« 海の見える、レストラン。 | トップページ | 要塞島「フォール・ボワイヤール」とは? »

2008年11月11日 (火)

海の見える、レストラン。ーその2ー

 ソムリエにお勧めを訊いたら、このアンペリーダという地元ワインが出てきた。この辺りはコニャックとか、ピノー・デ・シャラントといういわゆる酒精強化ワインが有名だ。その分、高品質のワインには、あまりお目にかかれない。

 しかし数年前から、いろいろ意欲的な試みをしているそうで、たとえばさまざまな品種を育て、それを醸造したワインがようやく出来てきたんですよと、ソムリエさんが熱く語ってくれた。きっと地元の人なんだろう。このPNは、ピノノワール単一品種の2005年。明るいブルゴーニュという感じ。厚みや迫力は、ある。

P1050139

 嫁のメインは、maigreという白身の魚。辞書を見ても出ていないので、和名がわからない。何だろう。鯛のようだけど・・。最近はフレンチでも、皮付きで調理することが珍しくない。ウロコをちゃんと取ってあるので、そのまま食べられる。日本料理の影響ではないだろうか。豆類の付け合わせの彩りが、箱庭みたい。

P1050140

 こちらは僕の注文した鴨。コンフィ(油漬け)と、赤ワインソースで香ばしく焼いたのと2種類。右側は、イチジクとナッツを甘く煮てある。鴨に、実によく合う。

P1050141

 「子供用に何が出来ますか」と訊いたら、これを出してくれた。ステーキをさっと焼いたのと、ただのジャガイモのソテー。でも塩加減も焼き方も抜群で、盛り付けも楽しくやってくれてる。こういう子供向けの皿も手を抜かない店は、たいてい何でもおいしい。

P1050150

 デザートはネム(ベトナム春巻き)をモチーフにして、中にパイナップルとか南国のフルーツが詰まってる。メニューに書いてある、「緑茶入り日本の真珠」というのは、ハテどれだろう・・?

P1050154

 食後のコーヒーといっしょに出してくれた、デザートその2。最後まで端正な印象を持たせるために、ずいぶん努力を払ってると思う。食べ物屋さんを一生懸命やるのは、本当に大変だ。客は、気楽なものだけど。

Restaurants Gregory Coutanceau
Vieux Port 17000  La Rochelle Tél.  05 46 41 32 51 Fax. 05 46 41 90 80

http://www.coutanceauonline.com/index2.php

 

 


 


|

« 海の見える、レストラン。 | トップページ | 要塞島「フォール・ボワイヤール」とは? »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

ワイン」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 海の見える、レストラン。ーその2ー:

« 海の見える、レストラン。 | トップページ | 要塞島「フォール・ボワイヤール」とは? »