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2010年3月

2010年3月27日 (土)

地崩れじゃ〜。

 天気がいいので、中庭に面した窓を開けると、いかにも登山家風のおじさんが、地上20mほどの壁にぶら下がってる。

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 実はこれ、1ヶ月ほど前に向かいのアパートの壁の漆喰が大規模に崩れたのを、修理にきた人なんですね。

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 6階にあるウチのアパートのほぼ目線の高さの壁が、数10mにわたって一直線に崩落している。これだけ見ると大したことないように思うかもしれませんが、中庭には大人の頭ぐらいの瓦礫が散乱して、けっこう凄いことになってました。ここで時々縄跳びをしている当方としては、たまたまその時に石の固まりが落ちて来てたらと思うと・・・。

 この登山家、表に停まってるバンを見たら、山に登ってるイラストとともに、「サヴォワ地方出身の何たら・・壁や高所の修理請負」と書いてありました。芸は、身を助く(ちょっとコトワザの使い方が、正しくないような・・・)。


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2010年3月25日 (木)

ビックリしたなあ、もう。

 Smith Haut Lafitte(スミス・オー・ラフィット)というボルドー・グラーヴ地区の格付けワインを、15年ほど前にプリムール(先物買い)で購入し、大事に寝かせておきました(ホントは、ほとんど忘れてただけ)。90年代に所有者が代わって以降、大幅に評価が上がり、今やオー・ブリオン、ミッション・オー・ブリオンに次ぐと言われている(らしい)。

 もうそろそろ呑み頃かなと木箱を開け、2、3本アパートに上げておきました。そして先日、半日ほど縦にして澱(おり)が十分下がったと思われる頃合いに、舌なめずりしながら抜栓。

 ところが!(・・・)

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 何と、白だったのですヨ。トホホ、というか愕然。文字通り、目を白黒させました。薄暗い地下蔵ではもちろんのこと、テーブルの上でボトルを眺めた時も、白だなんて思いもしなかった。というか、ここが白を造ってることすら、知らなかったし。注文の際も、赤を頼んだつもりだったのにな・・・。

 とガッカリしていてもしょうがないので、とりあえず呑んでみました。

 そしたらこれが、全然期待してなかったからということを差し引いても、かなり美味かった。確かにソービニヨン・ブラン特有の青臭さはあるけれど、ルッコラサラダや山羊のチーズと合わせれば、むしろそれが長所に感じられる。しかもそのうち、柑橘類や濃厚な蜜が漂ってくる。うん、これなら十二分に楽しめる。ブルゴーニュの白にも負けないゾ。・・って、負け惜しみですけどね。

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2010年3月24日 (水)

期待を裏切らなかった、マルセル・ダイス。

 今回も、ジュネーブ辺りで見つけた1本です。

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 まさか15年も前のマルセル・ダイスが、店の中に転がっているとは・・・。この造り手はそもそも、2005年にアルザス旅行に出かける際に、minmin氏がぜひにと勧めてくれたもの。当時はそんなに有名な造り手とは知らず、でも試しに購入したゲブルツトラミネールのグラン・クリュは今でもお気に入りのワインで、大事に呑み続けています。

 というわけでこれを見つけた時は、迷わず手に取っていました。マルセル・ダイスにしては、異常に安かったし。今回は、もうすぐ日本に帰るYさん一家なぞを招いての、つくね鍋夕食会。ついでにチーズもコンテやら山羊やらいろいろ出ましたが、そのいずれにもよく合う。芳醇なのに、重くない。いい意味で、15年の時を感じさせない白でしたヨ。




 

 

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2010年3月21日 (日)

心に残った、3本の白。

 毎年お世話になるジュネーブのminmin宅では、本当に温かいもてなしをしていただき、いつもいつも分かれがたい思いを抱きつつ、パリへと帰ります。今回はいろんな、心に残ったワインをご馳走になったお話。

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 まずAile d'Argent(エール・ダルジャン、銀の翼)という、名前もラベルも美しいワイン。造り手は、ムートン・ロトシルドです。ここが白ワインを造っているとは、全然知りませんでした。葡萄は、ソーテルヌに使われるセミヨン主体とのこと。すでに17年経っているにもかかわらず、十分な酸味、張りが感じられる。セミヨン自体が、長熟型ということなのか。

 それからガラッと変わって、

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 ブルゴーニュのピュイイ・フュッセ。ギュファン・エナンGuffens-Heynenという造り手のワインは、1年前にお邪魔した折りにもご馳走になりました(こちら)。去年のマコン・ピエールクロも素晴らしかったけれど、こちらも実に楽しく味わえた。マコンのイメージが、変わりました。

 最後にもう1本、ピノ・ノワール100%のシャンパーニュ。あまりに美味しくて、食前にあっという間に飲み干してしまったけれど、前菜からメイン、デザートまで、ずっとこれでもいいかも。写真も、名前を控えるのも、忘れてしまいました・・・。


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2010年3月14日 (日)

湿度5%の世界。

 今年も中東バーレーンに来てます。例年のことながら、ものすごく乾燥している。ほぼ毎日、午後3時過ぎ35℃を超える暑い盛りには、「湿度5%」という超乾燥状態に突入します。

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 それがどれほどの乾燥具合かと言うと、近所のスーパーで買ったこの5リットル入りペットボトルを、2日で飲み干してしまうぐらい。朝と晩だけで。そして昼間は仕事先で、500mlボトルを毎日4本は空けてる。それ以外に紅茶を飲んだり、牛乳を飲んだり。それでようやく、水分が補給できてるという感じです。

 バーレーンは海に囲まれた小さな島国で、中東の他の砂漠地帯より、乾燥してないはずなんですけどね。

 ちなみにこの大ペットボトルとバナナひと房で、約200円でした。物価が安いのは、助かる・・・。

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2010年3月12日 (金)

今日のパリ。

1 Paris-live.comという、(ほぼ)リアルタイムでパリの景色を写し出してくれるサイトがあり、このブログの左側に貼り付けてみました。今日のパリがどんな空模様なのか、ひと目でわかる。パリにいないことの多い身としては、何となくありがたい仕掛けです。「今日は良く晴れてて、気持ちよさそうだな〜」とか想像したりね。近所の見慣れた風景なのも、うれしいかも。

 夜景もきっと、きれいだろうなあ。


 

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2010年3月11日 (木)

フランスの「北野武ファンクラブ」新聞。

 パリでは3月に入ってから、北野武が脚光を浴びています。新作「アキレスと亀」のプレミア上映や、カルチエ財団での個展、ポンピドーセンターでの回顧(?)上映など、イベントが目白押し。そして10日付の「リベラシオン」紙は、

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一面から何から、北野武一色の誌面になってました。なにしろ自分で、「リベラシオンは、北野武ファンクラブ新聞である」と、言ってるくらいですからね。この誌面に載った記事や、編集部を訪問した際のビデオなどが、公式サイトに出てます(こちら)。

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2010年3月 9日 (火)

豪速球ワイン。

 「マラソンのあとは、良質なたんぱく質を摂取する」のが、鉄則だそうです。それが結果的に、疲労回復を早めるとか。じゃあ肉だろうということで、前日に市場の肉屋で物色。見るからにおいしそうなアントルコット(リブロース)やらフォー・フィレ(サーロイン)が並んでたので、買い込んでおきました。普段、ステーキ系は滅多に食べない我が家にすれば、かなり珍しいことです。

P1090771 熱々のフライパンで、表面だけさっと焼き。その肉汁で焼いた生椎茸と、粉吹き芋、ルッコラサラダを付け合わせにしました。

 そしてワインは、

P1090769 ジュネーブのminmin師匠推薦の、マス・シャンパール2006年。フランス南部ラングドック・ルシヨン地方サン・シニアンの赤です。師匠はClos de la Simonette(クロ・ド・ラ・シモネッタ)という畑のを試飲しています(こちら)。僕のは畑違いのCausse du Bousquet(コース・デュ・ブスケ)、葡萄品種はシラー主体です。

 コルク栓を抜いた瞬間から、濃密なカカオとカフェの香りが立ち上ります。かなりの硬派。色も深い深いルビー。ラベルにある「アルコール分14,5%」という表示にも、一瞬たじろぎました。「これは体調が相当いい時に、味わうべきワインなのではないだろうか」。

 ところが口に含むと、一気にその世界に引き込まれてしまいます。タンニンはむしろまろやかなほどで、なおかつ重厚。料理を出すかなり前から開けておいたのですが、そんな心配は無用でした。余韻も圧倒的に長く、しかも喉を通過した時とまた違ったおいしさが立ち上がってくる。肉との相性はいうまでもなく、「体調がいい時」云々などおかまいなしにグラスを乾し続け、ステーキだけでは足りずにチーズまで引っ張り出して、二人で空けてしまいました。

 「豪速球ワイン」というには、もっと洗練されている。でもまともに向き合わないと、バットへし折られそう。いや、至福の時でした。

 


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2010年3月 8日 (月)

2年ぶりの、パリ・ハーフ。

 この週末、2年ぶりとなるパリ・ハーフマラソンに出場しました。感じたことを、3つほど。

1)やっぱり、走るのは楽しい。
 今回のタイムは、1時間53分36秒。完走22030人中9232位。VH2部門(50代男性の部)では1993人中806位。まさに「中庸」という言葉そのものの成績でしたね〜。でも自分としては、けっこう余力を持って走り切れたのがよかったかな。

 見るからに60代後半と思われる御婦人にピュ〜と追い抜かれたりする代わり、20代の若者たちを抜いてやったり。そういうところも、こういう長丁場のスポーツの楽しさなのでしょう。終盤はこのおばちゃんと、壮烈なデッドヒートでした(o^-^o)。

2)大会運営は、いかがなものか。
 ゴールゲートが見えてきて、さらにペースアップ!ところがフィニッシュラインは先に完走した人たちで大渋滞でした。僕の時はさほどでもなかったけど、もっと後に到着した人たちは、ゴールの数10mも手前で、足踏みさせられたみたい。

 ゴールしてからも延々と、ちょっと歩いては立ち止まって、の繰り返し。スシ詰め状態で、ストレッチもできず。チップの回収とメダル授与のためだったのですが、2年前はきわめてスムーズでした。フランス人たちは、「参加費返せ!」の大合唱。両側を金網で囲った狭い場所に2万人以上の参加者を誘導したら、当然大混雑するよね。ボランティアで運営を手伝ってる人たちが矢面に立たされて、かわいそうでした。

3)写真が、1枚もない!
 マラソン中、撮りたいものがたくさんあったのに、今回はカメラ持参せず。やっぱり、走りながら写真を撮るぐらいの余裕がなきゃいけないと、反省しました。1ヶ月後のフルマラソンには、ぜひ(でも僕のレベルからすると、この人の余裕とペースは、とてもマネできそうにないですが)。

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2010年3月 6日 (土)

猛吹雪!

 今年のスキー合宿後半は、かなりの悪天候に翻弄されました。3日目頃から、ふもとは雨、ゴンドラで上がって行くにつれて、みぞれ→横殴りの雪、というパターンの毎日。

P1090634 今回はご近所のKさんちといっしょで、そんな天気でも子供たちは喜んでいたし、

P1090666 ちょっと上まで行くと、もうほとんどゲレンデ貸し切り状態でした。あまりに人が少ないおかげで、僕も生まれて初めて、ヴァージンスノーというヤツを体験できました。

P1090670 しかしある日の午後3時過ぎには、ふもとの駐車場まで降りるゴンドラが、強風のためにとうとう運行停止に。ゲレンデも、かちかちのアイスバーンになってます。

P1090648 滑るどころではなくなったスキー客は、とりあえず1軒だけあるレストランに避難。それまで皆、どこにいたんだろうと驚くほど、店内はあっという間に超満員になってしまいました。

 とりあえずホットワインでも呑みつつ(ここのは珍しい白のホットワイン)、運行再開を待つしかない。ところが吹雪はむしろ激しくなるばかりで、そろそろ外は暗くなろうかと・・・。そんな状況を喜んでいるのは、思わぬ大入りにホクホクしているレストラン店主だけでした。

 そして午後5時を過ぎた頃、スキー場からのアナウンスが。「腕に自信のある人は、麓まで滑って降りて下さい」。つまりゴンドラの下のものすごい急勾配を、自力で降りろということなのです。それが無理な人だけは、20人ほどが乗れる大型雪上車で降ろしてあげようと。

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 それを聞いて、全部で数十人が吹雪の荒れ狂う外へと出て行きました。もはやゴンドラの再開はないと、判断したのでしょう。うちはといえば、大人も子供も、とても自力下山は無理。まだレストランには100人以上残っているし、1台だけの雪上車では、ピストン輸送でも数時間はかかる。長期戦を覚悟しました。

 しかし幸いなことに、午後6時過ぎに突然吹雪が止んで、ゴンドラ運行再開!よかった〜。でもかわいそうなのは自力で降りようとした人たちで、小さい子供連れなど何人もが、急坂の途中で立ち往生してるのが見えました。翌日聞いたら、もう一度上まで上がってゴンドラで降り直したり、子供だけインストラクターに背負ってもらったりと、大変な目に遭ったそうな。いやはや。




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2010年3月 4日 (木)

スイスで最高の、チーズフォンデュ屋(たぶん)。

 と、店のホームページでも謳われている(こちら)、評判のチーズフォンデュ屋に、minmin家に連れて行ってもらいました。

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 「カフェ・デュ・ソレイユ」(太陽茶屋)という店。「スイスで最高」ということは、つまり世界最高と言ってもいいのかも。店の紹介を読むと、約400年前の創業だそうです。当時は政治家が集まって、議論を戦わせた場所とあります。カフェといいながら今はレストランなのですが、平日の営業時間は何と朝7時から深夜0時まで。

P1090655 われわれ家族連れ10人は夜8時頃に行ったのですが、完全に満席でした。

P1090659 前菜をいただきながら待っていると、琺瑯(ほうろう)の鍋にぐつぐつ煮え立ったチーズが運ばれてきた。かなりコッテリしているのに、不思議といくらでもお腹に入って行く。食べるのに夢中になっていると、「かき混ぜて!」と店員さんから注意が。放置すると、固まってしまうのですね。

P1090660 ほとんど食べ尽くされた鍋は店の奥に運ばれ、底をガリガリとこそげ取ってくれる。それが、これ。焼きたてのチーズクラッカーみたいな感じで、これはこれで美味です。

P1090653 ワインは、スイスの白。シャスラという品種は、本来食用にする葡萄です。ところがこれが爽やかな酸味と甘味、白い花や柑橘系の香りで決して呑み飽きず、チーズフォンデュとも絶妙に合うのですヨ。特にこの銘柄はminmin氏も、「こんなにおいしいシャスラは、初めてです」と絶賛してました。残念ながら生産量が少ないのか、街中のワイン屋ではほとんど見かけないとのこと。

 一緒に並んでるのは、干し肉の盛り合わせ。砂肝のサラダも、お代わりするくらい美味しかったし、デザートのプリンやフォンダン・ショコラも大受け。ジュネーヴ再訪の折りには、また来たいものです。

 

 

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2010年3月 2日 (火)

50の手習い、ナノダ。

 今年も、ジュラシックスキーに行ってきました(場所などの説明は、こちらです)。

P1090619 去年初めて来た時も感動したけど、とにかく人が圧倒的に少ない上に、アルプスや眼下のジュネーブが一望できるという絶景を眺めながら、滑る(転がる?)ことができる。

P1090620 後半は残念ながら連日天気が悪かったんですが、初日2日目は超快晴。レマン湖名物の巨大噴水も、はっきり見えました。かなり、強風にあおられてる。すでに天気は、下り坂だったんですね(写真中央下。拡大できます)。

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 最初は娘に習わせようというのが主目的だったのが、今やすっかり親の方が夢中になってしまい。日本で買ってきたDVD付きの教本で、毎晩予習復習の日々・・・。

 でも年のせいか、進歩は超スローペース。

P1090640 自分ではパラレルで滑ってるつもりなのに、嫁に撮影してもらったビデオを見直すと、どこをどう押しても正真正銘のボーゲンだったり・・・。

 でも、去年は転びまくったTバーリフトに、今年はちゃんと乗れるようになったから、ま、いいか。何より、メチャクチャ楽しいしね。

 








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