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2008年9月26日 (金)

ワインもいいけど、リンゴのお酒もね。

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 ノルマンディは牛も多いが、豚もその辺をよく歩いている。これは一瞬、サイかと思った。飼ってる人に訊いたら、「ベトナム原産らしいけどね・・」と、自信なさそうだった。

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 そのサイ豚の散歩していたのが、ここ。カンブルメールCambremerという村にある、りんごの造り酒屋だ。(Calvados Pierre Huet)

 リンゴのお酒といえば、代表的なのがシードル。しゅわしゅわと黄金色の泡が心地よい、甘酸っぱいビール。クレープを食べる時には、必ず出て来る。そしてそれを蒸留して作るのが、カルヴァドス。りんごのブランデーである。

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 ぐらいしか知らなかったけど、他にもポモーという、酒精強化ワインなどもあるのですね。あとは、リンゴ酢とか。

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 シードルをこの大樽で、熟成する。上の図表でお兄さんが説明してくれたところでは、長く置くほどシードル内の糖度が減り、逆にアルコール分が増えて行く。甘口が3%、半辛口が4,5%、辛口が5,5%という具合。

 そして半年以上経って、アルコール分が7%以上になったものは、蒸留酒に回される。

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 これが蒸留装置。コニャック製造に使っていたのを、こちらに回してもらったという、相当の年代物だ。右端で火を焚いてアルコールを蒸発させ、真ん中でついでに他のシードルを温め、左端で冷やして液体を得るという、簡単明瞭な仕組み。

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 順番が前後しましたが、このグラスファイバー製の大きな容器にリンゴジュースを入れておくと、自然酵母でシードルになる。試飲の際はこうやって頭を突っ込んで、直接味わう(ウソです。もちろん)。

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 カルヴァドスには10年もの、30年もの、はては50年とか70年とかいうものまである。試飲させてもらったらおいしかったけど、でも家で飲まないのはわかってるしな〜と、シードルとリンゴジュースを3本ずつだけ買って帰った。

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 ノルマンディは、あくまでのどかなのだった・・。

 


 


 

 

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