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2009年5月13日 (水)

ロバート・ケネディの「おくりびと」。

 映画「おくりびと」に出演していた山崎努さんの書評で、この本のことを知った。

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RFK Funeral Train 「ロバート・F・ケネディの葬送列車」という写真集だ。

 今から41年前の1968年6月6日、ロバート・ケネディは民主党の大統領予備戦中、ロスで暗殺される。その2日後、彼の遺体を乗せた特別列車が、ニューヨークから葬儀の行われるワシントンまで運行された。100年前のリンカーンの葬送に、倣ったものだという。

 そしてこの列車に同乗したマグナムのカメラマンが、沿道で見送る人々を車窓から撮った。掲載された50点あまりは、すべてそういう写真である。

 家族、友人同士、クラスメイトたち、地域の人々などが、敬礼し、手を振り、国旗を振り、呆然とたたずみ、さまざまな送り方をしている。まぎれもないアメリカが写っているし、同時に普遍的な人間の姿でもある。

 むさぼるように見る本ではないけれど、時おり書棚から出して眺めてしまいます。

 

 

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コメント

ね、良い写真集だって言ったでしょ。
でも、記憶って曖昧ですね。
私は本だけじゃなくて映像を見たような気がしてた。

投稿: kunihiko akai | 2009年5月14日 (木) 11時32分

確かに。この流し撮りが、すごく映像的なんですよね。むっとする蒸し暑さまで、伝わってくるような感じで。

投稿: ムッシュ柴田 | 2009年5月14日 (木) 16時07分

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