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2009年2月18日 (水)

『スラムドッグ・ミリオネア』に、酔う。

 パリでも大評判で、もうずいぶん前から上映が続いている話題作『スラムドッグ・ミリオネア』を観に行った。

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 場所はシャンゼリゼの、キャバレー・リドに隣接している映画館。他にもブラピの「ベンジャミン・バトンの数奇な生涯」とか、ディカプリオの最新作「レボリューショナリー・ロード」とかが並んでいる。左下の「RICKY」というのは、超能力を持った赤ん坊が産まれててんやわんや、というフランスの喜劇(らしい)。

 で、『スラムドッグ・ミリオネア』は、よくできた映画とは聞いていたけれど、実際に観ても、大満足だった。

 ムンバイのスラムに育ち、学校にも行っていない青年が、「クイズ・ミリオネア」に出演し、難問を次々に解いて行く。そしてとうとう最後の、賞金2000万ルピーの問題にまでたどり着く。ところがインドのみのもんたはそれを妬み、彼を警察に売ってしまう。警察に連行された青年は、不正を白状しろと拷問までかけられる。というのが、物語の発端。

 シバ神が右手に持っているものとか、100ドル紙幣に描かれた政治家は誰かとか。青年がなぜ、それらに答えられるのか。その理由を語る中に、生い立ちや彼女との出会いが描かれて行く。その構成はあざといけれど、力技の演出でねじ伏せられる。それぞれのエピソードも、何とも言えずせつない。そして大団円へ。主人公に感情移入するあまり、久しぶりに観ていてミゾオチが痛くなった。

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 日本でも4月に公開される由。オススメです。

 

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コメント

昨夜、初めて伺ったインド人の家庭で(当然ながら会話はほぼ全部英語!)この映画の話題になり、ようやく話に少しついていけました。このブログを読んでいたおかげですwink
ありがとうございました。

投稿: しろみ | 2009年2月22日 (日) 12時17分

思わぬところで、ブログが役に立ったりするものなんですね〜。よかったです。
インド人には、この映画のことをぜひいろいろ聞いてみたいものです。僕らが日本を題材にした映画を観る時に感じる誇張とか違和感を、きっと彼らも感じているだろうし。ムンバイでは、「スラムの描き方が極端過ぎる」と抗議行動もあったとか。
とはいえそういうことと映画の面白さとは、別物ですもんね。

投稿: ムッシュ柴田 | 2009年2月22日 (日) 13時46分

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