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2010年1月10日 (日)

『坂の上の雲マラソン』に参加する。 ーその2ー

『坂の上の雲マラソン』の続きです。

 東大構内では三四郎池を見てみたかったのですが、藤田さんはさっさと先に行ってしまう。焦って自転車を追いかけ、鉄門を抜けると・・、

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 そこは無縁坂。この古色ソーゼンとしたレンガ塀の向こうは、旧岩崎弥太郎邸だそうです。坂本龍馬を、ライバル視してたおじさんですね。

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 道路を渡ると、すぐに不忍池が見えてきます。東大のすぐ隣にあるとは、自分の足で走ってみるまで実感できませんでした。子規は一時期、この池の反対側にあるいかがわしい界隈に、身を潜めていたんだそうです。そういうシモがかった話になると、ヒヒヒヒといっそううれしそうになる藤田さん。

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 池の端は、ほとんど中国の風情ですね。

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 そしてこの頃に子規が熱中していたのが、野球。まだ身体も元気だったので、上野の山にあるこの(日本初の?)野球場で、自分もプレイしていたそうな。キャッチャーだったそうです。

 春風や まりを投げたき 草の原

 九つの人九つの場をしめて ベースボールの始まらんとす


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 他にも東京音楽学校(現東京芸大)のコンサートホールとか、

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 日本最古の図書館(現こども図書館)とか、初めて見る明治初期の重要史跡が、上野の山にはごろごろしてました。

 と同時に、炊き出しに並ぶ人々の長蛇の列に出会って、超不況の現代に引き戻されたり・・・。

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 上野を下ると、根岸。子規終焉の地です。

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 そこから下谷、入谷と抜けて、浅草の商店街に突入。まだようやく、12kmほど走ったところ。

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 おお、これが日本最古の遊園地「花やしき」(の通用口)ですか・・・(その歴史などは、こちらを)。

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 ようやく中間地点の、浅草寺に到着(ここもよく見ると、中国風ですね)。ここで若者と日経記者は帰ってしまい、ついに参加者は僕ともう一人のおじさんだけになりました。

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 ちょうど羽子板市の真っ最中で、ごったがえす仲見世通り。コンビニおにぎり1個でエネルギー補給して、再出発したのでした。

(もう1回続きます。)

 







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