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2009年2月26日 (木)

『クーポール』、侮りがたし。

 数日前の誕生日の朝、老母がわざわざ電話してきて、「大きくなったねえ」と、お祝いの言葉(?)を贈ってくれた。僕も老境の折りには、これぐらいの枯れたユーモア感覚を持っていたいものだ。

 で、せっかくなので、久しぶりに外食に出かける。不況の折りでもあり、こじんまりと『クーポール』へ。

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 10年以上前にビルに建て替えられて、自慢のクーポール(円天井)は形だけのものになってしまった。

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 でも親しみやすい雰囲気は、昔のままだ。観光客がドッサリ訪れるカフェ・レストランながら、料理のレベルはけっこう高い。

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 前菜には、ベーコンと砂肝のサラダを注文した。カフェ定番のメニュー。ベーコンも砂肝も、新鮮な野菜も酢の優ったドレッシングも、満点の味。

 一方、母子はGilardeau(ジラルド)という牡蛎を、取り合っていた。

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 アンリオのシャンパーニュ。ありふれた銘柄ながら、重厚な感じで肉料理にも合う。

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 この店に来るとつい頼んでしまう、アンドゥイエット(腸詰めの一種)。

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 それから、シュークルート(フランス版ザウアークラウト。キャベツの酢漬けの蒸したのに、いろんな豚料理が載っている郷土料理)。気がついたら、牡蛎を除くと、豚尽くしだった。

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 この店は、実はカレーも美味しい。カレーの時だけは、なぜか色の濃いギャルソンが、民族衣装で給仕してくれる。インド人のつもり?事前に誕生日の食事だと言っておくと、ギャルソンたちが「ハッピーバースデイ」を歌いながら、暗くした店内をケーキを持って来てくれるサービスもある。

 楽しい店です。

 

 

 

 

 

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コメント

クーポール
素敵なレストランですね
なにやら楽しそうな雰囲気嬉しいです

ベーコンと砂肝のサラダ おいしそうです

投稿: ryuji_s1 | 2009年3月 2日 (月) 02時06分

こんにちは。
超有名で観光客もドッサリ来て、それでいて料理やサービスの質をちゃんと維持している、好感の持てる店です。パリにいらしたら、ぜひどうぞ。

投稿: ムッシュ柴田 | 2009年3月 2日 (月) 17時19分

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