その時、クラクションがけたたましく鳴り響き・・・。
ある日の夕刻、仕事部屋にこもっていると、乗用車のクラクションが鳴り響いた。「プープー」ではなく、「プ〜〜〜〜〜〜〜・・・・」。優に、1分以上は鳴り続けている。映画だったら、運転手が射殺されて、ステアリングに覆いかぶさってるシーンを想像するところだ。でも今の乗用車では、それぐらいではクラクションは鳴らないはず。やったことないけど。
ベランダに出て下をのぞくと、衛生局の散水車が道を通せんぼしていて、怒った後続のクルマがクラクションを鳴らしているのだった。
あまりのうるささに、近隣住民がみんな窓から顔を出している。ヒチコックの、「裏窓」みたいに。
渋滞の反対側。関係ないけど、この界隈ではスマートが売れてることがよくわかります。
クラクションの主は、すぐ後ろのゴルフに乗っていたオバサマ。通行人が、「うるさいヨ」とたしなめたら、今度はドア開けっ放しで飛び出し、怒りの矛先をその通行人に向け始めた。右上の黒い服が、そのオバサマ。ひとしきり怒鳴って、やや落ち着いているところ。激しい国民性です。精神安定剤の消費量が世界一というのは、本当だろうか(やや古い、2002年の統計はこちら)。
そのうちとうとう、警官まで出動する騒ぎになった。渋滞のそもそもの原因は、緑色の散水車の前に不法駐車している青と黄色のバン。フランスではおなじみの、ダルティDartyという量販電器店の配達車だ。こんなところに停めるくらいだから、すぐに運転手が出てきそうなものなのに、いつまで経っても姿を現さない。大騒ぎになってしまって、出るに出られなくなってしまったのか。
やがて警官は違反切符を切って、さっさと帰ってしまった。そしたら散水車は、ちょっとバックしただけで、配達車の横を無事通り抜けてしまったのである(!)。最初に上から眺めた時も、あれがどうして通れないのか、ちょっと不思議なくらいにスペースが空いていた。最初からそうしていれば、こんな大騒ぎにならなかったのにねえ。
そしてそれから数分後、ダルティの運転手も現れ、さっさと走り去ったのでした。ちゃん、ちゃん。
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