レマン湖といえば、エヴィアン、かな？

　週末の１日、minmin家のあるヴェルソワから、レマン湖をグルリと南へ半周する形で、エヴィアンに日帰り旅行に連れて行ってもらった。

　あとでガイドブックを見たら、対岸のローザンヌから船で来れるルートもあるらしい。

　絵に描いたような、スイスの風景。お金も入れてないのに、「見える、見える」と望遠鏡で遊ぶ子らが、不憫である(涙)。

　こういうカジノもあったりして、昔ながらの保養地という佇まいである。先進首脳国会議が開かれたり、大きなゴルフトーナメントが開催されているが、まあ鄙(ひな)びている。(上2枚minminパパ撮影)

　ただこの週末はカーニヴァルで、旧市街は賑わっていた。このトラクターの荷台には、「ミス・フランス」の美女たちが満載だった。全員、女装したオジサンたちだったけど。

　子供たちも思い思いの扮装で、町を練り歩く。

　一方われわれは、せっかくエヴィアンに来たのだから湧き水を飲もうと、あちこち探し回る。

　ようやく探し当てたエヴィアンの工場は、先ほどのカジノと同じ設計者らしい、ベルエポック風の優雅な建物であった。ところが冬場は休みで、内部見学はできない(と、あとで見たガイドブックに書いてあった)。

　ただし水はこんなふうに、自由に飲むことができる。奥にいるスイス人のオジサンは、1,5リットルのペットボトルをたくさん持参していた。

　われわれも小さな瓶に入れて、持ち帰った。その場で飲んだ時には、かなり硬質な、ミネラル分ドッサリの印象でびっくりさせられた。ところが翌朝飲み直してみたら、ずいぶん柔らかくなっている。水の世界も、なかなか奥が深そうだ。