今年のスキー合宿後半は、かなりの悪天候に翻弄されました。3日目頃から、ふもとは雨、ゴンドラで上がって行くにつれて、みぞれ→横殴りの雪、というパターンの毎日。
今回はご近所のKさんちといっしょで、そんな天気でも子供たちは喜んでいたし、
ちょっと上まで行くと、もうほとんどゲレンデ貸し切り状態でした。あまりに人が少ないおかげで、僕も生まれて初めて、ヴァージンスノーというヤツを体験できました。
しかしある日の午後3時過ぎには、ふもとの駐車場まで降りるゴンドラが、強風のためにとうとう運行停止に。ゲレンデも、かちかちのアイスバーンになってます。
滑るどころではなくなったスキー客は、とりあえず1軒だけあるレストランに避難。それまで皆、どこにいたんだろうと驚くほど、店内はあっという間に超満員になってしまいました。
とりあえずホットワインでも呑みつつ(ここのは珍しい白のホットワイン)、運行再開を待つしかない。ところが吹雪はむしろ激しくなるばかりで、そろそろ外は暗くなろうかと・・・。そんな状況を喜んでいるのは、思わぬ大入りにホクホクしているレストラン店主だけでした。
そして午後5時を過ぎた頃、スキー場からのアナウンスが。「腕に自信のある人は、麓まで滑って降りて下さい」。つまりゴンドラの下のものすごい急勾配を、自力で降りろということなのです。それが無理な人だけは、20人ほどが乗れる大型雪上車で降ろしてあげようと。
それを聞いて、全部で数十人が吹雪の荒れ狂う外へと出て行きました。もはやゴンドラの再開はないと、判断したのでしょう。うちはといえば、大人も子供も、とても自力下山は無理。まだレストランには100人以上残っているし、1台だけの雪上車では、ピストン輸送でも数時間はかかる。長期戦を覚悟しました。
しかし幸いなことに、午後6時過ぎに突然吹雪が止んで、ゴンドラ運行再開!よかった〜。でもかわいそうなのは自力で降りようとした人たちで、小さい子供連れなど何人もが、急坂の途中で立ち往生してるのが見えました。翌日聞いたら、もう一度上まで上がってゴンドラで降り直したり、子供だけインストラクターに背負ってもらったりと、大変な目に遭ったそうな。いやはや。
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