『しゃべれども しゃべれども』。
スイスでお世話になったminmin家の次男くんは、落語の才能を発展中である(大爆笑のヴェルソワ便りは、こちら)。
そのため滞在中は、落語の話で大いに盛り上がった。おかげで帰ってからも余韻冷めやらず、1年ほど前にDVDを購入して、途中で観るのをやめていた日本映画『しゃべれども しゃべれども』を観直した。
TOKIOの国分太一が、なかなか芽の出ない二つ目の落語家「今昔亭三つ葉」を。そして師匠の今昔亭小三文は、伊東四郎が演じている(!)。出演者もプロットも面白そうなのに途中でやめてしまったのは、大阪から転校してきた小学生の優くんの関西弁が、浮いてるように感じたから。
でも今回改めて観直したら、むしろこの子にすっかり魅せられてしまった。最初はまったく落語に興味がなかったのに、偶然TVで枝雀の「饅頭こわい」を聴いて、香里奈と「饅頭こわい」東西対決をするという設定。その噺っぷりが呆れるほど達者で、minmin家の次男くんを彷彿とさせるのですヨ。
映画の後半は、「火焔太鼓」が重要な役割を果たす。もちろんプロの噺家に比べればいろいろ難はあるけど、そんなことが気にならなくなるほど、国分太一の熱演は素晴らしい。東京の下町も、いい感じに描けてる。観終わってから、いろんな落語家の「火焔太鼓」を聴き直しました。うちの娘も、落語が好きになればいいのにな・・・。
| 固定リンク
« 遅ればせの、ひな飾り。 | トップページ | 偶然。 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- しっかりドカ食い!の中国GPブログその2です〜(2018.04.18)
- 中東バーレーンから上海へと、旅がらすでございます。(2018.04.12)
- まずはバーレーンGPブログその1です。(2018.04.07)
- TOYO Tokyo、行ってきましたよ。(2018.04.04)
- 『蕎ノ字』さん、今回も堪能させていただきました。(2018.04.01)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 素晴しい映画を2本、立て続けに堪能しました(^^)(2017.05.25)
- 『居酒屋ゆうれい』に、日本のデフレの深刻さを実感する・・。(2016.08.19)
- 追悼・巨泉さん(2016.07.20)
- 『エベレスト3D』。気力を充実させて、観て下さい。(2015.10.09)
- ピース又吉監督の『告白』、面白い!(2015.08.03)
「パリ暮らし」カテゴリの記事
- 親子3人パリ暮らし。(2017.03.30)
- 船便、届きました〜(^^)(2016.05.24)
- 引っ越し作業中に発掘したものーその3ー(2016.03.14)
- 引っ越し作業中に発掘したものーその2ー(2016.03.12)
- 引っ越し作業中に発掘した物ーその1ー(2016.03.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
お久しぶりです。
「しゃべれどもしゃべれども」、公開になったときに劇場で見ました。
国分太一くんはよかったですね~。着流しがなかなか似合ってました。
ところで、この原作本も面白いですよ。作者の佐藤多佳子さんは「一瞬の風になれ」という陸上の小説で本屋大賞を受賞しています。この小説も超オススメです!(まだ文庫になっていないのですが。)
投稿: みなみ | 2009年3月13日 (金) 15時00分
みなみさん、こんにちは。
実は原作本も、すぐに注文したんですよ。すでに実家には届いてるはずです。楽しみ。「一瞬の風になれ」も、レビューを読んで面白そうだと思いました。でもまずは、みなみさんも勧めていた「風が強く吹いている」を読もうかと。
「たんぱく質」、僕もつとめて摂るようにし始めました。(単純・・・)
投稿: ムッシュ柴田 | 2009年3月13日 (金) 15時23分