夜の上海は、中島みゆきに迎えられ・・。
上海国際空港に着いたのは、夜の9時過ぎだった。
そこから70km以上離れた上海郊外のホテルに向かおうと、タクシー乗り場に並んでいたら、ワンボックスタイプのタクシーがやって来た。運転手は中国ではまだ珍しい若い女性で、助手席に夫?、父親?、なんだかよくわからない中年男性が、無言で乗っている。
カーラジオからは、中島みゆきの「時代」中国語バージョンが流れていた。
〜まわる まわるよ 地球はまわる〜
でもこうして年中動いていると、回っているのは地球ではなくて、自分だと実感する。まるで地球に取りついてる、シラミみたいに。
車種はトヨタのハイエースを忠実にコピーしたことで、一時大きな問題になった、JIMBEI(ジンベイ)だった。真ん中に鎮座する魔法瓶は、おそらく中国茶が入っていると思われる。普通は大きな広口のガラス瓶に、お茶っ葉と水を入れたものを持っていることが多い。
道中、稲光かと思うような激しい光が、後ろから降ってくる。後続車からのパッシングだった。抜き去って行く時に、必ずパシパシやっていくのだ。一方われらがジンベイは、最初からライトはず〜っと上向きのままである。
1時間ほどして、ホテル着。料金は、260元(約4000円)だった。年々高くなってるような印象だ。
すごいのは、入り口だけです。上海には、なぜかこういう感じの建物が多い。
部屋の中。一見、豪華に見える。栓をしてるのかと思うくらいシャワールームの排水が悪かったり、毛足の長いじゅうたんから小さな虫が湧いてくることに我慢できれば、1泊6000円は安い。
それからこれは、着いてから3日後の光景だったけれど・・。
仕事から戻ってきたら、ロビーが宴会場と化していた。結婚披露宴を、ロビーでやっているのである。200人は、いたと思う。新郎新婦以外はみんな普段着だったけど、実に楽しそうだった。
なんか年々、笑顔に出会う機会が増えてきた気がする。ホテルのチェックインの時も、カウンターの小姐は、もはやパスポートを投げ返してきたりしないし。
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コメント
先日ジュネーヴの韓国メシ屋に入ったら、こちらは中島”美嘉”の「雪の華」韓国語バージョン?がかかってました。
こ~とし~さいしょの~ゆ~きのはっなを~♪
と、つい一緒に声裏返って歌っちゃいました。強引に日本語で、親子して・・・。
投稿: しろみ | 2008年10月22日 (水) 09時21分
上海滞在中の週末には、ちょうど浜崎あゆみ(確かあゆみは漢字で、歩美と書いてあったような・・)の1日だけ公演もやってました。一歩日本を出ると、そういうアジア内の交流が普通に行われてることを感じますね。
投稿: ムッシュ柴田 | 2008年10月22日 (水) 10時04分