円)でした。

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 細かく刻んだキュウリとコリアンダーの上に、北海産のサーモン・マリネが載った前菜。シンプルながら、初夏の1皿目としては申し分なし。

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 前ピンになってしまいましたが・・・、今が旬のホワイトアスパラに、フランドル風ソースを掛けたもの。これは普通のドレッシングに、ゆで卵とパセリを刻んだソースとのこと。さっそくうちでも試してみたけど、食感が面白い。アスパラは、いかにも採れたてといった風情でした。「パリの市場だったら、キロ○○ユーロはするな・・」と、つい計算してしまう。

 ワインはグラスで、リースリングやシャルドネ、ピノノワールを頼みました。

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 嫁のメインは、乳飲み子山羊の肩肉を低温でじっくり焼いたもの。この店全体に言える印象ですが、こういうクセのありそうな料理もあっさり調理してあって、透明感さえ感じます。いつもはガッツリした迫力を好む方ですが、この町の雰囲気には、こっちが合ってるという気になります。

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 と言ってるそばから何ですが、この豚の脂の芳醇さには、しみじみ満足。

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 デザートは、ひと皿を分けました。林檎のタルトを、カラメル状に焼き上げたもの。あっさり、でもしっかり甘くて、昼食の仕上げとしては完璧。いい店を、見つけました。ただし地元にお住まいで(?)すでに何度かいらした方のブログを見てみると(こちら)、「おいしいけど、もう行かない」という、ちょっと厳しい評価でした。僕はあまり、割高感は感じませんでしたが。

 

   

           

bistro Refter 8000 Brugge





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2010年5月17日 (月)

上海は、オイシイ。ーその2ー

 定宿のホテルから、旧市街へとのんびり走り出す。

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 由緒のありそうな公園に、到着。まだ朝の7時頃だったけど、

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 オジサンが一心不乱に太極拳してたり・・・。

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 ご婦人のストレッチ(なんですヨ。そう見えないかも、しれないけど)に遭遇したり・・。

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 その公園を抜けると、時代劇に出て来そうな町並みが続き、奥の方に、さん、しい、ご、六重の塔が見えてくる。

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 店先では、もうもうと湯気を立てながら、上海名物の小籠包を蒸してる最中。でも下の広告は、どう見ても靴の修理だよね。

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 ここも、そう。

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見るからに、美味しそう。でも残念ながら、お金を持ってこなかった。夜来ると、すでに閉まってる。小籠包は、夜食べるものではないのだろうか?

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 夜の街では代わりに、「日式」(日本風)と称するタコ焼きみたいなものを売ってた。中に確かに蛸が入ってるけど、タレが中華風なのがちと残念。

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 それに比べると、このバナナケーキは絶品でした。懐かしい昭和の味。子供の頃、食べたよな〜。ポリ袋に焼きたてをどっさり入れてくれて、確か5元(約70円)でした。

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 古いのか、新しいのか、不明。でもしっかり、中国してる。よく数えたら、七重の塔だな。

 

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2010年5月14日 (金)

上海はオイシイ。ーその1ー

 上海に続いて、5月上旬のスペイン・バルセロナでも火山灰騒ぎに巻き込まれ(幸い、滑り込みセーフでパリに帰れましたが)、バタバタしていてブログの更新が滞ってしまいました。

 今回は、上海のおいしいもの特集です。まずはここ数年定宿にしているホテル近くの、食い物屋のお話。

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 何軒かある中で、やはり今年も四川料理屋へと足が向いてしまう。妖しげ、かつ派手なネオンが、「千と千尋」っぽい。百鬼夜行、という趣きですか。

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 自分でもワンパターンと思いつつ、前菜にはついこれを注文。茹でた豚バラと薄く切ったキュウリが、物干し台に並んでる。それを甘辛味噌のソースでいただくというシンプル料理ながら、後を引くのですヨ。

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 四川といえば、麻婆豆腐。本場のは、これでもかというほど、胡椒がかかってます。これはこれで、オイシイ。

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 たまには違うものを食ってみようヨということで、菜単(メニュー)の簡字とにらめっこして頼んだのがこれ。大ぶりの土甕の口から、豚の角煮があふれてる。肉だけでなく茹で卵も3つばかり入っていて、これがまた十分にタレがしみ込んでいて、いくらでもイケるんだ。

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 そして、赤唐辛子と牛肉炒めというか、赤唐辛子の中に時おり牛肉が隠れている一品。大皿にドッサリ載ってきたけど、牛肉自体は全体の5分の1ぐらいかなあ。でも意外に、辛くない。ただし量は、少し足りない。もしかして中国人は唐辛子も完食してしまうのかと思って周りのテーブルを見てみたら、同じように残してたので安心した。

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 辛い食事には、やっぱりキリッと冷えた青島ビールでしょう。

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 給仕のおにいちゃんが、劇団ひとりに似てたりして。英語も通じないし、日本の漢字による筆談もほとんど理解してくれないけど、何か楽しい食事なんだよね。











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2010年5月 6日 (木)

朋有り、万里の長城ワインで乾杯す。

 先月の中国出稼ぎの折り、学生時代の友人に現地で会いました。この4月から上海に単身赴任していて、じゃあメシでもとなった次第。ところが僕は巨大な上海シティの西の外れのホテルで、向こうのアパートは東の外れ。どうしようかと思っていたら、彼がわざわざ地下鉄を乗り継いで、ホテルまで訊ねてくれたのでした。

 で、ホテルの1階にある「日本風」居酒屋で食事。前の晩に買っておいたワインを持ち込んだら、「ホントは、ダメあるけどね」と言いながらも、栓抜きを持って来てくれました。

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 そのワインが、これ。間口半間ほどのコンビニの奥に鎮座していた、その店の最高級品(といっても、確か600円ぐらいだった)。全体から漂ってくる感じは、悪くない。1996年ビンテージ。でも裏を見ると、「賞味期限10年」だって。ワインで賞味期限と言われてもねえ・・。もう4年も過ぎてるし。

 タコ酢や厚揚げ豆腐、焼き鳥などを肴に、乾杯。旧交を温めるには、十分な味でしたよ。

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2010年5月 2日 (日)

このジュラワインも、素晴らしかった〜。

 順番がずいぶん前後してしまいましたが、フルマラソン完走後は、このワインで乾杯しました。

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 フランス東部ジュラ地方、Ganevatガヌヴァという造り手のサヴァニャン2007年です。これもまた、ジュネーブ来訪の折りにminmin師匠に選んでもらった稀少ワイン。まず、エチケットが美しい。写真には写ってませんが、栓の部分を覆っている蝋の黄色も、アクセントとして効いています。

 グラスに注ぐと、光をいっぱいに浴びた麦藁のような輝きを見せてくれます。スパイシーな一の鼻、続いてパイナップルの香り。洗練された口当たり。そして濃厚な余韻が、いつまでも続きます。まだちょっと閉じていて、ミネラル感も少し固い。とはいえ十二分に楽しめました。

 飲んで饒舌になるというより、じっくり向き合いたくなるminminセレクションでした。ジュラワインは、ヴァン・ジョーヌだけではないと。

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