« 故郷へ。 | トップページ | 皇居な人々。 »

2008年8月15日 (金)

「蕎ノ字」さん、再訪、三訪。

 2度目の帰省は、新幹線と在来線を乗り継いだ。途中、藤枝駅で途中下車して、「曽根酒店」にお邪魔する。曽根さんの「へべれけ本舗」という愉快なブログを覗いたことがきっかけになって、やり取りが始まり、こうしてお目にかかることになった。不思議な縁である。

P1030518

 曽根さんは父上からワインの情熱を受け継ぎ、大学で醸造学を修めた人である。このお店は地下にお父さんの掘ったセラーがあり、14℃のコンディションでワインたちが眠っている。日本に戻るたびに立ち寄る渋谷の「ヴィノス山崎」も、実は静岡市に本店があるし、この県にはワインに魅せられた人が多いのだろうか。

 曽根さんと話していたら、「『蕎ノ字』さんにも、卸してますヨ」と、馴染みの名前が出てきた。

P1030399

 実家のすぐ近所、「バラの丘公園」にある蕎麦屋だ。去年の暮れに初めて行って(こちら)、すっかり気に入ってしまった。

 今回も1回目は、子供たち総勢10人以上を引き連れて行く。「小さいお子さんも、大歓迎ですよ」と女将さんは言ってくれたが、さぞ賑やかだったことと思う。ゴメンナサイ。「小さいうちから、本当の出汁や、新鮮な食材の味を知ってほしい」という言葉に、甘えさせていただきました。

P1030394

P1030397

 鱚(きす)や活き車海老、獅子唐、茄子など、それは新鮮な食材を揚げてくれる。かなり細めの手打ち蕎麦は、喉ごしが本当に心地よい。ぶつぶつ切れてしまうという十割蕎麦への偏見をあっさり打ち砕く、腰の強さ。

 後日、高校の同級生を誘って三度訪れた際、曽根さんちから卸した国産ワインをグラスでいただいた。

P1030523

P1030525

 白は、グレース甲州の2006年。赤はグレース茅ヶ岳(かやがたけ)の2005年。これが僕にとっての、ベリーA初体験となる。まろやかだけど、スパイシーで、優しいカベルネみたいだねえと言いながらラベルを見たら、カベルネも入ってた(笑)。天ぷらにも合うし、自己主張は強くないけど、静かな印象を残す。好きなワインです。

「蕎ノ字」さんのサイトは、こちらです。

 


 



|

« 故郷へ。 | トップページ | 皇居な人々。 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

ワイン」カテゴリの記事

一時帰国中」カテゴリの記事

コメント

この間のGPRAの時に、私はすっかりムッシュ柴田さんにワインをお渡しするを忘れてしまって、残念ながら持ち帰って私の胃袋に納まることとなりました。
グレースワインではなかったんですが、このワインも私のおすすめだったので、味わっていただけて嬉しいです。
もともと、山梨のマラソン大会でワインのブースがあって、そこで試飲したのが最初でした。
赤はマスカット・ベリーA、白はグリド甲州がお気に入りです。機会があったらぜひ飲んでみてくださいね。(赤はボジョレみたいに軽いです♪)

投稿: みなみ | 2008年8月15日 (金) 09時29分

そうだったんですか〜。激しく、残念。日本のワインも、なかなか楽しそうですね。

投稿: ムッシュ柴田 | 2008年8月15日 (金) 15時45分

お忙しいなかお立ち寄りいただきありがとうございました。
勝沼で行われる勝沼マラソンでは、スタート、ゴール地点の勝沼中学校に、町内のワイナリーがブースを出し、さながらワイン祭りのようでもあります。ちなみに「ふるまいワイン」もあり、マラソン好き、ワイン好きにはたまりません!
ま、有名なメドックマラソンにはかないませんがね・・・

投稿: Sonny Katz | 2008年8月19日 (火) 09時28分

勝沼マラソン、楽しそうですね〜。ブルゴーニュでも10月に、ワイナリーをめぐるマラソンがあって、いつか参加しようと思ってます。春や秋に日本にいれば、いろんな行事に参加できるんでしょうけどね。

今度はぜひ、一緒に飲みましょう!

投稿: ムッシュ柴田 | 2008年8月19日 (火) 18時27分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「蕎ノ字」さん、再訪、三訪。:

« 故郷へ。 | トップページ | 皇居な人々。 »