パカレのシャンボール・ミュジニィ。
近所のAミン宅で、夕食をご馳走になる。
グレープフルーツとアンディーヴ(西洋白菜)のサラダやら、スペインで買ってきた巨大な塊の生ハムやら、例によっていろいろご馳走を出していただく。メインは、鮭の切り身にシャンピニオンや人参を散らしてオーヴンで焼いた包み焼き。味噌マヨのソースとの組み合わせが、実に美味でした。
最初に出してくれたシャンペンも、なかなかだった。「ゲドーズ・フォルジェ」と読むのか。2002年のヴィンテージ・シャンパーニュ。初めて味わったのはもちろん、リュードLudesという地名すら初耳。何しろシャンペンの産地と言えば、ランスとエペルネイしか知らないぐらいで・・・。
恒例のワイン市で気に入って、買ったものとのこと。色合いがすごく濃いだけでなく、口に含んでも重厚。真っ当に作ってる感じが、伝わってくる。さすが、樽担ぎブランド(©minmin)。
うちからは、これを持参した。日本でもすごく人気のあるという、フィリップ・パカレのシャンボール・ミュジニィ2005年。ラ・ヴィーニャに行くと、シャブリからボジョレーまで、この造り手の品揃えがこの1年ほどで、急激に充実している。それでしばらく前に、どんなものかと何本か買っておいたのだった。
菫色がかった赤。透明度が高くないのは、ビオだから?フィルターを通してないから?1時間ほど置いておいても、なかなか開いてくれない。もうちょっと待った方がいいかなあと思いつつ、いつの間にか空いてしまう。
非常に、正統的なワインだと思いました。特にミネラルも突出していなくてバランスもいいし、メインの鮭にも生ハムにもチーズにも、よく合う。自己主張が強いような偏見を持っていたけど、まったくそんなことはなかった。これでもう少し、安ければね・・。
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コメント
毎度楽しく読ませていただいてます。(久々のコメント、ゆるしてね)
さて先日は、気軽な夕食のつもりが役者も揃って大宴会(?!)。楽しい宵でございました。
フィリップパカレって、有名なヒトだったんですね? 「猫に小判」「豚に真珠」と言わないで〜。。。 果実味たっぷりの上品でチャーミングンな味わい、ご相伴にあずかれて幸運でした。
投稿: みらくるりん | 2009年2月 1日 (日) 17時09分
いやいや、こちらこそ、すっかりご馳走になってしまいました。
夫婦二人だとなかなか量が飲めないし、何よりやっぱり、気心の知れた楽しい人たちとの飲み会は最高です。
またね〜。
投稿: ムッシュ柴田 | 2009年2月 1日 (日) 17時13分
出張から帰ってきました。
パカレ、いいですね~。私も久しぶりに飲んでみたくなりました。
彼は酸化防止剤を入れない代わりに(発酵の過程で生じる)炭酸を微量だけ残す方法をとっているので、発酵が終わって樽に入れた後は瓶詰めまで何もしないと思います。「何も」というのはフィルターもかけないし、”コラージュ”と呼ばれるワインの濁りを卵白を使って澱にして取り除くこともしないという意味で、そのために濁っているのだと思います。
この濁りが熟成によって澱になり透明感のある状態になったものを是非飲んでみたいと思いますが、酸化防止剤を入れないワインの保存は難しく(14度以下の状態にしないと異常発酵が生じる可能性あり)普通の人にはちょっと無理かもしれません。
長くなってしまい、すみませんでした。
投稿: minmin | 2009年2月 1日 (日) 22時39分
なるほど、なるほど。日本に持ち帰って味わう、なんてことはむずかしそうですね。うちも地下のカーヴは気温が高めなので、室内のセラーに入れておいてよかったです。もう5年もすれば、2005年ものも透明感が出るのでしょうか。そうしたら、ぜひいっしょに飲みましょう!
投稿: ムッシュ柴田 | 2009年2月 2日 (月) 01時42分