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2010年3月 9日 (火)

豪速球ワイン。

 「マラソンのあとは、良質なたんぱく質を摂取する」のが、鉄則だそうです。それが結果的に、疲労回復を早めるとか。じゃあ肉だろうということで、前日に市場の肉屋で物色。見るからにおいしそうなアントルコット(リブロース)やらフォー・フィレ(サーロイン)が並んでたので、買い込んでおきました。普段、ステーキ系は滅多に食べない我が家にすれば、かなり珍しいことです。

P1090771 熱々のフライパンで、表面だけさっと焼き。その肉汁で焼いた生椎茸と、粉吹き芋、ルッコラサラダを付け合わせにしました。

 そしてワインは、

P1090769 ジュネーブのminmin師匠推薦の、マス・シャンパール2006年。フランス南部ラングドック・ルシヨン地方サン・シニアンの赤です。師匠はClos de la Simonette(クロ・ド・ラ・シモネッタ)という畑のを試飲しています(こちら)。僕のは畑違いのCausse du Bousquet(コース・デュ・ブスケ)、葡萄品種はシラー主体です。

 コルク栓を抜いた瞬間から、濃密なカカオとカフェの香りが立ち上ります。かなりの硬派。色も深い深いルビー。ラベルにある「アルコール分14,5%」という表示にも、一瞬たじろぎました。「これは体調が相当いい時に、味わうべきワインなのではないだろうか」。

 ところが口に含むと、一気にその世界に引き込まれてしまいます。タンニンはむしろまろやかなほどで、なおかつ重厚。料理を出すかなり前から開けておいたのですが、そんな心配は無用でした。余韻も圧倒的に長く、しかも喉を通過した時とまた違ったおいしさが立ち上がってくる。肉との相性はいうまでもなく、「体調がいい時」云々などおかまいなしにグラスを乾し続け、ステーキだけでは足りずにチーズまで引っ張り出して、二人で空けてしまいました。

 「豪速球ワイン」というには、もっと洗練されている。でもまともに向き合わないと、バットへし折られそう。いや、至福の時でした。

 


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コメント

滅茶苦茶美味しそうですね!
今、ご一緒したあのワイン屋に行って残っているワインを全部買い占めたい衝動に駆られています。

ジュラとアルザスの報告も楽しみにしています!

投稿: minmin | 2010年3月 9日 (火) 21時37分

素晴らしいワインを教えていただいて、本当に感謝してます。鬱蒼としたワインの森に踏み込むのに、先達の助けはぜひとも必要だと、改めて実感しました。

投稿: ムッシュ柴田 | 2010年3月 9日 (火) 23時30分

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