ワインもいいけど、リンゴのお酒もね。
ノルマンディは牛も多いが、豚もその辺をよく歩いている。これは一瞬、サイかと思った。飼ってる人に訊いたら、「ベトナム原産らしいけどね・・」と、自信なさそうだった。
そのサイ豚の散歩していたのが、ここ。カンブルメールCambremerという村にある、りんごの造り酒屋だ。(Calvados Pierre Huet)
リンゴのお酒といえば、代表的なのがシードル。しゅわしゅわと黄金色の泡が心地よい、甘酸っぱいビール。クレープを食べる時には、必ず出て来る。そしてそれを蒸留して作るのが、カルヴァドス。りんごのブランデーである。
ぐらいしか知らなかったけど、他にもポモーという、酒精強化ワインなどもあるのですね。あとは、リンゴ酢とか。
シードルをこの大樽で、熟成する。上の図表でお兄さんが説明してくれたところでは、長く置くほどシードル内の糖度が減り、逆にアルコール分が増えて行く。甘口が3%、半辛口が4,5%、辛口が5,5%という具合。
そして半年以上経って、アルコール分が7%以上になったものは、蒸留酒に回される。
これが蒸留装置。コニャック製造に使っていたのを、こちらに回してもらったという、相当の年代物だ。右端で火を焚いてアルコールを蒸発させ、真ん中でついでに他のシードルを温め、左端で冷やして液体を得るという、簡単明瞭な仕組み。
順番が前後しましたが、このグラスファイバー製の大きな容器にリンゴジュースを入れておくと、自然酵母でシードルになる。試飲の際はこうやって頭を突っ込んで、直接味わう(ウソです。もちろん)。
カルヴァドスには10年もの、30年もの、はては50年とか70年とかいうものまである。試飲させてもらったらおいしかったけど、でも家で飲まないのはわかってるしな〜と、シードルとリンゴジュースを3本ずつだけ買って帰った。
ノルマンディは、あくまでのどかなのだった・・。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- しっかりドカ食い!の中国GPブログその2です〜(2018.04.18)
- 今年の上海は、異常に寒いっ!!(2018.04.14)
- 中東バーレーンから上海へと、旅がらすでございます。(2018.04.12)
- まずはバーレーンGPブログその1です。(2018.04.07)
- バルセロナは、大雪ですよ!(2018.02.28)
「ワイン」カテゴリの記事
- TOYO Tokyo、行ってきましたよ。(2018.04.04)
- 『蕎ノ字』さん、今回も堪能させていただきました。(2018.04.01)
- 明けまして、おめでとうございます!!(2018.01.01)
- ナパヴァレーのシャルドネ。Josh2016(2017.10.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント