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2009年4月21日 (火)

老後は、ドイツ・・・かも?

 ロマンチック街道では、どうも病院に縁があるらしい。

 四半世紀前は、歯医者だった。ロケバスを走らせていると、奥歯の詰め物がごろっと外れた。急いで、最寄りの町に向かって、歯医者に駆け込んだ。普通の小さな町医者だったけど、奥歯の虫食いをまたたくまに治療して、詰め物をきれいに被せ直してくれた。その手際のよさには、実に実に感銘を受けたものだ。

 そして、今回。数日前から花粉症で咳き込んでた嫁が、喘息の発作まで起こしてしまった。ローテンブルグの夜9時。こんな小さな町では病院は当然すでに閉まっているだろうと思いつつ、一応ホテルのフロントで聞いてみた。すると、「ああ、24時間開いてる総合病院が、すぐ近くにありますヨ」と、こともなげに言うではないか。

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 それが、ここ。行くとすぐに看護婦さんが出てきて、「医者を呼んできます。2分待ってね」と、対応してくれた。フランスで「2分待て」は、30分のことで、「少し待ってね」は、永久に来ないことを意味する。しかしドイツの2分は、本当に2分だった。

 ルノワールの絵に出てくるようなふくよかな女医さんは、外見とは裏腹にてきぱきと処置をしてくれ、発作はまもなく治まった。さらに「救急病院では処方箋は出せないの」と言いながら、再発した時のために特別に吸入スプレーまでくれたのだった。

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 翌朝、会計を待っていると、受付のサンタクロースみたいに恰幅のいいおじさんが、ウインクしながら娘を手招きしている。窓口に行ったら、復活祭のチョコレートをプレゼントしてくれた。娘は、大喜び。看護婦さんも医者も受付のオジサンも、みんな英語ができるから、意思の疎通も問題ない。

 どうせ病気になるなら、ドイツかも(治療費は、非常に高かったですが)。病院以外でも、とにかく人々の愛想がいい。ニッコリ笑って、「こんにちは」「ありがとう」と言ってくれる。パリに戻った翌朝、近所のパン屋やスーパーで正反対の対応をされて、毎度のことながらガックリ来てしまった。

 ドイツ(ハンブルグでしたっけ?)、パリと数年づつ暮らしている近所のU夫妻が、「老後は、断然ドイツ」と言ってる意味が、少しわかった気がします。

 


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コメント

ドイツ贔屓が増えることはよきかなよきかな。

私もドイツで詰め物をしてもらった虫歯がありまして、
米国駐在時にそれを治療する必要が出てきたときに、
米国の歯医者が手こずりました。

アマルガム(あの銀色の詰め物)がどえらく頑丈で硬かったらしい。
「どこで詰めたの」と聞かれてドイツと答えたら、「やっぱりそうか」と納得され、それでも「ドリルの歯が何本あっても足りゃしねぇ」といった風なことをゴニョゴニョと耳元で悪態をつかれました。
これはいいことか悪いことかわかりませんが、やっぱりドイツです。

ときに、その米国の歯医者はむくつけきひげ面大男でしたが、治療中に患者の耳元でハミングをするんです。
それもラブソング。
参りました。

投稿: 寮生Y | 2009年4月22日 (水) 01時58分

久しぶり。嫁がパリに戻ってから、かかりつけの病院に行って、ドイツでの処置を説明したら、「さすが」だって。やっぱりドイツの医療というのは、世界的に評価が高いのかな。

投稿: ムッシュ柴田 | 2009年4月22日 (水) 07時38分

その後かりんとうさんのご容態はいかがなのでしょうか?大丈夫???

投稿: しろみ | 2009年4月24日 (金) 10時18分

嫁のパソコンが調子悪そうなので、中近東よりお返事を。

旅行中はその後も咳き込んだりはしてましたが、アメホスで診てもらう頃にはほぼ収まってました。アメホスの先生いわく、「花粉症の時は、旅行なんか行っちゃダメ」。でもねえ・・・。

投稿: ムッシュ柴田 | 2009年4月26日 (日) 13時14分

しろみ様。
ご心配をありがとう〜。
初・ドイツ旅行で、少々興奮してしまったかも?!
こちらに戻ってからは、すっかり元気になりましたgood

投稿: かりんとう | 2009年4月26日 (日) 16時52分

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