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2009年2月

2009年2月28日 (土)

ジュラシック・スキー。

 ジュネーブ近郊に住むワインの師匠minmin家を頼って、スイスとの国境の町フェルネイに滞在した。そこからは雪をいただくジュラ山脈が、目の前に見える。8歳の娘に、遅ればせながらスキーを習得させるのが、今回の旅の主目的であった(それから親も)。

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 駐車場からゴンドラに乗って、標高1300mのゲレンデに到着。ちなみに映画「ジュラシック・パーク」のジュラシックとは、「ジュラ紀」という意味。恐竜全盛時代を指すのだが、ここジュラ山脈が語源となっている。

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 眼下にはレマン湖を望み、その向こうにはアルプスがド〜ンと広がっている。エヴィアンのロゴみたい。右側に見える、山頂に雲がかかっているのが、モンブランです(拡大できます)。

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 滞在中は幸い毎日快晴で、この日はダイヤモンドダスト(〜♪)がきらきら舞っていた。

 このスキー場はとにかく素朴で、人もごく少ないし、日本に比べれば何もかもが信じられないほど安い。たとえばレンタルスキー一式で、5日間で80ユーロ(約9500円)。娘の入ったスキー学校は、1日2時間で25ユーロ(約3000円)という具合。

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 娘の入ったのは超初心者クラスなので、他の子たちは4歳とか5歳。ウチの子だけが、異常に大きい。

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 それでも2日もしたら、ボーゲンでスイスイ滑るようになった。

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 ヨーロッパでは、お尻をちょんと乗せるだけのTバー式リフトがよくある。これも最初からちゃんとマスターして、二度ほどコケた父親は、面目丸つぶれであった・・・。

 

 

 

 


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2009年2月26日 (木)

『クーポール』、侮りがたし。

 数日前の誕生日の朝、老母がわざわざ電話してきて、「大きくなったねえ」と、お祝いの言葉(?)を贈ってくれた。僕も老境の折りには、これぐらいの枯れたユーモア感覚を持っていたいものだ。

 で、せっかくなので、久しぶりに外食に出かける。不況の折りでもあり、こじんまりと『クーポール』へ。

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 10年以上前にビルに建て替えられて、自慢のクーポール(円天井)は形だけのものになってしまった。

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 でも親しみやすい雰囲気は、昔のままだ。観光客がドッサリ訪れるカフェ・レストランながら、料理のレベルはけっこう高い。

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 前菜には、ベーコンと砂肝のサラダを注文した。カフェ定番のメニュー。ベーコンも砂肝も、新鮮な野菜も酢の優ったドレッシングも、満点の味。

 一方、母子はGilardeau(ジラルド)という牡蛎を、取り合っていた。

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 アンリオのシャンパーニュ。ありふれた銘柄ながら、重厚な感じで肉料理にも合う。

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 この店に来るとつい頼んでしまう、アンドゥイエット(腸詰めの一種)。

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 それから、シュークルート(フランス版ザウアークラウト。キャベツの酢漬けの蒸したのに、いろんな豚料理が載っている郷土料理)。気がついたら、牡蛎を除くと、豚尽くしだった。

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 この店は、実はカレーも美味しい。カレーの時だけは、なぜか色の濃いギャルソンが、民族衣装で給仕してくれる。インド人のつもり?事前に誕生日の食事だと言っておくと、ギャルソンたちが「ハッピーバースデイ」を歌いながら、暗くした店内をケーキを持って来てくれるサービスもある。

 楽しい店です。

 

 

 

 

 

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2009年2月24日 (火)

自家製カステラ、ですヨ。

 パリ郊外に住むK美さんが、久しぶりに遊びに来てくれた。しかも数々の手土産を携えて。

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 まずは、自家製のカステラ。「意外と簡単なんですよ」と、K美さんは謙遜していたが、手作りできることすら知らなかった。紙箱に流し込んだりするようで、話を聴くだけでもけっこう大変そう。プレゼンテーションも、こんなふうに素敵だった。

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 味はしっとりして、まさに日本のカステラ。表面がちょっとひび割れてるのは、手作りのご愛嬌だ。翌日には、さらに馴染んで美味しくなっていた。

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 それから、クッキー。大っきな目玉のたぬき(?)が、ぎっしり潜んでいる。

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 非常に完成度の高いお菓子でした。ごちそうさまでした。


 


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2009年2月22日 (日)

冬のサーカス。

 友人一家と、「冬のサーカス」に行って来た。

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 パリ11区にある、石造りの建物。さほど大きくはないが、通りがかるたびに「立派な建造物だなあ」と思ってはいた。幕間の説明によると、19世紀にナポレオン3世が、常設のサーカス小屋を造れと命令し、出来上がったものだという。こけら落としの際には、皇帝自ら臨席したそうな。場末のイメージとは、対極のものである。

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 内部は、こんな感じ。中央の円形舞台は、今の感覚からするとかなり小さめだった。檻が組まれているのは、最初の出し物が「猛獣使い」だったから。

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 やや太めの、ホワイトタイガー・・・。

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 続いて白馬が出てきて、「『美女と野獣』から着想した演目でござい〜」などと団長があおるものだから、期待して見始めた。ところがこの白馬、いっこうに美女の言うことを聞いてくれない。途中から男の調教師が助けに入って、ムチを振るったりするものの、馬は全然動かない。これぐらい収拾のつかない芸も珍しい。ある意味、手に汗握りました。

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 でも幸い、そのあとの空中ブランコとか、

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 洗面器を使ったジョングラーとかで、どんどん盛り上がっていった。

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 フルバンドの生演奏なのも、いかにも本場という感じ。

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 ピカソも好んで描いた、アルルカン。

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 フィナーレでは、団長が驚くような美声で朗々と歌い上げて、幕となった。そういうところひとつとっても、フランスのサーカスは曲芸というより、ショービジネスという感じ。ひとつひとつの芸は決して最高水準ではなくても、見終わった観客は十分に満足して家路につく。さすがにうまいなあと、思いました。

 






 



 


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2009年2月20日 (金)

ひな祭りは、男子禁制なわけで・・・。

 2月の冬休みに入った子供たちが近所のO家に招かれ、ちょっと早めのひな祭りを祝った。もちろん男子禁制で、平日も家にいることの多いワタクシも、その例外ではなかった。そのため今回は、(撮影:嫁、説明:婿)という形となっている。

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 ひな祭りといえば、ひなあられ。季節ごとの行事に乏しいフランスに住んでいると、こういう日本的な催しがいっそう心に沁みる。でも今年は、節分の豆まきをサボってしまったなあ・・。

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 なんと、華やかな食卓。オジサンはおこぼれで、ちらし寿司と肉ジャガをテイクアウトしていただきました。一人淋しく食べたにもかかわらず、たいへんおいしうございました。

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 女の子たちだけでなく、昔女の子だった人たちも、ずいぶん楽しんだようでした。これにくらべると端午の節句は、やっぱりやや殺風景だよね・・・。


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2009年2月18日 (水)

『スラムドッグ・ミリオネア』に、酔う。

 パリでも大評判で、もうずいぶん前から上映が続いている話題作『スラムドッグ・ミリオネア』を観に行った。

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 場所はシャンゼリゼの、キャバレー・リドに隣接している映画館。他にもブラピの「ベンジャミン・バトンの数奇な生涯」とか、ディカプリオの最新作「レボリューショナリー・ロード」とかが並んでいる。左下の「RICKY」というのは、超能力を持った赤ん坊が産まれててんやわんや、というフランスの喜劇(らしい)。

 で、『スラムドッグ・ミリオネア』は、よくできた映画とは聞いていたけれど、実際に観ても、大満足だった。

 ムンバイのスラムに育ち、学校にも行っていない青年が、「クイズ・ミリオネア」に出演し、難問を次々に解いて行く。そしてとうとう最後の、賞金2000万ルピーの問題にまでたどり着く。ところがインドのみのもんたはそれを妬み、彼を警察に売ってしまう。警察に連行された青年は、不正を白状しろと拷問までかけられる。というのが、物語の発端。

 シバ神が右手に持っているものとか、100ドル紙幣に描かれた政治家は誰かとか。青年がなぜ、それらに答えられるのか。その理由を語る中に、生い立ちや彼女との出会いが描かれて行く。その構成はあざといけれど、力技の演出でねじ伏せられる。それぞれのエピソードも、何とも言えずせつない。そして大団円へ。主人公に感情移入するあまり、久しぶりに観ていてミゾオチが痛くなった。

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 日本でも4月に公開される由。オススメです。

 

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2009年2月16日 (月)

ドーマ・ガサックの白。

 ヴァレンタインデーである14日から、娘は2週間の冬休みに突入。初日は終日、マッタリと過ごした。とはいえお約束でもあるので、メゾン・ド・ショコラでエクレアとガトー・ショコラを買ってきて、おやつ。夜は近所のコム・デ・ポワソンから、握り盛り合わせをテイクアウトして、3人で食べた。

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 ワインは、94年のドーマ・ガサックの白を開けた。もうピークを過ぎてるかと思いきや、まだまだ何の。半分ほど残して、コルクで軽く栓をして、翌日飲んだ時もびくともしない。20ヶ月熟成のコンテとの方が、相性ははるかによかった。この銘柄も、今はちょっと値段が上がってしまったのが残念だ。




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2009年2月14日 (土)

南ア・ワインの夕べ。

 南ア出張から帰ってきたOさんが、「向こうでワイン買ってきましたヨ」と誘ってくれた。

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 ホストが帰宅するのを待つ間、まずは持って行った南仏ラングドックの白をアペリチフ代わりに。7種類の品種をブレンドしたのが、no.7(ニュメロー・セット)という名前の由来だ。

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 O夫人が、いろんな生ハム巻きを出してくれた。左から、ブロッコリーの芯とモッツァレラチーズ、オリーヴをはさんで焼きバナナ、いちばん右はマンゴ。どれもおいしい。no.7によく合う。

 と、盛り上がっているうちに、O氏帰宅。

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 この4本を、ドンと並べてくれた。右の2本は、フランス語で書いてある。昔々、迫害されたフランスの新教徒たち(ユグノー)が南アに渡り、その子孫たちがワイン作りを始めたとのこと。

 白はシャルドネとピノ・ノワールをブレンドしたもの。シャンペン以外で、こういうのは知らなかった。かなりイケる。ブルゴーニュで、ピノ・ノワールの白は造ってないのかしら。

 南ア特産の、pinotageピノタージュという品種があることも、この夜初めて知った(ピノタージュの説明は、こちら)。左から2番目が、ピノタージュ100%、左端はカベルネ・ソーヴィニオンとのブレンド。赤いジャムと、スパイシー、スモーキーな風味が混ざっている。それほどタンニンは、強くない。デキャンタしてしばらく置くと、いい感じになってきた。

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 ヴァレンタイン用ハートのチーズ。若い山羊チーズに、赤い胡椒がまぶしてある。

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 メインのローストビーフ。パイ生地で覆ってから、オーヴンで包み焼きしたもの。絶妙の焼き加減で、ペロリ。このあとクレープ・シュゼットも出て、2枚も食べてしまったから、週末はせっせと走らないと。

 



 


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2009年2月12日 (木)

満月のカントナック・ブラウン。

 トイレの窓から、やけに明るい光が差してるなと思ったら、今宵は満月であった。

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 一脚で撮ったので、ややブレてます。それにしても満月の光というのは、明るい。肉眼では月面の模様がはっきり見えているのに、それを写そうとすると、エッフェル塔が真っ暗になってしまう。むずかしいものです。

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 久しぶりに、ボルドーを開けた。1989年のカントナック・ブラウン。3級格付けのマルゴーである。

 近年は評価が高くなったらしいが、僕が買った頃は所有者が転々としたこともあって、「5級にも値しない」などと酷評されていた。記録を見たら1994年に、1本130フラン(約2600円)で6本買っている。すぐに1本飲んだようだが、どんなだったかまったく記憶に残っていない。あまりいい印象は、持たなかったのだろう。

 今年でちょうど20年、経ったことになる。抜栓した途端、意外に若々しいベリーの熟した香りが広がる。それからカフェや、スパイシーな感じも。口に含むと、とにかくまろやか。肉厚な感じはないもののシルキーな口当たりで、するすると喉に流れていく。

 夕食は鶏の照焼きだったけど、赤ワインソースの方がよかったかな。それで早々に食事を済ませて、あとはひたすらワインとだけ向き合った。

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 コルクはさすがに、めくれ摩耗(笑)しやすい。細心に抜かないと、こうなります。

 もうピークはとうに過ぎたと思っていたのに、円熟味を存分に堪能できたのは、うれしい驚きだった。古いワインは、こういう意外さがうれしい。

 

 


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2009年2月10日 (火)

聖ヴァレンタインの薔薇。

世間はまもなく、ヴァレンタインである。フランスもチョコ屋の稼ぎ時だけど、花を贈る人も多い。女性からとも、決まっていない。

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 月に1回ほど花を習っている嫁は、今回こんなものを作ってきた。ひと目見るなり、娘も僕も、「おいしそ〜」という感想を漏らした。先生にも、同じような評をもらったそうな。

 横から近寄ると、こんな感じです。

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 ヴァレンタインの、ぎっしりの花束。

 


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2009年2月 8日 (日)

雪は、降る〜。

 今年のパリは、本当によく雪が降ります。

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 これでは、『三国志』に浸るしかない。曹操は悪いヤツだけど、あの人間臭さは好きだな〜。

 

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2009年2月 6日 (金)

『三国志』に、耽(ふけ)る。

 不景気ですね〜。今月は、ほとんど失業者状態ですcatface。こういう時には、晴走雨読しかない。さいわいここ数日は暖かいしほぼ無風で、ランニングには最高のコンディション。で、本は何を読もうかと思っていた矢先、近所のUさんからこんなものを差し入れしていただいた。

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 吉川英治の『三国志』全8巻。実は暮れに帰国した折り、ジョン・ウー監督の「レッドクリフ」(赤壁の戦い)part1を観て、すごく面白かったので、原作も読みたいなと思っていたところだった。

 嫁は昔、横山光輝のコミック版を読んだことがあるらしい。それでオペラ界隈のブックオフをのぞいてみたら、横山「三国志」は並んでいたものの、「赤壁の巻」だけが抜けている。みんな、考えることは同じなのですね。

 などという話を先日の夕食会で話していたら、金城武ファンのU夫人が即座に貸してくれたというわけである。本当に、ありがたい。

 超有名な古典ながら、今まで触れたこともなかった。でも読み出すと止まらない、恐ろしい本である。ページを開くと、とたんに頭の中に講談師が出てきて、扇子をバシバシ叩きながら丁々発止と語りまくる感じ。おそらく山田風太郎も、ずいぶん影響を受けたんじゃないだろうか。

 まだ4巻目に入ったところで、金城の演じた諸葛孔明も出てこない。でもここからいよいよ、赤壁の戦いだ〜。

(ちなみに「三国志」は歴史書で、僕が今読みふけっている吉川本の原典は、それを元にした説話から書かれた「三国志演義」というフィクションということです。詳しくは、こちら)

 

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2009年2月 4日 (水)

日本酒あいうえお。

 少し前の話ですが、近所のKさん宅で鳥鍋をご馳走になった時のこと。

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 いっしょに、浦霞(うらかすみ)という日本酒も出してくれました。しかも一升瓶で!この方面に無知な僕は初めてだったのですが、少しでも日本酒の好きな人なら誰でも飲んだことがあるというほど、有名なお酒らしい。

 きれが良くて、すっきりとした喉ごし。冷やでいただくのが、いちばん美味しいでしょう。

 その折り、同席したUさんが、「『日本酒あいうえお』の『う』は、浦霞ですよね」と言う。そういう「あいうえお」があることすら、僕は知らなかった。ネットで調べると、いっぱい出てきた(たとえば、こちら)。同好の士が、多いんだね〜。

 聞いたことのない日本酒や焼酎ばかり。「か」行の、「カリー春雨泡盛」って・・・?このハジケた感じの飲酒記、かなり行けてます。

 

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2009年2月 2日 (月)

『ピカソと巨匠たち』展へ、雪中行軍。

 朝起きたら、大雪だった。

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 1月上旬にも降ったけど、今度の方が積雪量ははるかに多い。10cmぐらいかな?これで大雪と言っては豪雪地帯の人たちに申し訳ないが、1ヶ月で二度も雪が積もるのは、最近のパリでは珍しいのです。

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 娘を学校まで送って行って、その足でシャンゼリゼへ。この辺りは、まだ雪かきもしてなくて一面真っ白だった。普通の靴で行ってしまったので、足がチベタイ〜(帰途、すぐにスノーブーツを買う)。

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 お目当ては、これ。グランパレで開催されている、『ピカソと巨匠たち』展。ピカソの数々の傑作と、その製作に影響を与えたと思われる巨匠たちの作品を、一堂に集めた展覧会だ。

 ピカソの「本歌取り」は有名だけど、これだけの規模でその軌跡を追った試みは、今回が初めて。だからすぐに大評判となり、3時間4時間待ちはざらになってしまった。ネットでも予約ができるのだが、すぐに満杯。そこで会期の最後の週末3日間は、美術館側はなんと24時間オープンで対応した。やるもんである。

 それなら予約できるかもと思ったのだが、甘かった。空いていたのは、最終日月曜の午前4時のみ・・。そうまでして行く気もなく半分あきらめていたら、その最終日は大雪という予報が流れた。

 それで朝9時前に、ダメ元で行ってみたノダ。

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 そしたら、こんな感じ。

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 並んでることは並んでるけど、1時間もガマンすれば入場できそう。実際、50分ほどで、中に入ることができた。

 そして展覧会は、期待を上回る素晴らしさだった。レンブラントやらゴヤやら、マネ、ゴッホ、セザンヌなどなど、ピカソが影響を受けたとされる作品もどっさりあるし、同時に14歳から90歳までの(!)ピカソの画業を跡付ける形にもなっている。

 レンブラントの晩年の傑作「水浴びする女」が、「小水する女」になってたのには、大笑い。この可笑しさは、2枚いっしょに見ないとわからないかも。

 それから、もうひとつ。最初の奥さんだったオルガをモデルにしたりして、1920年代のピカソは線描の肖像画を何点か描いている。しっとりして、すごく好きな絵なのだが、時期的に言っても藤田嗣治の影響を受けていなかったのだろうか。フジタとピカソの絵が並んでるところを、できれば観たかったな。

Olga2

Fujita






 

 

 

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