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2008年9月

2008年9月30日 (火)

口福という名の、幸福。

 日曜夕方の、週末の行楽からパリに戻る渋滞を耐え忍び、13区のチャイナタウンにようやく到着する。こういう時はたいていベトナム料理屋に直行してフォーを食べるのだけれど、どうもクルマが止められそうにない。そこでチャイナタウン入り口にある、「口福」に目的地を変更した。ここなら路駐も、しごくスムーズだった。

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 アルファベット表示では、「ドン・カン」?でも僕たちは「幸福(こうふく)」とか、「くちふく」と呼んでいる。基本は中華ながら、ベトナム、タイなどごっちゃになっている。女主人は、ベトナム人らしい。(こちら)

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 でもたとえば、このイカを載せたパパイヤサラダなど、タイ料理もたいへん美味しい。辛みの利いたしゃきしゃきしたパパイヤはもちろん、イカが非常に新鮮で、かつ茹で加減が絶妙だ。「おいしい」とひらがなで描かれたお皿が、ご愛嬌。

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 フォー(ベトナム風米粉ラーメン)も、普通においしい。

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 今回は、これが大正解だった。イカと牛肉を炒めた鉄鍋お焦げご飯。ちょっとオツユがしょっぱいねえ、などと言いながら、いつの間にか完食していた。値段もひと皿5〜8ユーロ程度で、中華街界隈の外れだからか、この味では安い。まだ試してない料理がいっぱいあるので、ぜひまた行こうっと。


 


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2008年9月28日 (日)

林檎の礼拝堂。

 今回もリンゴのネタで、引っ張りますが・・。

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 サン・マルタン・ド・ミューSaint Martin De Mieuxという村にある、この小さな教会。正式にはサン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂Chapelle de Saint Vigor de Mieuxと言うのだけれど、実は日本と深い関わりがある。

 20年以上前、田窪恭治さんという日本人芸術家が、荒れ果てた状態だったこの礼拝堂に出会い、家族とこの地に住み着いて、10年以上かけて蘇らせたのである。(彼の業績や修復のいきさつは、こちらが詳しいです。)

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 内部は、こんな感じ。たわわに実った林檎の木が、そこかしこに描かれている。

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 屋根がこんなふうにカラフルなモザイクになっているのは・・、

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 色とりどりのガラスが嵌めてあって、一種のステンドグラスのように外光を通す、素敵な工夫だ。

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 礼拝堂の奥には修復の模様が写真で紹介されていて、当時の田窪一家の写真もあった。

 中を見終わって、外をブラブラ散策していたら、日本人らしき一行がタクシーでやってきた。気がつくと、嫁の姿が見えない。しばらくして戻ってきたと思ったら、「田窪さんの奥様だったヨ」という。「素敵な礼拝堂ですね」と話しかけたら、「ありがとうございます」と返されたので、もしやと思ったんだそうな。いろいろ話し込んだみたいで、日本語の世界だと、本当にフットワークの軽い人だ。

 何でも今度、パリのギメ美術館で大規模な展覧会を催すので、その下準備ということで、ここに来たとか。いっしょにいた人たちは、香川県の金刀比羅宮の関係者だったらしい。(こちら)

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 教会の入り口には村人らしきオジサンたちがいて、おそらくボランティアで管理してるのだろう。入場料を払おうとしたら、表示よりずいぶん安い料金しか受け取らない。「撮影禁止」と書いてるのも、「大丈夫だよ」とウインクしてくれた。大ざっぱというよりは、日本人によって復元された礼拝堂への、愛情が感じられたかな・・。

 


 


 


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2008年9月26日 (金)

ワインもいいけど、リンゴのお酒もね。

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 ノルマンディは牛も多いが、豚もその辺をよく歩いている。これは一瞬、サイかと思った。飼ってる人に訊いたら、「ベトナム原産らしいけどね・・」と、自信なさそうだった。

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 そのサイ豚の散歩していたのが、ここ。カンブルメールCambremerという村にある、りんごの造り酒屋だ。(Calvados Pierre Huet)

 リンゴのお酒といえば、代表的なのがシードル。しゅわしゅわと黄金色の泡が心地よい、甘酸っぱいビール。クレープを食べる時には、必ず出て来る。そしてそれを蒸留して作るのが、カルヴァドス。りんごのブランデーである。

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 ぐらいしか知らなかったけど、他にもポモーという、酒精強化ワインなどもあるのですね。あとは、リンゴ酢とか。

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 シードルをこの大樽で、熟成する。上の図表でお兄さんが説明してくれたところでは、長く置くほどシードル内の糖度が減り、逆にアルコール分が増えて行く。甘口が3%、半辛口が4,5%、辛口が5,5%という具合。

 そして半年以上経って、アルコール分が7%以上になったものは、蒸留酒に回される。

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 これが蒸留装置。コニャック製造に使っていたのを、こちらに回してもらったという、相当の年代物だ。右端で火を焚いてアルコールを蒸発させ、真ん中でついでに他のシードルを温め、左端で冷やして液体を得るという、簡単明瞭な仕組み。

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 順番が前後しましたが、このグラスファイバー製の大きな容器にリンゴジュースを入れておくと、自然酵母でシードルになる。試飲の際はこうやって頭を突っ込んで、直接味わう(ウソです。もちろん)。

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 カルヴァドスには10年もの、30年もの、はては50年とか70年とかいうものまである。試飲させてもらったらおいしかったけど、でも家で飲まないのはわかってるしな〜と、シードルとリンゴジュースを3本ずつだけ買って帰った。

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 ノルマンディは、あくまでのどかなのだった・・。

 


 


 

 

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2008年9月24日 (水)

リンゴの里の☆レストラン。

 前回紹介したブーヴロン・アン・オージュという村の広場に建っている、この一軒家。

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 「パヴェ・ドージュ」という、この地方を代表するチーズと同じ名前のレストランである。(チーズは、こんなです。こちら)

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 インテリアもどこまでも、ノルマンディ風なのだ。

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 選択肢の多い、ほんの少し高い方のコースメニューを選んだ。チーズを抜くと、5ユーロ安くなる(拡大可能です)。

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 前菜です。上が子牛の胸腺とセップ茸を炒め、ヘイゼルナッツのオイルで和えたサラダ。下はイカと牡蛎を炒めたのと、アーティチョーク、ルッコラのサラダ。やや塩味が強いものの、メリハリの利いたおいしさだった。

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 僕の注文したメインは、牛肉を普通にフライパンで焼いたのと、牡蛎と和えたタルタルステーキと2種類出て来るもの。牡蛎と生肉のタルタルは、アイデアは面白いものの、ちと生臭かった。ステーキは、シャロレ種だろうか、しっかりした噛みごたえが楽しめた。

 ワインは、ロワール地方シノンのヴィエイユ・ヴィーニュ(古木の葡萄から作ったワイン)。2004年ながら、しっとりとしたいい感じだった。

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 嫁のは鴨のロースト、ルーアン風ソース(何だろう?)、付け合わせに、蕪の酢のものが出て来るのが、珍しい。メインは、こちらの方が、正解だったカモ。

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 デザートも、僕の頼んだ3種類のショコラ尽くしよりも、この青リンゴのコンフィとシャーベットの方が、おいしかったかな。

 いずれにしても、旅先のレストランとして、雰囲気もゆっくりと落ち着けるし、値段と味のバランスもいいし、楽しい時間が過ごせました。

pavé d'Auge

Le bourg, Beuvron-en-Auge 14430, France

tel: 02 31 79 26 71

 

 

 

 


 


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2008年9月22日 (月)

ノルマンディの、おとぎの村。

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 この週末、近所のKさん一家と、ノルマンディ地方へと一泊旅行に出かけた。

 最初の目的地は、「フランスで最も美しい村」のひとつに数えられる、ブーヴロン・アン・オージュ(パリからの行程は、こちらです)。

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 こんなふうな木組みの色とりどりの民家が並んでいて、天気に恵まれたせいもあるけれど、とにかく美しい。

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 食料品屋さん。軒先で、雑貨も売っている。

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 クレープ屋です。

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 「床屋カフェ」という、変わった名前のカフェ。中をのぞいていたら女主人が出てきたので、由来を訊ねる。「父がやってた頃は、実際にカウンターの裏側に床屋の椅子が1脚あってね。客の髪を切ってたの。今はもう、名前だけだけど」と、ニコリともせずに説明してくれた。。

 ちなみにこの店は、10月1日で80周年を迎えるそうだ。

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 惜しむらくは、村の中心を自動車が自由に通行していること。そして駐車し放題なので、せっかくの美しい町並みを、ずらりと並んだクルマが邪魔してしまう。完全に歩行者天国にして、のんびり散策できるようになっていると最高なんだけどね。

 



 

 


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2008年9月19日 (金)

またまたまた、ヘレスを走る。

 今年はどうもヘレスに縁があるようで、何度も何度も出かけている。南スペイン・アンダルシア地方は、9月半ばでも日中は30℃を超える暑さだった。

 涼しいうちにと、8時過ぎに走りに行く。街中は閑散としているが、こんな看板というか、垂れ幕が通り中に下がっている。

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 ワイン祭りである。この辺りではもう、葡萄の収穫は終わっているのではないか。フランスは今年は天候不順で、ブルゴーニュなどは収穫が9月最終週までずれ込んでしまった。おかげで、ものすごく楽しみにしていたレジスおじさんの手伝いに、行けなくなってしまった・・・(涙)。

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 広場に出たら、仮設テントがいっぱい。この中できっと、シェリーの試飲やらをするのだろう。ティオペペと描かれた古いトラックも、用意されていた。

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 旧市街をグルグル走っていたら、こんな像に出くわした。確か、ゴンザレスなんとかと書いてあった。ティオペペの創始者?シェリー界のドン・ペリニオンみたいな人か。

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 シェリー会社がひしめく界隈の路地は、白壁が両側に迫る。

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 この辺りは、シェリーの匂いが立ちこめて、走っているだけでいい気持ちになってしまう。

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 だからというわけではないけれど、その晩は行きつけのタパス屋で、いつも以上にワインを呑んでしまったのだった。

 


 


 

 

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2008年9月17日 (水)

ユーロは、ちょっと下がったけど・・。

 一時は1ユーロ170円に届こうかという勢いだったのが、ここ1週間ほどは1ユーロ150円くらいまで下がってくれて、ホッと一息ついてます。

 イタリアから戻った翌々日、今度はスペインへ。何だかバタバタと、あわただしい。オルリー空港に着いて、チェックインを済ませ、さてコーヒーでも飲むかとカフェテリアに向かう。

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 カフェオレを注文したら、「3,5ユーロです」と言われた。約530円。小さな紙コップに入ったコーヒーを見て思わず、「これで3,5ユーロ?」と声に出してしまう。

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 普通だと相手も、「それが、どうした」ってな感じで返してきて、ギスギスした雰囲気になるものだけれど、カウンターにいた黒人のお兄ちゃんは違った。

 真っ白な歯を見せて笑いながら、「そうなんだよ。でも、このご時世だろ。銀行もどんどん潰れるし、これからもっと大変になるヨ。せいぜいジックリ、味わうんだね」と返してきた。これには僕も、思わずフキ出してしまう。とたんに500円のコーヒーが、少しも高く感じられなくなった。客と店の人間がこういう会話を交せる余裕が、フランスのいいところだと思う。

 それから数時間後。南スペインのアンダルシアに着いて、赤茶けた平原をレンタカーで走る。途中でお腹が空いたので、ドライブインで休憩。言葉が通じないので、「これとこれと、あれ」みたいにカウンターに並んでる小皿を指差したら、こんなに出てきた。

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 でもこれで、9,5ユーロ。日本円に直して1400円と言うと高く感じるけど、他のヨーロッパの国だったら、10ユーロ足らずではロクなものが食べられない。やっぱりスペインは、暮らしやすそうだ。


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2008年9月15日 (月)

「フェラーリ物産展」。

 この週末は、イタリアに出張でした。

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 到着するとちょうど、フェラーリのモーターホーム内で、北イタリアの特産品の試飲試食をやっていた。仕事そっちのけで、駆けつける。これはイタリアの付け根、ピエモンテ州のワイン。

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 造り手の、「イタリアの文ちゃん」こと、アンドレア(本物の文ちゃんは、この中にいます)。おそらくもう10年ぐらい、毎年この時期に会ってワインを呑ませてもらっているのだけれど、不思議なことに当時から、全然老けない人なのだ。

 彼の家では、アグリ・ツーリズモ(エコ風民宿とでもいうのか)もやっていて、泊まってみるのも面白いかも。(こちら)

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 一方こちらはモデナ特産のバルサミコ酢。ところがこれが超高級品で・・・、

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 たとえば試飲しているこれは、25年樽熟成したものとかで、ハーフボトルぐらいの小瓶が120ユーロ(約1万8000円)。とても手が出ないので、イジキタナク何度も試飲だけさせてもらった。濃厚な甘味と酸味で、パルメザンチーズに垂らして食すと絶品である。

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 いろんな種類のハムが山盛りになってるのを皿に取って、完全に夕飯代わり状態。

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 ハムを一生懸命切り分けてくれてたのは、フェラーリシェフのヴィンチェンゾ。シーズンオフは、六本木のイタ飯屋「ラ・ピーニャ」のシェフでもある(こちら)。そして隣にいるのが、今年彼と結婚したばかりの、ヨシコさん。ヴィンチェンゾの郷里ラヴェンナで、新婚生活を送っているそうな。彼のようなおとなしい男には、年下でも姉さん女房風のヨシコさんのような女性が、うまい具合に組み合わさる。よかったね、ヴィンチェンゾ。

 

 

 

 

 

 

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2008年9月13日 (土)

「フィルムって、なあ〜に?」

 戸棚の奥をゴソゴソやっていたら、こんなものを発掘した。

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 かつて一世を風靡した(?)、インスタントカメラ。ポラロイドという名前の方が馴染みがあるけれど、そちらはポラロイド社の商品名で、厳密には一般名詞ではない。こちらは富士フィルムが発売した、「チェキ」というカメラだ。

 さっきウィキペディアを見てみたら、哀れポラロイドは消滅してしまっている(こちら)。消費者がデジタルカメラに急激に移行したことに、うまく対応できなかったんだそうだ。一方、チェキの方は、いろいろ関連商品を出したりして、まだ頑張ってるみたい(こちら)。

 僕が5年前に購入した時も、ポラロイドに比べてずいぶん小ぶりで、操作性もいいのが気に入ったのだった。でもそのうち、すっかりデジカメばかり使うようになってしまい、戸棚の奥にしまわれたきりになった次第。

 取り出してスイッチを入れてみたが、当然電池は切れている。ところが用意の悪い僕には珍しく、カメラケースに予備の電池が入っていた。入れ替えると、ウィィーンとレンズが前方に動いて、スタンバイOKになった。

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 生まれた時からデジカメ世代の娘は、この機械に興味津々。「『2』って、あるのは何?」「あと2枚撮れるってこと」「どうして、2枚しか撮れないの?」。そう、言われてもねえ・・。

 他にも「後ろにモニターが付いてないヨ」とかいろいろ言っていたが、とにかくお気に入りのものを撮り始めた。シャッターを押した直後に、派手な音とともに小さなフィルムが下から出て来ることに、ちょっとビックリ。5年ぶりに目の当たりにした当方も、なんだか新鮮だ。

 「さあ、しばらくしたら、ここに絵が出て来るからね」。

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 ・・・ところが5分経っても10分経っても、フィルムは真っ白なまま。カメラに入れっ放しにして5年も放置してたから、さすがに感光してしてしまったみたい。

 「感光」なんて言葉も、もう死語なんでしょうね・・。

 

 


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2008年9月11日 (木)

久しぶりの、チュイルリー公園。

 

 留守中にはシトシトと冷たい雨の降り続く毎日だったらしいけど、僕の帰ってきた日は素晴らしい秋晴れが広がっていた。

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 何はともあれという感じで、走りに出かける。風はちょっと冷たくて、気持ちいい。

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 ところがセーヌ川岸に降りて、船上生活者の船が並んでるあたりを通過するあたりから、どうしようもなく身体が重くなってきた。

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 ようやく、チュイルリー公園に入る。並木道の彼方のルーブル宮殿がはるか遠くに感じられて、もうダメだ〜と歩いてしまう。まだ自宅を出てから、4kmも走ってなかったのに。5日ぶりで、すっかりなまってしまったのだろうか。

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 でもこういう時は無理せず、のんびり歩きながら写真を撮ることにする。

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 周りを眺めると、馴染みの都鳥が一羽だけいた。他の子たちは、どうしたのやら。

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 これは重いコンダラ(巨人の星ですね)を押してるのではなく、セグウェイという電動立ち乗り二輪車です。発表当時は「革命的な乗り物」とか持てはやされたものの、まったく売れなかったシロモノ。100万円近い値段もさることながら、人が小走りに走る程度の遅さだし、かさばるし、何より楽しくない。僕も乗ったことがあるけど、あまり魅力的な乗り物とは思えなかった。それで今はこうして、公園内で細々とレンタルされている(セグウェイについては、こちらです)。

 

 

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2008年9月 9日 (火)

仕事中の、昼ご飯。

 アンタはいつも仕事中に、こんなものを食ってるのかと思われると、ジクジたるものがあるのですが・・。あくまで、特別な時だけです。ほんとに。この週末の夕食なんて、4日続けてサンドイッチだったし。

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 これは先週ベルギーに行った際、日本の某自動車メーカーT社に喚ばれた昼食です。まずは前菜の、スモークサーモンのタルタルステーキ。

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 続いて、豚のロースト。マデイラソース仕立て。シェフはオーストリア人ですが、盛りつけも味も、繊細に仕上がってる。ワインは銘柄まで見えなかったけど、ポイヤックの2000年。タンニンもすでに柔らかくこなれていて、昼にグラスでいただくには十分おいしかった。

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 一方こちらは、H社の昼食。同じタルタルステーキながら、まぐろです。

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 そしてこれは、天ざるを洋風にアレンジしたもの。こちらのシェフは日本人で、以前はロンドンの「Nobu」で働いていた。非常に独創性に優れた人で、和食でも洋食でも何でもござれです。

 ふたつのメーカーは本職でもしのぎを削っていて、今年はT社がだいぶ先を行ってる。でも食事に関しては、気合いの入れ方は同じくらいかな・・。

 

 




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2008年9月 5日 (金)

欧州版プチ・ナビ、ですヨ。

 パリ在住のMカメラマンから、「すごくいいよォ〜」と強く勧められて、購入したのが、これ。

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 文字通り、手の平サイズの物体。オランダのメーカーが作った、TOM−TOM(タムタム)という簡易ナビです。

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 開けると、こういう機械が入っている。スクリーンは、かなり小さい。値段も199ユーロだから、日本円にすると3万円ちょっと。日本のナビが20ン万円するのに比べると、相当に安い。

 でも簡易ナビとはいえ、中味は非常に充実している。僕の買ったバージョンは、ヨーロッパ22カ国の地図がすべて入り、音声ガイドもそれぞれの国語の男声女声に切り替えられる。なによりタッチパネルの操作が直感的で、ほとんど取説なんて要らないぐらいなのが、ありがたい。行き先入力も、しごく簡単だ。

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 クルマにはこうやって、フロントガラスの内側に付属の吸盤で取り付ける。見やすいように、自由に角度も変えられる。電源はシガーライターから取るので、コードが武骨に見えてしまうけど、それはしょうがない。内蔵電池で2時間は使えるので、歩きながらの場所探しにも便利。

 写真だとずいぶん向こうにあるように見えるけど、地図は十分クリアに見えます。

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 画面は、こんな感じ。下のバーに出ている情報は左から、「375m先を右に曲がる」。次の数字は、上が「目的地まで、あと55,3km」。下が、いかにもヨーロッパらしいのだけど、制限速度と実際の車速表示。制限速度を10km近く超えると、赤地に変わって警告するようになってる。ドイツのアウトバーンを走ってる時は、ちゃんと制限速度表示がなくなってた。芸が細かい!

 GPSを利用しての車速なので、クルマのメーターよりもかなり正確なはず。僕はスピードメーターより、もっぱらこちらばかり見ていたくらい。そして右端が現在時刻と、その下が到着予想時刻。早起きでショ。今回は片道60kmの道を、毎日通っております。

 昨日はパリからベルギー経由でドイツのアーヘンという町まで行ったのだけど、ホテルの住所をセットすると、実にスムーズに連れて行ってくれた。速度検知レーダーに近づくと、警告音が出る機能もついてる。

 唯一の、そして最大の欠点は、トンネル内ではGPSが探知できず、モノクロになって凍ってしまうこと(2枚目の写真が、それです)。まあ日本みたいにトンネルだらけではないので、そんなに不便ではないかも。でもトンネル内で分岐があると、完全にお手上げである。

 とはいえ僕のような重症の地理オンチには、実に助かる。もう出発に際して重い地図を持って行ったり、目的地の場所をプリントアウトする必要もない。簡単に持ち運べるから、飛行機や鉄道の旅先でレンタカーを借りて、そこで取り付けるなんてこともできるしね。

 

 



 

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2008年9月 3日 (水)

パリで、F1。

 日曜日の昼下がり。ウチでのんびりしていたら、外から「フアン、フア〜ン」と、甲高いエキゾーストノート(排気音ですね)が聴こえてきた。数日前の新聞で、パリ市内をF1マシンがデモ走行するという記事は一応読んでたのだけれど、朝のうちに散歩がてら下見に行ったら、お巡りさんから「そんなの、やらないヨ」と言われて、あきらめていたのだ。

 すぐに近所のトロカデロ広場まで、小走りに向かう(一家3人で)。でも音が聴こえてから行っても、そこにいるはずはなく・・、

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 広場にいた機動隊員に訊いたら、「それは、下だよ」と、言われる。川向こうのエッフェル塔辺りを疾走した爆音が、うちのアパートの方まではるばる聴こえてきたのだった。まあ、わざわざここでF1が走るのを見なくてもいいのだけれど、パリGPというのはちょっと面白そうだ。

 確かに環境にはあまりよろしくないし、パリはまるごと世界遺産で、石畳の道も多い。この日も「緑の党」の市議会議員たちが、「時代錯誤もはなはだしい」と怒ってた。でもそんなに目くじら立てなくても、ねえ。

 ところでGoogleの新しいサービスで、「ストリートビュー」というのを、知ってますか。世界中の都市の風景を、まるで街角に立ってるように見ることができる。ぐるぐる回したりも可能だし。

 東京や大阪に比べると、パリで見られる地域はまだほんのちょびっとだけど(こちら)、なかなか面白いですヨ。

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